ベトナム旅行のお土産といえば、伝統的な刺繍や陶磁器などが定番でしたが、昨今は特産品の食品をお土産に買っていく日本人旅行者も多くなりました。もともとお土産という文化は日本や東アジア独自のもので、欧米人にはあまりお土産をたくさん買う概念はありませんでした。しかし、ここ数年で欧米の間でベトナムの特産品の食品が非常にヘルシーで健康的という情報が出回り、お土産に買っていく人が急増中。そして、その余波は日本人にも及んでいます。
ベトナムの特産品が近年外国で注目
ベトナムの特産品の多くは、地方郊外の大自然が残る田舎山岳高原地帯で作られています。北部であればサパ、中部中南部であればダクラック省やダラット。南部であればメコンデルタといった具合です。一昔前までは、これらの特産品は現地の知る人ぞ知るものであり、少なくとも外国人旅行者は手に入れることができませんでした。
しかし、ここ数年で特産品を外国人旅行者向けに製品化する企業が増えてきました。チョコレートのマルゥやフェバ、生はちみつのユーゴックなどはその代表的ブランドです。マルゥやユーゴックは諸外国にも積極的に輸出していて、栄養満点の健康食品として販売もしています。そのため、じわじわと旅行者にもベトナムの特産が知られてくるようになったのです。
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ベトナムの特産品の最大の魅力とは
ベトナムの特産品の特徴は、「100%自然食品」というもの。裏を返せば加工技術がまだ発展していないとも言うことができるのですが、ほとんど精製していない100%搾りたての食品は、栄養が破壊されることなくヘルシー食品として食べることができます。お土産でありながら健康食品としても使えるので、誰に贈っても喜んでくれるはずです。
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ベトナムの特産品は日本企業も注目!
近年は日本の食品メーカーや化粧品メーカーも相次いでベトナムの特産品を模索中。食品ではアセロラ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、蜂蜜、コショウ、コーヒー豆、カカオなどが特産品。また、パームシュガーやココナッツオイルといった熱帯気候限定の特産品も、日本では健康食品として続々と登場しています。あまり知られていないですが、現在多くの企業がベトナムから原料を仕入れているのです。
お土産として買うときはこの表記に注目!
お土産としてこれら特産品の原料由来の商品を買う場合は以下の点に注目して選んでみましょう。
1.エキストラバージン(extra virgin)
普通はオリーブオイルで使いますが、ココナッツオイルでもこのような表現がされます。定義はあいまいですが、無添加、無精製という意味。つまり天然100%のしぼりたてです。ただし調理用に使う場合はエキストラバージンの必要はありません。
2.オーガニック(organic)
いわゆる無農薬の有機栽培で育った植物や果実由来の商品を指します。ただし、日本とベトナムではオーガニックの認証基準が異なるため、「オーガニック=安心」ではないため、あまり意味はなさないかもしれません。
3.非加熱(unheated)
ココナッツオイルや蜂蜜にある表記。蜂蜜に含まれる酵素やビタミンは、熱にさらされると破壊されてしまう特性を持っています。スーパーで売っている蜂蜜は加熱処理されていることから、「蜂蜜の味がする砂糖」とも揶揄されているほど。非加熱であれば、これらの栄養をしっかりと摂取できるので、健康にも気を遣う人は、こちらを選ぶといいでしょう。
4.ナチュラル(natural)
ベトナム語で「nguyen chat」と記載されていたら、ナチュラルという意味。つまり自然植物由来の商品であると推測することができます。
旅行ではベトナムらしいお土産を手に入れよう
ベトナムの特産品の多くは自然植物由来のもの。蜂蜜、チョコレート、ココナッツオイル、ナッツ、ソープ、リップクリームなど多岐にわたります。せっかくの南国旅行。ベトナムらしいお土産を買っていってください。
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