ハノイ旅行者の多くが訪れるのが「ハロン湾」ですが、ハノイはそれ以外にも見どころとなる観光スポットはたくさんあります。数日では到底回りきることは不可能なので、日本にいるうちからどこの名所に足を運ぶのか、しっかりと検討しておく必要があります。
そこで、今回はハノイの市内と郊外を含めて、絶対におすすめできる観光スポットを10個ご紹介します。
目次
① ホアンキエム湖&玉山祠
ハノイ旅行者の多くが最初に訪れるであろう観光スポットがこちら。数々の伝説が残るホアンキエム湖と玉山祠は毎日多くの観光客が訪れます。湖の外回りは公園になっていて、カップルやファミリーの散歩道にぴったり。玉山祠にかかる橋や祠堂は夜になるとライトアップされます。
② ドンスアン市場
旧市街北部にある巨大屋内市場。ハノイ市内では最大規模を誇ると同時に、旅行者が最も行きやすい市場でもあります。市場中では小さなお店が数千とあり、一見すると不規則に並んでいるようですが、実は売り場はカテゴリー分けされているので、まずは自分たちがどの売り場へ行きたいのかを検討するのが得策。値段は交渉性のほか、込み合う午前中はスリも多いので、バッグやポーチ、財布は要注意。
③ マーマイ通り(旧市街)
ハノイの一大観光地である旧市街。とはいっても、旧市街には40以上の道がありますし、その多くは古き町並みだけで、旅行者向けではありません。旧市街は無駄に道が複雑で、初めてならば迷ってしまいがち。ですので、事前にどこの道を歩くのか狙いを定めておくのが大切。旅行者にとっての旧市街の心臓部となるのが「マーマイ通り」。旅行者向けのお店が多々並んでいるほか、マーマイ通りを起点に散策すれば、迷うこともありませんし、ショッピングやグルメなどを効率良く楽しむことができます。
④ 女性博物館
ホアンキエム湖南方にある女性博物館。ベトナムに暮らすベトナム人女性及び少数民族の女性にまつわる、およそ2万8000点の資料が展示されていて、いずれも他では見ることができないものばかり。特に日本人の感覚からすると、少数民族の暮らしというのは、いまいちピンとこないかと思います。そんな彼女たちの力強く生きる様子を垣間見ることができる貴重な時間を体験することができます。
⑤ ハノイ大教会&ニャートー通り
ホアンキエム湖東部に建つハノイ大教会(通称:セントジョセフ教会)は、ハノイ市内では格式の高いカトリック教会です。毎日ミサの時間になると多くの教徒で埋め尽くされます。それ以外の時間は中を見学することができます。また、教会正面を湖に向かって通る「ニャートー通り」はショッピングスポット。お洒落な雑貨店やベトナム名物を食べられるレストランが並んでいます。
⑥ ラングトイ
ホーチミンではアオショーとして旅行者に人気の竹細工を使ったサーカス。ハノイでは「ラングトイ(Lang Toi)」として鑑賞することができます。場所はオペラハウスと市民センターのいずれかとなりますので、予約時に確認してください。ラングトイは単なるサーカスではなく、ベトナムの伝統と文化を再現した複数の演目で構成されています。ボリュームある内容となっているので、1日のハイライトとして鑑賞していってください。
「ラングトイ(Lang Toi)」公式HP&予約:https://www.luneproduction.com/my-village
⑦ ハロン湾
ベトナムの世界遺産の象徴ともいうべき「ハロン湾」。ハノイから車で3時間ほどかけて行くことができます。どの旅行会社も必ず催行していますし、日帰りから一泊クルージングなど複数種のコースを選ぶことができます。この辺りは石灰の層が何重にも重なってできたカルスト地形。何百万年とかけて形成された山々や奇岩などを大型客船に乗って見学することができます。間違いなくハノイ観光を通して最大のビックイベントとなるでしょう。
⑧ チャンアン
陸のハロン湾と称されるチャンアンも世界遺産の名所。ハノイから2時間ほどで行くことができ、ハロン湾よりも近場にあることから近年注目されている観光スポットです。美しい山水の中を手漕ぎボートで周遊することができ、のどかな自然の風景と時間を満喫することができます。
⑨ タムコック
チャンアンと並ぶニンビン省の人気の観光スポットのタムコック。チャンアンと同じボートで周遊するスポットですが、観光地化されていない手つかずの自然を眺めることができるほか、現地で暮らす人々の生活の様子も見ることができます。折り返し地点ではボートに商品を積んだ問屋船が寄ってくるので、飲み物やお菓子などを買うこともできます。
⑩ サパのトレッキング
ラオカイ省にあるサパは少数民族が暮らす山岳地帯の町として知られていて、近年は高速道路が通ったことから、1泊での観光ができるようになりました。サパでは少数民族との交流が観光の目的となりますが、その中でもメインとなるのがトレッキングツアー。山の麓から望める棚田の風景や、そこに暮らす華モン族との触れ合いは掛け買いのない思い出になることでしょう。
サパ(Sapa)
アクセス:ハノイから約5時間。
ハノイ旅行を充実させるためのワンポイント
ハロン湾やニンビン省は1日がかりですし、サパは最低1泊以上必要となります。2~3泊程度のハノイ滞在では市内観光と併せてすべて回ることは難しいです。だからこそ、旅のテーマを決めて、どんな観光と滞在をおくりたいのかをしっかりと考えることをおすすめします。ショッピングやグルメ旅といったテーマであれば市内観光に割く時間を多くし、自然風景を眺めたいのであれば、ハロン湾やニンビン省で1日ツアーを楽しむといいでしょう。