8月のお盆期間中にベトナム旅行を計画している人は、現地で必要となる持ち物やおすすめの服装、気をつけたい点を知っておくと、より満足度が上がります。
ここではベトナム主要都市ハノイ・ダナン・ホーチミンで共通のおすすめの持ち物、服装をご紹介します。
お盆シーズンのベトナム旅行|主要観光都市の気候と特徴

8月のお盆期間は、日本の夏休みと重なるので、子連れのファミリー層が非常に多く、また治安がよく物価の安いベトナム旅行の人気が高まる時期です。主要観光都市であるハノイ・ダナン・ホーチミンでは、それぞれ異なる気候や観光の魅力があります。ここではお盆シーズンにおける各都市の気候と特徴を解説し、旅行計画の参考になる情報をまとめました。
ハノイのお盆シーズンの気候と特徴
お盆時期のハノイは一年で最も蒸し暑い時期にあたり、平均気温は28〜34℃ほどです。高湿度で日中は強い日差しが照りつける一方、雨季の真っ只中となるため、1日複数回のスコール(短時間の豪雨)が降ることにも注意が必要です。雨が多い&蒸し暑いとなり、湿度が高くじめじめした天気が続きますので、ハロン湾のような遠出の観光よりは、市内でスパや高級レストラン、お土産探しなど、屋内の楽しみ方を見つけるのがおすすめです。
ダナンのお盆シーズンの気候と特徴
お盆シーズンのダナンは乾季から雨季への移行期で、平均気温は27〜33℃前後です。海沿いの都市らしく風があり、ビーチリゾートでの滞在が快適に過ごせます。降水日数は10日なので、3日に1度雨に降られるかどうか程度なので、屋外観光も問題なく楽しめます。
ホーチミンのお盆シーズンの気候と特徴
お盆時期のホーチミンは雨季の真っ只中で、平均気温は27〜32℃です。湿度が高く午後にスコールが発生しやすいですが、雨は短時間で止むことが多く、観光スケジュールに大きく影響することは少なめです。ハノイと比較すると熱帯気候のため、雨が降っても過ごしやすいのが特徴。お盆は日本からの旅行者が多く、現地のレストランやスパは混み合うため、事前予約が望ましいです。
お盆のベトナム旅行に必須の持ち物リスト

お盆のベトナム旅行は高温多湿+スコールが前提。暑さ・日差し・雨への備えと、支払い・衛生・通信の基本を押さえると快適に観光できます。
・パスポートと各種控え(顔写真ページのコピー、eチケット、海外旅行保険の証書)
・クレジットカードと現金(少額紙幣も。チップや屋台・タクシーで便利)
・日焼け止め(SPF50/PA高め)、帽子、サングラス
・軽量レインジャケットまたは折りたたみ傘(スコール対策。撥水ポーチがあると荷物が濡れにくい)
・歩きやすいスニーカーと濡れても平気なサンダル(滑りにくいソール)
・虫よけ(ディートまたはイカリジン配合)、かゆみ止め
・常備薬(胃腸薬・整腸剤・解熱鎮痛剤・酔い止め)、絆創膏、携帯用除菌ジェル
・SIM/eSIMまたはポケットWi-Fi(配車アプリ・地図用に必須)
・ウェットティッシュ、ポケットティッシュ(トイレ・食事時に)
お盆シーズンのベトナム旅行におすすめの服装(男女別)

お盆シーズンのベトナムは、高温多湿で日差しが強く、地域によってはスコールも多い時期です。屋外観光や移動が多い旅行者にとって、服装選びは快適さと体調管理の鍵になります。ここでは男女別に、お盆のベトナム旅行に適した服装のポイントを紹介します。
【男性】のおすすめ服装
・トップスは通気性の良い半袖シャツやポロシャツ、吸汗速乾素材のTシャツが最適。街歩きや屋外観光では汗をかきやすいため、予備を持っていくと安心です。
・ボトムスは軽量のハーフパンツや薄手のロングパンツがおすすめ。公共施設や寺院見学の際は膝を隠す服装が望ましいため、ロングパンツも用意しましょう。
・靴はスニーカーやウォーキングシューズで歩きやすさ重視。ビーチやホテル内では濡れても平気なサンダルが活躍します。
・帽子やサングラス、日焼け止めで紫外線対策を忘れずに。
【女性】のおすすめ服装
・トップスは涼しいブラウスや吸汗速乾のTシャツ、ノースリーブもOKですが、屋外では日焼けや冷房対策として薄手のカーディガンやストールを持参すると便利です。
・ボトムスはワイドパンツやロングスカートが涼しく快適。寺院や宗教施設では露出を控える必要があるため、ひざ下丈以上のものを選びましょう。
・日傘や帽子、サングラスで強い日差しをカット。メイクも汗や水に強いタイプを選ぶと崩れにくくなります。
男女共通で、冷房が強めの施設や長距離移動のバス・飛行機では、羽織れる長袖や薄手ジャケットが役立ちます。お盆のベトナムは気温差や気候の変化が激しいため、涼しさと機能性の両立を意識した服装が快適な旅行の秘訣です。
お盆シーズンのベトナム旅行にぴったり!現地で購入できる便利グッズ

お盆シーズンのベトナム旅行では、現地調達できる便利グッズを活用すると荷物を減らせ、快適さもアップします。コンビニやスーパー、市場で安く手に入るおすすめは次の通りです。
・軽量ポンチョやレインコート:スコール対策に必須。ビニールタイプの使い捨ては屋台やパパママストアで70円くらいで買えます。
・飲料水やスポーツドリンク:水分・ミネラル補給用
・虫よけ:スプレータイプは売っていますが、ムヒのような痒みどめはないので注意してください。
・ストール:日差し・冷房・宗教施設訪問に対応
・サンダル:濡れても平気で歩きやすい。市場で買うのもいいですが、質が低いので使い捨てのつもりで。
・エコバッグ:買い物やお土産の持ち運びに便利。雑貨店でお土産と併せて買うのもおすすめです。
・ウェットティッシュ:屋台や市場での食事時に活躍。20枚入りで70~100円で買えます。ちなみに水に流せるティッシュはありません。
これらは現地で安く入手でき、到着後に買いそろえても十分間に合います。
まとめ:満足度のたかいベトナム旅行を。お盆のファミリー旅行者は万全の対策をしよう
お盆にはアジア旅行に慣れていない人や、お年寄りや乳幼児連れのファミリー層が非常に多くベトナムに訪れます。少しでも快適な現地滞在をおくるため、ここで紹介した必需品や便利アイテムは事前に用意してから旅行に臨みましょう。