日本人旅行者に人気のホーチミンですが、観光中心部は都市部のため近くに海がありません。しかし、せっかくのベトナム旅行。南国ムードも楽しみたいところです。
そこで、ここではホーチミンから日帰り&1泊で行けるビーチエリアとホーチミン在住の筆者が考えるおすすめの場所を紹介します。ぜひ現地計画を立てるさいの参考にしてみてください。
ホーチミンから日帰りで行けるビーチエリアは2か所:行き方
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ホーチミンから旅行者が日帰りで行けるビーチエリアは「ブンタウ」と「カンザー」の2か所となります。ブンタウはホーチミンの隣町となるバリア=ブンタウ省、カンザーはホーチミン郊外に位置しています。
行き方はともにホーチミン市内のバスターミナルからバスで行くことができます。日帰りであればタクシーをチャーターするのもいいかもしれませんが、料金交渉をする必要がある点に注意点です。自分が行きたい当日のルートをドライバーに示して交渉してください。ブンタウとカンザーはともに車で2時間の距離です。
【ブンタウ】日帰りならココがおすすめ!観光の歩き方
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ブンタウはオイルマネーで潤った港町で、ホーチミン在住者が連休で気軽に行く旅行エリアです。海は特別綺麗ではないため泳ぐ必要はありません。
ブンタウは半島のような地形になっており、海沿いには宿泊施設、カフェ、レストランが並ぶのが特徴。シーフードもホーチミンで食べるより安いですし、雄大なインドシナ海を眺めながらとる食事は格別です。
[local, 1393]
【カンザー】エコツアーが人気。ワニ釣りやモンキーアイランドは鉄板スポット
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カンザー(カンヨー)も日帰りで行けるビーチエリアですが、実は厳密にいえばホーチミン市内に位置しています。カンザーでは海水浴ではなく、巨大マングローブの森を手漕ぎボートで抜ける体験やワニ釣り、半野生の猿を楽園を歩くモンキーアイランドなどが定番スポットとなります。
いずれのスポットも距離が近いので、日帰り観光が可能。これらのスケジュールを組み込んだ現地オプショナルツアーもありますので、そちらに参加するのもおすすめできます。
[local, 196]
ホーチミンから1泊で行けるおすすめビーチエリア「ムイネー」
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一方でホーチミンから「1泊2日」で行けるビーチエリアを考えたとき、最もおすすめなのが「ムイネー」です。他にも中南部ニャチャンや南部フーコック島なども検討できるのですが、いずれも1泊では少々満足いく観光ができません。
ムイネーはホーチミンから車で3時間で行けるリゾートエリアとなり、海風から流れてきた無数の砂丘地帯があることで有名です。
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ムイネーにはお昼すぎに到着するよう計画すれば、初日はイエローサデューンやホワイトサデューン、妖精の渓流、ワインキャッスルなどに足を運ぶことができます。
海水浴を目的とするなら、サーフィンビーチに訪れるのがいいでしょう。カイトサーフィンの国際大会が実施された場所としても知られている、欧米人観光客に人気のビーチエリアです。
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2日目は帰りの時間になるまでホテルライフを満喫していってください。ムイネーのホテルはオンザビーチに面していて、また敷地も広く、ホーチミンのホテルとは打って変わった南国バカンスを満喫できます。
砂浜まで徒歩で行けたり、敷地内を水着で歩くこともできますし、ホテルスパやレストランを楽しむのもいいでしょう。
ホーチミンから行くビーチエリアを楽しむポイント
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今回紹介したビーチエリアは、いずれもホーチミンから日帰りもしくは1泊で行くことができますが、「海水浴は必ずしも満足できるものではない」ことに注意してください。そのため、海で泳ぐよりは「シーフードを楽しむ」、「南国感たっぷりのホテルに泊まる」といった目的で行くのがおすすめです。
特にベトナム東部の海は南シナ海となり、日本とは異なる海産物が獲れますので、今まで見たことがない魚介料理にありつくことができます。
まとめ:次のホーチミン旅行は2都市観光を計画しよう
今回はホーチミンから日帰りもしくは1泊で行けるビーチエリアを紹介しました。個人的には初めてのベトナム旅行ならムイネーがおすすめです。昨今は現地ツアーに申し込むことで、ムイネーも日帰り観光が実現できています。「海には行きたいけど日帰りが良い」という人は、現地オプショナルツアーを活用することで、個人では実現できない観光プランを成功させることができます。