こんにちは!今日は、ハノイにある世界ギネスに認定されている世界一長いモザイクアートをご紹介いたします。
ベトナムの首都、経済の中心であるハノイは、ベトナムの初代皇帝が1010年に首都をタンロンからハノイに遷都して以来1010年以上の歴史があります。2010年には遷都1000年を記念して、ハノイではたくさんのイベントが行われました。今日ご紹介するモザイクアートもそのうちのひとつです。ハノイを流れるホン河の堤防が約6キロにわたりモザイクアートで装飾されました。
ハノイ遷都1000年を祝するモチーフ
このモザイクアートには国内外から多くのアーティストが参加しています。ベトナムの国の花、蓮の花が描かれているなど、ベトナムの歴史や文化を紹介しています。遷都1000年の2010年に完成させるため、2007年に着工し、3年かけて完成したそうです。
中国やモンゴルから攻められて応戦した様子など、
モザイクアートにはベトナムの歴史が数多く描かれています
ベトナムは漁業や農業がとても盛んです。
自然の恵みへの感謝の意がこめられているのでしょうか、花や魚のモチーフも多いです
ベトナム民芸品の織物のモザイクアート
地元の子どもたちが描いた絵をもとに作られたものなど、微笑ましいものから思わず感嘆してしまうほど美しいもの、戦争のもの、など1000年の歴史の重みを感じます。近づいてよーく見てみると緻密かつ繊細で、この長さのモザイクアートをよく作ったなー、と感心していまうほどです!
また、モザイクに使用されているのは、ハノイ市近郊のバッチャン村で作られたセラミックです。バッチャン村は古くから陶器の生産地として有名で、ハノイ市内で使用されている陶器の多くがバッチャン村で作られています。このモザイクアートには質の良い陶器が使われているようです。
ハノイ市内を通る、大通りのAu Co(オウコウ)通り沿いのあるので、タクシーに乗ってウインドウ越しに眺めることもできますし、徒歩で鑑賞することもできます。歩道があるとはいえ、歩道が狭い箇所や、大通りは車やバイクの往来が激しいので、徒歩の際は十分気をつけてくださいね。
住所/Yen Phu, HaNoi