ベトナムの中部旅行ではダナン、ホイアン、ミーソン遺跡の3つの名所を巡る旅程が最もポピュラー。しかし、どのようなスケジュールで行ったらいいのか、どのような手段で行けばいいのか分からない人も多いことでしょう。そこで、今回は1日ですべて回れるプランを組んでみました。短期旅行者にもおすすめできるプランとなっています。
午前中はダナンの主要名所を周ろう
ハン市場の日常まず午前中はダナンを満喫。おそらく中部旅行者のほとんどはダナン近郊のホテルに滞在していることでしょう。週末にはロン橋のイベントがありますが、それ以外で目立ったナイトスポットはないので、観光は午前中に済ませておくのがいいでしょう。
ダナン大聖堂にてダナンの要所となるのは、「ハン市場」、「コン市場」、「ダナン大聖堂」、「チャム彫刻博物館」など。コン市場以外は徒歩で行くことができますので、すべてを周っても午前中で十分。もしこれらに興味がなければ、ダナン大聖堂で写真撮影をしたあと、近場にあるスパに行って1時間から2時間ほどコースを楽しむのもいいでしょう。
昼食は海の見えるレストランへ
ミーケービーチを眺めて海鮮料理を昼食はミーケービーチ沿いに建つ「カーボイサン」などはいかがでしょうか。また、同店の傍には他にもいくつか海鮮料理のレストランが並んでいるので、店内の雰囲気や予算をみて決めるのもいいでしょう。一方、ダナン大聖堂やチャム彫刻博物館周辺にも観光客向けのレストランはいくつかあります。ベトナム料理店よりはイタリアンや有名のハンバーガーショップなどが多いので、ベトナムらしさはちょっと欠けるかもしれませんが、その分味は確かです。
[local, 718]
午後の最初は世界遺産「ミーソン遺跡」へ
いつきても観光客でにぎわうミーソン遺跡昼食後はミーソン遺跡へ行きます。アクセスは自力で行くのはちょっと難しいので、現地のオプショナルツアーに参加するか、宿泊先ホテルのカーチャーターを利用するのがいいでしょう。4つ星、5つ星の高級ホテルであれば、ミーソン遺跡の往復の車のチャーターサービスをしています。ガイドはつかないので、現地では個人で回ることになりますが、プライベートで楽しむことができます。
レンガ造りの祠堂ミーソン遺跡は祠堂が各ブロックごとに集まっています。決まったルートはありませんので、右回りでも左回りでも問題ありません。道中には遺跡の断片が無造作に茂みに置かれていますが、これらも貴重な世界遺産の遺物。踏んだり座ったりすると、すぐに警備員に注意されますので気を付けてください。
帰りはホイアンで降ろしてもらおう
現地での見学時間はおよそ1時間から1時間半程度。その後はダナンではなく、ホイアンに送り届けてもらいましょう。ホイアンには15時から16時頃に到着するように計画するといいでしょう。
ホイアン旧市街を散歩
ホイアン旧市街の夕暮れホイアン旧市街もユネスコ世界遺産の1つ。見どころとなるチャンフー通りやバクダン通りにはびっしりとお土産店やカフェ、レストランが並んでいます。また17時くらいまでなら代々続く旧家や華人の集会所、中央市場などを見学することができます。
夜のホイアンを楽しもう
夜のホイアンは大人の時間を楽しめるホイアンは日中よりも気温の下がる夜の方が散歩に適しています。夜のレストランではランタンの明かりの下で雰囲気のいい時間を過ごすことができますし、橋を渡った先には毎晩ナイトマーケットが開催されています。だいたい夜の22時くらいまで楽しめますので、ひとしきり散策したあとは、旧市街を出てタクシーを捕まえてダナンに戻りましょう。
1日で定番を周る人気コース
今回紹介したコース・順序は旅行会社も提案するような定番のプランとなります。大切なのは時間配分で、ダナン観光で時間を押しがち。行きたいところは他にもあるかと思いますが、午前中にダナン市街地の観光をしっかりと終わらせることができるかがポイント。体力のある方なら、昼食の時間を割いて観光に充てるのもいいでしょう。
