最大10日間となるゴールデンウィークの大型連休にベトナムのホーチミンへ旅行する人も多いことでしょう。
ここでは初めてホーチミンに訪れる人に向けて、ゴールデンウィーク期間中の現地の楽しみ方や注意点を紹介します。
2024年のゴールデンウィーク(GW)。ホーチミンの混雑状況は?
2024年の日本のゴールデンウィークは最大10日間の大型連休となりました。これを機会にベトナムのホーチミンへ訪れる旅行者も多くいるでしょう。
ベトナムでもこの期間は4月30日のベトナム戦争終戦記念日、5月1日のメーデーと絡み2~4日間の連休となります。ただし、今年は例年と比較して気温が高いため、多くのベトナム人は帰省をせずに都市部に留まっている様子がうかがえます。
ホーチミン現地はそれほど旅行者で込み合ってはいないものの、グエンフエ通りやファングーラオ(バックパッカー)は地元の若者で賑わっており、特に夜は非常に混み合っています。
また、近年はベンタイン市場や戦争証跡博物館など、幾つかの観光スポットに外国人旅行者が集中している傾向にあります。これらの観光スポットへ訪れる際は、時間を外して午前中や夕方に訪れるのがおすすめです。また、人の多いところにはスリも多発するので、財布の管理は注意してください。
ホーチミン現地の楽しみ方:スパやエンタメは事前予約が必須
ホーチミン市内には海や世界遺産、遺跡等はないため、基本的に「グルメ・スパ・ショッピング」が観光の軸となります。特に女子旅やカップル夫婦の旅行者層が大半を占めるホーチミンでは、予算5000~1万円で体験できる高級スパパッケージは非常に人気です。
また、市民劇場で夜間定期開催されるアオショーは、ゴールデンウィーク期間中は4日と5日以外はすべて開催されています。
スパやアオショーは定員が限られているため、少なくとも2~3日前の予約が推奨されます。ホーチミンのスパは個室が多いので、時間帯によっては満室が続きます。行き損にならないためにもゴールデンウィーク期間中の予約は必須と言えるでしょう。
ゴールデンウィーク期間中のホーチミン市内観光の注意点
ゴールデンウィーク期間中は以下の点に気を付けて市内観光を楽しんでください。
屋台はおすすめしない。お腹を壊す確率が高いかも
ゴールデンウィークの5月はホーチミンでは年間を通じて最も暑くなる時期でもあります。屋台料理は1日中野ざらしで放置されているため、火が通っているか否かに関係なく傷んでいる可能性が高いです。
コロナ以前との違い:広い範囲で観光計画を立てる
コロナ以前はドンコイエリア周辺観光だけで1日費やすことができましたが、現在は隣町などタクシー移動することで、より充実した市内観光を楽しむことができます。旅行ガイドブックは通常2年前の情報となるので、お店の営業具合などは大きく異なる場合があります。できるだけネットで更新されている最新情報を見つけてみるのがいいでしょう。
日帰り可!ホーチミン発海の町「ブンタウ」へ行こう
ゴールデンウィークでは5日間以上の比較的長い旅程でホーチミンに訪れる旅行者が多いです。しかし、ホーチミンに数日滞在していると、「どこに行けばいいか分からない」、「子供が飽きてきた」といった声も聞きます。そこでおすすめしたいのが、ホーチミンから2時間で行ける「ブンタウ」です。
ブンタウはホーチミンから最も近い海の町として知られ、近年は日帰りツアーも増えてきました。日帰りツアーではキリスト像の登頂やバックビーチの見学、海鮮料理などを楽しむことができます。ツアーに参加せず個人で行くなら1泊するのもおすすめです。
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1泊2日から楽しめる!砂丘の町「ムイネー」へ行こう
もう1つのおすすめ郊外エリアは「ムイネー」です。これまでムイネーはバスで5時間強掛かったため、旅行者が行くのは現実的ではありませんでした。しかし、2024年になると高速道路が開通し、現在ではホーチミン市街からおよそ2時間で行くことができ、ブンタウと並ぶリゾート地として現地人や旅行者に人気が上がっています。
ムイネーは美しいビーチが広がる一方、砂丘があることで有名です。砂滑りができるイエローサデューンとジープで砂丘を疾走できるホワイトサデューンが人気の観光スポット。リゾートらしさを求めるならブンタウよりムイネーがおすすめです。
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まとめ:現地で何をする?しっかりと事前計画を立てて
ホーチミンに訪れる旅行者の中には「現地なにをすればいいか分からない」という人も少なくありません。そうならないために、日本を発つ前にある程度の旅行スケジュールは考えておくべきでしょう。行きたいレストランやお土産店は住所を控えて、スパやエンタメは予約して席を押さえておきましょう。