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ホーチミンでお土産購入。買い物エリアと最新情報を紹介(2023年)

ベトナムのホーチミンはお土産天国。雑貨目当てに旅先を決める女性旅行者も非常に多くいますし、近年は雑貨だけではなくお菓子などベトナム名産物のお土産も流行っています。

しかし、コロナ後はお土産を買うショッピングエリアが少し変わっている様子が見受けられます。
そこで、今回はホーチミン観光エリア内のお土産事情と2023年最新情報をご紹介します。

お土産天国のドンコイ通りは風景が変わる。

CIMG2767.jpgドンコイ通りの様子

ホーチミン市内中心部にあるドンコイ通りは、コロナ前までは外国人旅行者が足繁く通う有名なショッピングストリートでした。ホーチミン観光の拠点となる市民劇場(オペラハウス)を起点に、東に見えるサイゴン川までの500mほどの道沿いには、数十の雑貨店やスパ、レストランが営業していました。

しかし、コロナ後の2022年11月時点では、すでに欧米人旅行者を中心に市内は賑わっているものの、お店の多くはお土産店ではなく、ブランド品店やレストランとなっています。
コロナの期間中はお土産がまったく売れなかったことと、お土産を買いにくる大半は日本人旅行者であり、その日本人がまだ海外旅行に消極的のため、店舗オーナーはなかなか再開ができていないことが背景にあります。

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ベンタイン市場の再開の有無とここで買えるもの

IMG_8213.jpgベンタイン市場で買えるセラミック

ドンコイ通りと並ぶもう1つのお土産スポットに「ベンタイン市場」が挙げられます。お土産雑貨・衣類・食品・日用品・生鮮・食堂などすべて合計すると4000のお店があると言われている巨大な屋内市場です。

コロナの渦中はベンタイン市場も閉鎖されていましたが、現在は営業を再開しています。当初は旅行者が望めなかったため、お土産店の数は少なかったですが、最近は徐々に昔と変わらない風景に戻ってきた様子がうかがえます。

DSCN4607_R.jpg雑貨は相変わらず交渉がおすすめ

ベンタイン市場で購入できる雑貨は、90年代に日本女性の間で流行った昔ながらのベトナム雑貨です。
アオザイ人形、水牛の角で作った調度品、服飾品、伝統デザインのセラミック製品、木彫り製品などが主となります。

初めてのベトナム旅行で、なおかつ中高年世代に贈るのであればおすすめです。ただし、木彫りやセラミック(陶磁器)は湿度や温度といった環境管理が大切なため、よく見てみるとヒビが入っていたり、傷んでいることもあるので、よく吟味が必要です。

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南国らしい衣類を買うならブイビエン通りを歩いてみよう

IMG_5544.jpgブイビエン通りの様子

ファングーラオ通り・デタム通り・ブイビエン通りの大通りから構成される同エリアは、ベトナム最大のバックパッカーエリアとなります。その中でもブイビエン通りはメインストリートとなり、数多くのお店が所狭しと並んでいます。

コロナ以前は欧米人観光客で溢れかえっていましたが、現在はベトナム人の姿も多く見かけるようになりました。
どちらかとういと、夜にお酒を飲みながら食事をするナイトスポットの要素が大きいですが、外国人向けの服飾雑貨店もあるため、衣類を買いたい旅行者はここを立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

IMG_5545.jpg南国らしいワンピースを多く扱う

バックパッカーエリアは欧米人旅行者が多いので、XL以上の大きいサイズの服を買うことができます。ベトナム人は小柄のため、日本人の男性女性の中には「サイズが合う服がない」と言う人も少なくありません。そんな人はブイビエン通りを歩いてみるといいでしょう。

また、南国を彷彿とさせる涼しげなワンピースもたくさん買えるので、アジアンファッションが好きな人には最適なお土産スポットとなるでしょう。

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ドンコイエリア周辺のお土産エリア

IMG_8167.jpgドンコイの隣を走るグエンフエ通り

上述したように、ドンコイ通りは現時点ではあまり賑わってはいませんが、ドンコイエリア(ドンコイ通りの周辺)は徐々に活気を取り戻しています。
ドンコイ通り周辺のショッピングストリートは、「グエンフエ通り」、「ドンユー通り」、「トンタッティエップ通り」などで構成されていて、いずれもカフェ、レストラン、マッサージ店、お土産雑貨店が数多く並んでいます。

IMG_8891.jpgお洒落雑貨店も並ぶ

特にコロナ後は家賃が安いためか、お洒落なお土産店がドンコイ通りからトンタッティエップ通りへと移ってきた印象を強く受けます。
また、お土産店の多くは雑貨だけではなくお菓子やベトナム特産品なども扱っていますし、伝統品に留まらず現地人や旅行者に注目されている人気ブランドも販売しています。

老舗雑貨店「サイゴンキッシュ(Saigon Kitsh)」

313442764_5541570959261548_7811424422229774571_n.jpgⒸSaigon kitsh

サイゴンキッシュはコロナ禍でほぼすべての雑貨店が閉店を余儀なくされてしまった中、唯一ずっと営業をして耐えてきた老舗の雑貨店です。
日本のガイドブックでも頻繁に掲載されていて、旅行者の多くが日本人とのこと。

店内には高級チョコレートの「マルゥ(Marou)」、生はちみつとパームシュガーが有名な「ユーゴック(YUGOC)」といったお土産ブランドも取り扱っています。

日本人がホーチミン旅行前にネットで調査したお土産関連の多くはここで手に入るので、是非一度立ち寄ってみてください。

■店舗情報
サイゴンキッシュ(Saigon Kitsh)
住所:43 Ton That Thiep P.ben nghe . Dist.1. Ho Chi Minh
営業時間:8:00~22:00
連絡先:(028) 3821 8019

コロナ後のホーチミン旅行は「何のお土産を購入するか」を事前に考えて

今回は2023年以降にホーチミン旅行を計画している人に向けて、最新のお土産スポット事情をご紹介しました。コロナ前のように、「ドンコイ通りを歩けばお土産はすべて揃う」という環境ではなくなったことが大きな特徴です。

そのため、ホーチミン旅行者は日本に居るうちから「誰に何のお土産を購入していくか」おおよその目途は付けておいた方がいいかもしれません。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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