ベトナム中南部に位置するムイネーは、ベトナム人や在住外国人に高い人気を誇るリゾート地。海水浴や渓流散策、遺跡見学、砂丘などを満喫できる見どころ盛沢山の観光地ですが、2020年時点ではムイネーまでの移動方法がバスしかなく、空港もないため日本人旅行者の間では知名度はそれほど高くありません。そんなムイネーは、この度ベトナム政府が国をあげて観光開発をすることが正式に決定。
今後は日本人旅行者にとってもメジャーな観光地へと変わることが予想されます。
そこで、今回はムイネーの見どころやポイントなどをご紹介します。
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2020年に正式決定。ムイネーが国を挙げての観光開発に
ムイネーはもともとファンティエットの省都が指定する観光区として開発が進んでいました。しかし、2020年9月にベトナムが正式に国家の指定する観光区として指定されました。これにより今後はムイネーを観光客誘致のためにインフラ整備が続々とされていく期待があります。ちなみに似たように国をあげての観光開発によっていまでは多くの外国人旅行者の旅先として知られるようになったのが、ベトナム南部のフーコック島です。日本の旅行会社でも「ベトナム最後の楽園」として売り出していた時期がありましたね。
ムイネーはダナンやニャチャンよりも人気が高い理由!
ムイネーはベトナム人やベトナムに暮らす外国人からは非常に高い評価を受けて、ダナンやニャチャンといった日本人にも知られるビーチリゾート地よりも優れた観光地とみなされています。その大きな理由の1つが「ホテルが海沿いにある」というものです。ダナンやニャチャンにあるほとんどのホテルは、海に沿って走る道路の反対側に立っています。ダナンのノンヌォックビーチエリアには海沿いに建つホテルが多くありますが、いずれも5つ星の高級ホテルなので、予算の範囲外という人も少なくありません。一方でムイネーは砂浜に面したオン・ザ・ビーチのホテルが建ち並んでいるのが人気の理由の1つです。
ロッジ・バンガロータイプのホテルが多い
ダナンやニャチャンではビル型のホテルや、広大な敷地を持つリゾートホテルがほとんどですが、ムイネーではご覧のようなロッジ・バンガロータイプの宿泊施設が主流です。いかにも南国らしいですし、部屋の中は大きなベッドにシャワールーム、冷房・冷蔵庫つきでアメニティも完備されて清潔です。オーシャンビューを選べば窓から海を眺めることができますし、歩いて数十秒で海に行くことができます。
ホテルライフ&海鮮レストランの往復でも十分楽しめる!
ムイネーには後述するようにアクティブ系の観光地もたくさんありますが、ホテルライフや海鮮料理店を往復するだけの過ごし方もおすすめできます。ホテルには海、屋外プール、カフェレストランなどが併設していますし、歩いて行ける範囲にお土産店、コンビニ、安マッサージ店が並んでいます。海鮮料理店は冷房が効いたお洒落なレストランではなく、屋外のオープンエアで食事をするのが一般的です。日本ではまず体験できないひとときなので、南国バカンスを楽しみたい、という方にはおすすめの過ごし方と言うことができます。
アクティブツアーもたくさんある!
ムイネーにはホワイトサデューンとイエローサデューンの二つの大きな砂丘があります。前者はツアーで、後者はタクシーで行くことができます。ホワイトサデューンではジープやバギーに乗ることができ、イエローサデューンではソリに乗って砂滑りを楽しむことができます。
その他にも独立国家チャンパ王国が築いた遺跡や渓流散策なども観光地として楽しむことができます。いずれもムイネーのメインストリート周辺にあるので、タクシーで行くことができるのも魅力。現地ツアーに参加すれば市内をジープで散策したり、ビーチでマリンスポーツを満喫できます。
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ゴルフ好き、お酒好きにもムイネーはおすすめ!
ムイネーで昨今人気の「シー リンクス ヴィラ リゾート & ゴルフ」。広大な面積を持つ5つ星ホテルですが、敷地内にゴルフ場があり、雄大な海を眺めながら18番ホールをラウンドすることができます。さらに同敷地内には「ワインキャッスル」というワインの博物館があり、試飲ができる他お土産として購入も可能。ゴルフと博物館は宿泊者以外の方も利用することができます。
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次の海外旅行はベトナムのムイネーに!
いまのところムイネーへのアクセスはホーチミンからバスで行く方法が最も近いですが、それでも5時間以上かかります。しかし、上述したように、今後はベトナム政府主導でムイネーの観光開発に着手するので、高速道路ができたり電車が開通するなど、インフラ面も期待することができます。数年後にはホーチミンとムイネーの2都市周遊が当たり前になっているかもしれませんね。