ベトナム最新情報ブログ(現地在住ライターによるベトナムの記事)

ハノイ大教会周辺ストリート。ニャートー通り&ニャーチュン通り

今回紹介するニャートー通りとニャーチュン通りは、ハノイ市街地にあるハノイ大教会を横切るメインストリート。特にニャートー通りはホーチミンのドンコイ通りのような雑貨&カフェストリートとなっているので、最新のお土産やカフェ情報満載の通りとして、旅行者は要チェックです。一方ニャーチュン通りは現地人も行き交う素朴な道。公園ではベンチに座って読書をするベトナム人や、ベトナム料理に舌鼓を打つ外国人旅行客の姿などがいつもの光景。

いずれもハノイ観光では一度歩いてほしい通りなので、今回は2つの道をまとめてご案内します。

アクセス

IMG_3259.jpg厳かな雰囲気漂うハノイ大教会

二つの通りがある場所は、ホアンキエム湖から徒歩5分にあるハノイ大教会。教会を背に正面に走るのがニャートー通り。横を走るのがニャーチュン通りとなります。ハノイ大教会の見学後に散歩するのがおすすめです。時間が合えば、教会のミサの音が鳴り響く中、お土産店やカフェを巡ることができます。ハノイの古き良き雰囲気たっぷりです。

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ニャートー通り

IMG_1052.jpgニャートー通りは非常に短い通りでもある

ニャートーとは「教会」という意味。そのまんまですね。通りの象徴となるハノイ大教会の正面を走る50mほどの短い道です。この道の両側にはカフェ、レストラン、お土産店が並んでいます。角っこにある「ハイランズコーヒー」という店名のカフェは、ベトナムブランドで最も人気の大手カフェチェーン店。フォー24も同社が経営しています。安くておいしいコーヒーを飲むことができると、現地人に非常に人気なので、一度行ってみてください。

IMG_1033.jpg高級感漂うルナムカフェ

ルナムカフェはハノイとホーチミンに店舗を構えている人気カフェ。高級感漂うラグジュアリーな内装が評判を呼んで、現地人と外国人双方から支持されています。コーヒーは一杯500円程度と高いですが、その分プチセレブ気分を満喫することができます。ハノイは雨降りの日が多く、また、じめじめとした気候なので、空調完備されたカフェは観光中で頼りになる存在。

IMG_1024.jpg人気急上昇中の雑貨店

ナグはハノイに生産工場をかまえる日系の雑貨店。ホーチミンのドンコイ通りにも店を構え、近年はベトナム雑貨の仲間入りをしたとあるぬいぐるみが日本人旅行者に人気急上昇中。それは「テディベア」。テディベアはベトナム伝統の菅笠のノンラーを被っているオリジナルデザインで、足の裏には刺繍も施されています。近年は王道のチープ雑貨よりも、雑貨店独自のオリジナリティを追求した洒落たお土産が流行のようです。

IMG_1048.jpg老舗の雑貨店。多くの旅行者に愛されている

その他雑貨店も多く並んでいます。トラベルグッズやチープ雑貨、置物や服飾品といった定番雑貨などを扱う店も多くあります。覗くだけならタダなので一軒一軒雑貨を見て、お店の人と話して気に入ったお店を見つけてください。お客の多くは日本人なので、お店の人も日本語堪能です。

ニャーチュン通り

IMG_1028.jpgニャートー通りと異なる雰囲気

ニャートー通りが外国人のための通りならば、ニャーチュン通りは現地人と外国人旅行客が共存する通り。通り沿いにはバックパッカーストリートのゴーフィン通りに曲がる道もある大通りです。どちらかと言うとレストランや現地人が足繁く通う小さな食堂が多い素朴な町並みです。

コーヒー豆もお土産に

IMG_1109.jpgフランス人がもたらしたコーヒー文化

フランス人が南ベトナムの統治下時代にベトナム人にもたらしたのがコーヒー文化。それから徐々に中部、北部とコーヒーの習慣は浸透していきました。現在では場末のお店であってもコーヒー豆を売るお店はいくらでもあるほど。ベトナムのコーヒー豆はロブスタ種が主ですが、最近はアラビカ種を扱う店も増えてきました。お店にはいると、幾種類あるコーヒー豆の香りをかいで選ぶことができます。

ブラジルに次ぐ世界2位のコーヒー豆生産高を誇るベトナムコーヒーは、お土産にも最適です。

時代を感じるモダンなお店も増加中

IMG_1078.jpg外国人が経営しているお店もちらほら見かける

昔から経営している個人商店がひしめく中、近年はファストフード店や外国人経営のモダンなお店も増加中です。慌ただしく料理を作る衛生面に難を抱えた食堂の隣では、写真のようなハイセンスの服飾を売るショップが店を構えているのが、最近のニャーチュン通り。古くから食べられている老舗フォー屋の隣にできるのは若者人気のホットドック店......そのようなギャップに時代の流れを感じることができます。

IMG_1100.jpg旅行者はあまり訪れないローカルな空間

ニャーチュン通りを進んだ右手に広がる芝生の公園。ベンチが等間隔に置かれているので、日向ぼっこや食後の読書タイムに心地よいです。夕方になると、ベトナム人の老若男女が姿を現し、散歩や談笑をしたりと憩いのオアシスに姿を変えます。昼間はそれほど人の気配は多くはないので、旅行者も一休みする場所として利用することができます。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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