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ホーチミンから行くカンボジア(プノンペン)1泊2日旅行

ホーチミンとカンボジアの2国周遊を考えている方の多くは、首都のプノンペンか世界遺産アンコールワットのあるシェムリアップを選びます。ただ、近年流行っているのはプノンペンの方。シェムリアップまでは飛行機で行く必要がありますし、航空券代は隣国にもかかわらずちょっと高めです。また、年々シェムリアップは見どころが増えてきたので、単独で旅行をされる方がいまではほとんど。

そこで、今回はホーチミンから行くプノンペンの旅1泊2日をご紹介します。

9:00~11:00:プノンペンまでは空路ではなく陸路で行こう!

CIMG1383.jpg路線バスで行くこともできる

まず、ホーチミンからプノンペンへバスで行く場合、民間バスで国境を渡って乗り換えるか、ツアーバスでドアtoドアで行くかとなります。後者は特に不明点はないはずなので、今回は前者で行きましょう。まずはホーチミンからカンボジアの国境に向かいます。ホーチミンから行けるカンボジアの国境は2箇所ありますが、一般的にはモクバイ国境を通過します。ホーチミンからおよそ2時間で到着します。

11:00~11:30:国境通過

IMG_5128.jpgモクバイ国境

バスを降りたら自分でイミグレーションまで行き、入国審査をします。観光ビザの取得が必要なので、必要書類に記入して窓口に渡します。近くには代筆屋がいますが、それほど難しくはありませんので、自分で書いても問題ありません。意外かもしれませんが、ここを通過する日本人旅行者はかなり多いので、入国審査官もみなさんが日本人だと分かると、それほど時間をかけずに通してくれるはずです。

11:30~12:00:プノンペン行きのバスに乗る

IMG_5777.jpgトイレ付が便利かも

プノンペン行きの民間バスで有名なのは「メコンエクスプレス」と「サパコ」です。1日10便ほど出ているので、数十分待っていればバスがやってくるはずです。それまでは近くの食堂で食事をしたり、露店で飲み物を飲んだりしてやりすごしましょう。

12:00~17:00:プノンペン到着

IMG_5181.jpgプノンペン市内を走るトゥクトゥク

プノンペンに到着したら、トゥクトゥクに乗り換えて宿泊先ホテルに向かいましょう。ホテルは独立記念塔やソリアショッピングセンターの周辺がなにかと便利です。この日はすでに日が暮れていますので、観光には不向き。市内でどこかおいしい料理が食べられる場所を探すといいでしょう。

2日目:9:00~10:30:シルバーパゴダ&王宮

IMG_5214.jpgシルバーパゴダの外観

最初に訪れたいのがシルバーパゴダ。こちらは王宮に隣接している寺院となり、11時から14時は閉館しています。王宮と併せて見学しましょう。また、肩と足が露出している夏服の服装だと入場ができません。王宮は現在でも重要な式典で使われていて、内部見学はできないものの、外からでもその豪華さと格式高い気品は伝わってきます。

11:00~12:00:セントラルマーケット

IMG_6356.jpgエスニックな雰囲気満載のマーケット

セントラルマーケットは市内最大規模の屋内マーケット。インド風ともいえるエスニックな雰囲気に満たされていて、果物、食品、生鮮、雑貨、衣類などなんでもあります。ジュエリーショップやブランドのバッグ、財布、香水などを販売するお店も多いですが、基本は偽物なので注意してください。商品を買うときは交渉が基本ですが、英語が喋れなくとも、なんとなく意思疎通できるのが海外市場の魅力。電卓をもってして値引き交渉に臨んでください。

12:15~13:00:昼食。クメール料理を堪能

IMG_7086.jpgスパイス効いたクメール料理

今回はホーチミンとプノンペンの周遊旅行なので、ベトナム料理はすでに食べているはず。カンボジア料理(クメール)はベトナム料理よりもスパイスを利かしているので、味に一癖あります。とはいえ、辛かったり酸っぱい料理はそれほどないので、日本人の舌にも合うといえるでしょう。旅行者向けのレストランが市内にたくさんあるので、事前に行く場所をピックアップし、セントラルマーケットからトゥクトゥクで向かうといいでしょう。

13:15~20:00:プノンペンからホーチミンへ

食事を終えたらプノンペンからホーチミンへ戻るバスに乗りましょう。バス乗り場が分からない場合は、昨日下りた場所に向かうのが近道。それか、現地のホテルやツアーデスクにバスを手配してもらうのも容易です。プノンペンからパペット国境(ベトナム側はモクバイ)に向かい、ベトナムの国境を越えて、さらにバスに乗り換えてホーチミン市内へと帰ります。

プノンペンをもっと楽しみたい方は2泊してみるのも

今回は1泊プランだったので見どころは少なかったですが、もし気に入ったらもう1泊してみるのもいいでしょう。プノンペンも最近は外国人向けの観光地が整備されてきたので、2泊くらいであれば時間を持て余すことなく楽しむことができるはずです。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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