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ベトナム出張者は余った時間で現地オプショナルツアーを楽しもう!

ベトナムに訪れる出張者の平均滞在日数は10~20日程度。基本的に出張中は土日関わらず毎日仕事をしているものですが、最終日から数えた数日は予備日として仕事は空けているものです。何事もなく業務が終わった暁には、自分へのご褒美としてベトナム観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。そこで、今回は出張者が楽しむ現地オプショナルツアーのおすすめのポイントをご紹介します。

郊外観光は現地ツアーが必須

IMG_1910.jpgホーチミンから3時間のところにあるカイベー

例えばハノイでは世界遺産のハロン湾やニンビン省、山岳地帯のサパ。ダナンではミーソン遺跡やバナヒルズ、フエ。ホーチミンではメコンデルタやブンタウといったエリアが郊外都市となりますが、いずれも自力で行くことは在住者でなければ難しいです。ベトナムには市街と郊外の観光都市を繋ぐ電車がありませんし、民間バスの場合は乗り継がなければなりませんので、出張者にとってはなかなか困難。社用車を利用できるのであればまだしも、そうでなければ基本は現地のツアーに参加することになります。

効率よく観光名所と楽しみポイントを回れる

DSCN0092.jpg世界遺産ホイアンの日本橋

例えばハノイの市内観光であっても、市街には十数の名所がありますが、1日で回れるのはせいぜい数か所。現地ツアーに参加すれば、個人で行くよりも2倍以上のスピードでおすすめの名所のみを回ってくれます。特にハノイは市街の広い範囲に名所が点在していますし、その都度タクシーを利用すると料金もかさみます。また渋滞する時間や短い距離の場合は乗車拒否も普通にあるので、専用車を使えるだけでも非常にありがたいところです。

ツアー限定の楽しみ方も盛りだくさん!

IMG_2063.jpgホーチミンの料理教室体験

ツアーは何も効率よく観光地を回るためのサービスではありません。旅行会社が独自に企画・催行している内容もあります。例えばベトナム料理教室は自分で手配することはできませんし、毎夜開催されるディナークルーズは、基本旅行会社経由で予約することになります。ホーチミン現地の日系旅行会社には、郊外のメコンデルタに夕方に足を運ぶホタル鑑賞ツアーを催行しているところもあります。このようにツアーでなければ楽しめない名所や過ごし方もベトナムには多々あります。

ベトナム1泊2日プランもおすすめ

couple-paddling-the-kayak-in-misty-weather.jpg世界遺産のハロン湾でカヤック体験

日帰りだとどうしても時間的に制限されてしまいますし、往復の移動時間を鑑みると、現地で滞在できるのはせいぜい3~5時間程度。もちろんこれでは物足りません。ハロン湾の船上泊プランや1泊2日のフエ観光。ホーチミン郊外ブンタウやカントーに行く2日間ツアー。このようなツアーも時間に余裕がある出張者にはおすすめです。

チャータープランも利用価値が高い

IMG_1569.jpgガイドブックや観光サイトに紹介されていないタクシー会社は避けよう

タクシーを乗り継ぐのは料金も高くなりますし、場所によっては流しのタクシーが走っていなかったり、ぼったくりをするドライバーに捕まってしまうことも考えられます。チャータープランは旅行会社が用意する専用車で自分の旅程通りに車を動かしてくれます。ツアーガイドが付き添ってくれるプランもありますので、観光地巡りにもおすすめ。雑貨店や名所、レストランなど市内を自由に移動する、型にはまらないスケジュールを楽しみたい方におすすめです。

現地オプショナルツアーの注意点

IMG_7570.jpgヒンドゥーの遺跡ポーナガル塔

現地オプショナルツアーには必ず最低催行人数が決められています。この人数を下回ると、例えば事前に予約していても強制的にキャンセルされるか、倍額の費用が発生します。基本的に人気のツアーは人が集まるので中止はあまりありませんが、ちょっとニッチなツアー内容の場合は、参加者が集まらないで催行中止になることがよくあります。できるだけ早いうちに予約すれば、ツアーデスクも最低催行人数を越えるように来訪者に営業できるので、催行する確率が高くなります。

IMG_7234.jpgメコンデルタの民家見学

また、郊外観光では道中のトイレが非常に不衛生ですし、トイレットペーパーもありません。車内で突然トイレを催してもすぐにはありませんので、腹痛止めの薬、水に流せるポケットティッシュ、便座を拭くウェットティッシュなどは持っていくといいでしょう。

次のベトナム出張が楽しみになる思い出を作ろう

アジア好きの方ならばベトナム出張も苦ではないと思いますが、そうでない方にとっては、まだまだ発展途上で未熟なベトナムへの出張はちょっと気が重いかもしれません。そんな方も仕事終わりの自由な時間を是非観光にあてて、有意義な出張にしてみてください。きっと次のベトナム出張も楽しみに思えてくるはずです。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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