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ベトナム旅行で見たい魅力的なローカル風景。コロナ以前の光景が戻ってきた!

2023年に入ると新型コロナの余韻も去り、ベトナムでは各地でコロナ以前の日常風景を取り戻しています。日・中・韓の旅行者はまだまだ戻ってはいませんが、欧米人旅行者数は観光地によってはすでにコロナ前と同水準まで回復しているとも言われています。

そこで、ここではベトナム旅行中に見たい・体験してほしいローカル風景とその魅力についてご紹介します。

円安・燃料費高騰の今「ベトナム」が海外旅行におすすめ!

IMG20190508055341.jpgアオザイ添乗員が人気のベトナム航空

新型コロナが落ち着いた2023年は待ちに待った海外旅行を計画したいところですが、円安やガソリン代の高騰、旅行者数減により、取り分けアメリカ・ヨーロッパ方面の航空券の高騰が目立ちます。

そこでおすすめしたいのが日本から物理的に距離が近く、また日本と比較して物価の安い東南アジアです。新型コロナ以前は東南アジア諸国における日本人旅行者数は1位タイ、2位シンガポール、3位ベトナムでした。

ベトナムはタイやシンガポールよりも物価が安く、日本から距離も近いため、2023年以降の最初の海外旅行はベトナムを選んでみてはいかがでしょうか。

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ベトナムでは観光の中心でも「露店」が大活躍

IMG_20230220_140056952.jpg焼きバナナ。ベトナム伝統のスイーツ

ベトナムも2000年代以降は日本をはじめ世界中が投資を加速させ、急速に発展しました。ハノイやホーチミンといった大都市では日本人も驚くような高層タワーや近代的なショッピングセンターがそびえ建っています。

しかし、その傍らにはご覧のような道端で商売する露天商もまだまだ数多く見ることができます。ベトナムの慣習のようなものなので、「50年後100年後も続いているのでは?」と考える人も多くいます。日本人旅行者がベトナムを歩いて「東南アジアらしい風景」と感じる一端なので、是非カメラに捉えておきましょう。

ベトナムの夜のハイライト「ナイトマーケット」

IMG_8822.jpgニャチャンのナイトマーケットにて

ベトナムではどんな小さな町であっても中心市街地ではナイトマーケットが開催されます。旅行者だけではなく現地人の遊び場でもあるのが特徴です。ハノイであれば旧市街マーケット、ダナンはソンチャナイトマーケット、ホーチミンはベンタイン市場ナイトマーケットがそれぞれ有名。

日本ではこの賑わいを感じられるのは夏祭りや初詣くらいかもしれませんが、ベトナムでは毎夜大盛況です。滞在中は是非毎日通ってみてください。

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ベトナム名物はフォーだけじゃない!食堂やレストランで堪能

IMG_4619.jpg米粉麺のブン・ティッ・ヌン

日本人にとってベトナム料理と言えば米粉麺のフォーや生春巻きが有名かもしれません。しかし、ベトナム人にとってはフォーよりも「ブン」と呼ばれる米粉のちぢれ麺の方がよく食されています。

麺料理は数十種にも及び、全国各地で郷土料理が存在します。食べる場所もレストラン、露店、食堂などがあり、調理法が変われば味わいも変わるのが特徴。高級レストランを楽しむのも良いですが、ちょっと冒険心を出して食堂料理にも手を付けてみてください。「ホテルのレストランよりもおいしいかも」と思う味に出会えるかもしれません。

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ベトナム旅行の癒しを担当「マッサージ&スチームサウナ」を体験!

DSC01521.jpgマッサージは驚くほど料金は安い

ベトナム旅行を計画している女性の中には、「現地で高級スパを楽しむのが目的」という人も多くいます。スパ&マッサージは外国人旅行者やお金持ちの嗜みというわけではなく、ベトナム現地人にとっても会社帰りや週末に行く楽しみの1つとなります。

どちらかというと男性はサウナ目的、女性はオイルマッサージを好む人が多く、2時間コースでも5000円~1万円と破格の安さです。また、サウナに関してはベトナムでは古くからスチームサウナが庶民に浸透しています。

ヒノキのドライサウナと異なり、低温でじわじわと発汗作用を促すので、10分も20分も長く居座ることができます。日本人の多くは体験したことがないはずなので、是非ベトナムで初体験していってください。

コロニアルと近代建築が調和した風景を目に焼き付けて

IMG20220605152012.jpgホーチミン市民劇場周辺にて

ベトナムは100年以上のあいだフランスに統治されていました。そのため、いまでもフレンチコロニアルの建物が至るところにありますが、その傍らには近代的なショッピングセンターや高級マンション群などが大きな存在感を放っています。

ベトナム旅行では古き良き時代といまの先端を担うコントラストの利いたベトナムの町風景を見ることができます。ちなみに、昨今はベトナム人の間でも古き良きサイゴン時代(ホーチミンの旧称)を振り返るのがちょっとしたブームとなっており、昔ながらのオールドカフェが若者に人気となっています。

カフェ天国のベトナム。自分好みのお店探しをしよう

cafe1.jpg最近は高級カフェも人気となっている

ベトナムには数多くのカフェが都心郊外関わらず存在しています。ベトナム人は日暮れになるとカフェに集合して友人や家族と過ごすのが日課。日本人からするとちょっと違和感があるかもしれませんが、ベトナムではフランス統治時代から続くカフェ文化となります。

路上カフェでベトナムコーヒーを啜るのも良いですし、冷房の利いたお洒落カフェを探すのもいいでしょう。

まとめ:非現実的な時間をベトナム旅行で体験して

日本とベトナムはわずか5~6時間で結ばれているので、その気になれば金曜の深夜便で出発して日曜ないし月曜に帰国する旅行も十分可能です。ベトナムでは気ままな町散策やショッピングも人気なので、3~4日間の旅行日数でも弾丸とはならず、想像以上に現地でゆっくり過ごすことができます。

是非2023年最初の海外旅行にベトナムを選んでみてください。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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