海外旅行ではお土産選びも楽しみの一つ。ハノイはハロン湾やニンビン省といった自然景勝地が多く、それらを目的に旅行を計画している方が多いことでしょう。
その合間を縫って選ぶお土産は慎重になりたいところ。しかし、旧市街やホアンキエム湖周辺で雑貨を探そうものならば、その種類の多さに頭を抱えてしまいます。そこで、今回は「これを買っておけば外れはない」お土産を10個ご紹介します。
目次
① セラミックのコーヒーフィルター
ベトナムは世界第2位のコーヒー生産高を誇る、言わずと知れたコーヒー大国。他の地域でもコーヒー豆はたくさん売っていますが、ハノイは取り分け種類が多い様子。ガイドブックで紹介されている特製フィルターは、スーパーで売っているアルミやスチール製の200円程度で買えるものとなりますが、品質はそれほどよくありません。御覧のようなセラミックのフィルターはお洒落かつベトナムの伝統を重んじたお土産です。
② バッチャン焼き
ベトナムの全国の雑貨店で販売しているバッチャン焼き。幸運を意味するデザインが施されている陶磁器で、手に持ったときの独特の質感が特徴。バッチャン村で作られた陶器のみをバッチャン焼きといいますが、そのバッチャン村はハノイ市街から車で40分ほどの場所。半日ツアーで観光することもできますので、現地で購入するのもおすすめです。
③ コーヒー豆
ハノイ市街地のどの雑貨店でも買うことができますが、豆ではなく挽いた粉を買いたい場合は、きちんとした専門店で買うのがおすすめです。香りだけでは品質を判断することはできませんので、豆の種類や産地はラベルを確認したり、スタッフの意見を聞いたりしましょう。高級豆の”コピルアク”はベトナム産は偽物が非常に多いので、購入は慎重に。
④ 水上人形劇場の置物
旅行者に大人気の夜のエンタメショーの「水上人形劇」。現在ではホーチミンやダナンでも鑑賞できますが、もともとはここ北部が発祥です。市場や旧市街の雑貨店、水上人形劇場のお土産エリアでは、御覧の置物を買うことができます。他のエリアではなかなか手に入らないハノイらしいお土産となります。
⑤ ガラス細工の置物
市場とナイトマーケットの屋台で定番雑貨として売っているガラス細工。様々なデザインがありどれも魅力です。また、値段も1個100円程度なので、ばらまき土産としてもおすすめできます。こちらもガラスやセラミック作りが昔ながらの伝統となっている北部名物の代表土産です。
⑥ 洋服のオーダーメイド
既製品とほぼ変わらない値段で買えるのがベトナムのオーダーメイドの一番の魅力。雑誌の切り抜きや店内に飾られてある既製品からデザインをスタッフと話し合いましょう。また、市場で生地だけを買って、洋服店に持ち込むこともできます。生地の購入はホム市場やドンスアン市場で、新調先はハンガイ通りがいいでしょう。ハンガイ通りはハノイのシルクロードと呼ばれていて、通り沿いには数十のアパレル店が並んでいます。
⑦ ココナッツ石鹸
椰子の実を原料とした固形石鹸。さまざまなベトナム系メーカーが販売していますが、いずれも半透明で見た目も綺麗です。値段は安いもので150円程度で、お土産用の箱に入っているもので300円程度となります。スーパーではあまり見かけないので、旧市街にある旅行者向けの雑貨店で探すといいでしょう。
⑧ バインコム
緑豆を練った餡が具のお餅。市場やコンビニ、スーパーなどどこでも買うことができ、1個50円程度で買うことができます。空港でも必ず売っていますが、2~3倍ほど高くなってしまうので、市内現地で買うのがおすすめです。子供から大人までおいしく食べられますし、クセのないお菓子土産として日本人旅行者に人気です。
⑨ バインユア
昔からあるベトナム伝統のお菓子で、主に北部と中部で頻繁に食べられています。北部ではニンビン省の特産として知られていて、チャンアンの世界遺産観光の折に買うことができるでしょう。ハノイ市街で探す場合は、雑貨店よりもローカルスーパーに足を運ぶ方が見つかる確率大。
⑩ カシューナッツ
あまり知られてはいませんが、ベトナムはカシューナッツの輸出高1位を誇るナッツ大国。市場や雑貨店、スーパーにコンビニといたるところで見ることができます。子供のおやつだけではなく、お酒のおつまみにも最適ですので、誰に贈っても喜ばれるでしょう。
「ハノイらしいお土産とは」を考えよう
ベトナムは日本同様、各地域で特産品や名産品などが異なります。インスタント麺やキーホルダーなど定番土産も買っていってほしいですが、ハノイ旅行ならではのお土産が何なのかを一度考えてみてはいかがでしょうか。きっと他の旅行者とは違う、個性的なお土産を見つけることができるかと思います。