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ベトナムの秘境フーコック島とコンダオ島の選び方

ベトナムには「秘境」と呼ばれる島がいくつかあり、その内外国人に知られているのはフーコック島とコンダオ島となります。どちらもベトナム南部にあり、日本人にも知名度が上がってきている島なので、十分観光として楽しむことができます。そこで、今回は2つの島の魅力と、どちらか一方を選択しなければならない場合の選び方をご紹介します。

アクセス編:交通機関はどちらも同じだが、コンダオ島は少し不安

IMG_1329.jpgフーコック島の方が大型

フーコック島もコンダオ島も共にホーチミンから飛行機で行くことになります。所要時間も同じくらいで、およそ1時間程度と近いです。これだけみると大差はありませんが、もし飛行機があまり好きでない方は、フーコック島の方がいいかもしれません。

aircraft-4180468_1920.jpgプロペラ機に乗ったことがない人も多いかと

実はコンダオ島へは小型のプロペラ機で行くことになります。航空会社はベトナム航空系列なので信頼はできるのですが、実際見てみると思ったより小さくて、「これほんとに飛ぶの?」と不安にかられることもあるかもしれません。もちろん飛行機好きの方であれば、むしろ旅情緒が増すことでしょうが......。

ホテル編:予算に応じて選びたい場合はフーコック島

73565b50d24cb2fd418c201cc9e523eb_m.jpgホテルも旅の重要な要素

現地のホテルを手配する場合は、フーコック島の方が自分にマッチするホテルを見つけるのが容易です。コンダオ島はまだそれほどホテルの数が多くないため、予算に応じたホテル選びは四苦八苦する可能性があります。4つ星以上の高級ホテルもまだ充実していなく、現時点(2019年5月)では4つ星と5つ星ホテルは1つずつしかありません。予算を抑えるならば、ぐっとランクを下げて2000~4000円程度のミニホテルに宿泊することになります。

59643427445b1afb2716899519121f8f_m.jpgコンダオではシックスセンシズが唯一の5つ星

一方、フーコック島は近年高級ホテルが多く建つようになり、予算、雰囲気、施設など複数項目から条件付きで最適のホテルを見つけることができます。まだまだユーンドーン市と北西部のみにホテルが集中していて、それ以外のエリアでは見つけられませんが、それでも観光に不便に思うことはないはずです。

観光編:どちらもバイクは必須。コンダオはビーチがメイン

IMG_0248.jpgフーコック島のビーチ

現地での観光は、どちらも島内をバイクで回るのが普通です。フーコック島は最近はタクシーの数も増えてましたが、まだ流しを簡単に捕まえられるほどではありません。コンダオはほとんどタクシーは見かけないので、バイクをレンタルすることになります。また観光名所は両島で明確な違いがあり、フーコック島はビーチ以外にも滝や遊園地、サファリパーク、ナイトマーケットといったテーマパークが多く、1日~3日程度ならば飽きることはありません。

IMG_0692.jpgゆっくり流れる時間を楽しもう

対してコンダオ島はダムチャウビーチやアンハイビーチなど複数のビーチエリアがありますが、それ以外は市場と博物館が1つずつといったところ。フーコック島は海が苦手な方でもリゾートを満喫できますが、コンダオ島は海水浴以外にすることはかなり限られています。特に小さな子供連れのファミリーだと、「どこへ行っていいか分からない」といった困った事態になりかねません。

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大人の時間を楽しむならコンダオ島

IMG_0722.jpgどちらも海鮮レストランには困らない

フーコック島もコンダオ島もリゾートアイランドとして知られる観光地ですが、大人2人だけの特別な時間を楽しみたければ、コンダオ島がおすすめです。5つ星のシックスセンシズに宿泊できれば、ホテル内施設だけでも楽しめます。ハリウッド俳優のブラットピット&アンジェリーナジョリー元夫妻もお忍びで泊まりにきたほど。格別なプライベートな時間を約束してくれるでしょう。

子供連れ&港町を楽しみたい方はフーコック島へ

IMG_0701.jpgフーコック島北端の岬

子供連れ、及び海水浴やそれ以外のテーマパークだったり町散策なども期待したいというのであれば、コンダオ島は不向き。フーコック島一択となるでしょう。フーコック島は近年政府も観光開発に力を入れているため、毎年のように高級ホテルや観光名所が増えています。

この夏はフーコック島もしくはコンダオ島でリゾートを満喫してみてはいかがですか。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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