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年末年始ホーチミン旅行!注意点と過ごし方(2022~2023度版)

2022年から2023年の年末年始にベトナムホーチミン旅行を計画している人は、コロナ前とは少し異なる現地の過ごし方を覚えておく必要があります。無用なトラブルを回避するためにも、ここで紹介する歩き方は気に留めておくことをおすすめします。

2022~2023年度・年末年始はホーチミンが人気

IMG20220605152000.jpgホーチミン市内中心部にて

日本の大手旅行会社が公開した「2022~2023年度の年末年始予約数都市ランキング」によると、ホーチミンはベトナムで唯一10位にランクインしました。ベトナムでは北部ハノイ、中部ダナン、南部ホーチミンが「三大都市」として日本人旅行者に支持されていますが、今年度の年末年始は熱帯気候に属するホーチミンに向かう日本人旅行者が多いようです。

昨今は「コロナ疲れ」と呼ばれるように、心身ともに疲労が蓄積。非現実的な南国バカンスを楽しみたいという旅行者の思いが背景にあることがうかがえます。

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2022~2023年度・年末年始のホーチミンのコロナ情報

IMG_9336.jpgホーチミンのタンソンニャット国際空港にて

ベトナムでは2022年夏ごろを境に、新型コロナによる規制を大きく緩和しており、入国に関しては、日本人旅行者はビザ取得不要で15日以内の観光が許可されています。また、15日以上に関してもシングルビザは申請するだけで取得できますし、電子ビザの利用も可能です。

日本のパスポートを保持している旅行者であれば、現状コロナ以前と同じ条件で入国できます。

往復便にベトナム航空をおすすめする理由

日本とホーチミンを往復する航空便は日に日に増えてはいますが、コロナ前と比べるとまだ便数は少なく、また格安航空会社(LCC)は数時間ないし1日・2日の遅延も多発しています。

短期滞在かつ連休を動かすことができない社会人は、日にちが1日でも遅れてしまうと旅行自体をキャンセルすることにもなりかねません。そのため、できるだけベトナム航空のようなレガシーキャリアがおすすめです。

ちなみにベトナム航空は職員がアオザイでお出迎え。機内食でもベトナムグルメを楽しめます。スカイトラックス(英国のエアラインリサーチ社)では3年連続4つ星を獲得していて、良質なサービスを提供してくれる旅行者向けの航空会社と言えます。

2022~2023年度・年末年始のホーチミンの現地事情

IMG_0938.jpgホーチミン市内中心部レロイ通り周辺にて

2022年から2023年にかけての年末年始ですが、「コロナ以来初めての海外旅行」という人も多いのではないでしょうか。そこで、下記では年末年始の期間中にホーチミン旅行を計画している観光客に向けて、現地滞在の注意点をお伝えします。

ホーチミンの街歩きにおける「マスク事情」

おそらく日本に居住する人の多くが気になるのが「現地のマスク事情」ではないでしょうか。日本ではマスク生活に慣れてしまったためか、室内だけではなく、屋外であってもなかなかマスクをとれない生活が続いています。

一方でホーチミンは室内ではマスクをしている人も多いですが、屋外では半々に戻ってきました。特に観光の中心である市民劇場やグエンフエ通り周辺は外国人観光客も多く、ほとんどの人がマスクはしていません。

マスクは持参すべきではありますが、現地滞在においては強制されるわけではないので、特にマスクを持って歩く必要もないでしょう。。

ホーチミン市内の「移動手段」

コロナの渦中で需要が急増したのが「配車アプリ」です。ベトナムではGrabが市場1位となっていて、ホーチミン市内であれば簡単に見つけることができます。

一方で通常のタクシーも市民劇場やベンタイン市場周辺であればそれほど見つけるのに苦労することはありません。ただし、コロナ以前のようにそこかしこに流しのタクシーが走っているわけではないことは注意しておくといいでしょう。

ちなみにベトナムはバイク社会となりますので、Grabのような配車アプリも手配する際に四輪か二輪(バイク)のどちらかを選ぶことができます。

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コロナ前と同じサービスを堪能!5つ星ホテルがおすすめ!

nightbar.jpgⒸREX HOTEL

2022年度年末年始のホーチミン旅行は、ホテルのグレードを上げるのもおすすめできます。旧正月を祝うベトナムでは、日本の新正月(12月31日(大晦日)・1月1日(元旦))はそれほど盛り上がりませんが、1月1日は祝日となるため、市内は若者を中心に賑わいを見せます。

今年はまだ不明ですが、例年通りであれば12月31日の深夜には打ち上げ花火を鑑賞することができ、5つ星ホテルであれば屋上のスカイバーやプールサイドバーでリッチな花火鑑賞を楽しめます。

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2022~2023年度・年末年始の現地ツアー参加は旅行会社に要確認!

IMG_7729.jpgディナークルーズで人気の「サイゴン号」

コロナ以前であれば、年末年始は非常に多くの日本人旅行者がホーチミンに訪れるため、人気のツアーは毎日催行しており、前日予約でも十分参加が可能でした。しかし、2022年度の年末年始は日本人旅行者がいまだ回復していないため、多くのツアーで催行が確定していません。

ホーチミン旅行者に人気の市内観光やナイトクルージング、メコンツアーも催行日は限られてしまうので、できるだけ早くに予約することをおすすめします。

もしギリギリの予約になってしまう場合は、旅行会社に直接コンタクトをとって、希望日に催行予定があるツアーを紹介してもらうといいでしょう。

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2022~2023年度年末年始のホーチミンの夜の楽しみ方

IMG_3797.jpg人民委員会庁舎は毎夜ライトアップされる

年末年始にホーチミン市内でとりわけ盛り上がるエリアは、「グエンフエ通り」と「ブイビエン通り」です。グエンフエ通りはドンコイ通りの隣を走る大通りで、夜は歩行者天国となるので子供連れの親子も楽しめます。グエンフエ通りを端まで歩くとサイゴン川に当たり、こちらも近年は公園として整備されて、毎晩多くの人々で賑わっています。

ブイビエン通りもコロナ以前と比べると治安が良くなり、女性同士や子供連れ家族でも気軽に歩けるようになりました。ブイビエン通りは日中は閑散としており、メインは夜となります。アルコールを楽しむなら、まずはブイビエン通りを歩いてみるといいでしょう。ベンタイン市場から徒歩10分少々で行けます。

近年はベトナム人の若者を中心に新正月も祝う習慣が根付きはじめているので、ブイビエンを歩けばベトナム正月の雰囲気も体験できます。

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年末年始のホーチミンは大盛り上がり。日本の正月と比べてみて

厳かに過ごす日本のお正月と違い、ベトナム正月はとても華やかです。前年はベトナムもコロナ禍だったため、各種イベントも規制されていましたが、今年は盛り上がりを見せそうです。

年末年始期間中にホーチミンに訪れる旅行者は、是非日本の正月と雰囲気や過ごし方を比べてみてください。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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