8月といえば日本では真夏のシーズンの到来です。人々の移動も多くなりますし、連休に帰省したり旅行に出かける人も多いでしょう。一方ベトナムも8月は全国的に気温が上がり猛暑日が続きます。しかし、もしかすると日本よりも大分過ごしやすい月でもあるかもしれません。

そこで、今回は2020年8月のベトナム現地情報をお届けします。現地で人気の観光エリアやおすすめの過ごし方をご紹介します。

北部と南部は雨季の真っ只中

騒がしいハノイ旧市街の様子

2020年8月のベトナムは、北部ハノイ方面と南部ホーチミン方面はお互いに雨季の真っ只中となります。特にハノイの8月は要注意。1年で最も降水量が多く、最も気温が高い月となります。湿度も非常に上がるので、日中から夕方にかけては外にでるとむっとする時間が多く、歩いているだけで眼鏡が曇るほど。一方ホーチミンも降水量、気温ともに高いですが、雨上がりは涼しく感じることもしばしば。アウトドアを目的とした旅行であれば、ハノイよりホーチミンの方が向いているかもしれません。

皆が好きな路上飯

ベトナムと言えば路上でカフェや食事を楽しめるストリートフードが人気。現地のベトナム人はもちろん旅行者もこれに憧れている人は多く、ハノイでは旧市街、ホーチミンではブイビエン通りが人気の深夜スポットです。「雨季の時期は楽しめないのでは」と心配されている方も多いかもしれませんが、ご安心ください。雨季といっても1日雨が降っているわけではありませんし、ナイトライフを楽しめる夜の19時～23時頃の時間帯は、比較的晴れている可能性が高いです。8月のベトナム旅行であっても、深夜食堂は思う存分満喫することができるでしょう。

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ダナンは7月に続き8月も晴れの日が続く！

ホイアンのアンバンビーチにて

一方季節風の影響を受けているダナンはハノイともホーチミンとも異なる気候で、この8月も引き続き乾季となります。晴れの日はミーケービーチで海水浴を楽しむこともできますし、五行山やホイアンなどアウトドアスポットも楽しめます。ただし、8月後半頃になると徐々に雨が降る日が多くなってきます。観光に支障がでるほどではありませんが、場合によっては台風が接近し、その影響を受けて1日どんよりした天気となることもしばしばあります。それでも全国的にみると、ダナンが8月のベストエリアと言えるでしょう。

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8月のおすすめの過ごし方～熱中症対策を

屋台も日中は暑いので、夜に行くのがおすすめ

8月はどこの地域も最高気温で30度を大きく超えるため、熱中症や紫外線に対しては敏感に対策する必要があります。特に南国の気候だからといって露出の高い服装で外を歩き回っていると、背中や肩が赤く日焼けしてしまうこともあります。また、小さな子供連れの家族層は、しっかりと水分補給をすると同時に、サングラスや帽子なども忘れないようにしてください。現地でもUVカットクリームは調達することができますが、安物は汗で身体がべたついてしまうので、日本から使い慣れているものを持参するのが無難です。

2020年8月のベトナム旅行は避暑地ダラットを目指してみては

花畑が広がるダラットの町

花の都と呼ばれるダラットは、標高1400mにある小さな町。フランス統治時代にフランス軍の避暑地として開拓されたのがはじまりで、現在はベトナム人のハネムーン先として知られています。標高が高いため年間を通して涼しい気温となり、またフラワーフェスティバルや蒸気機関車の乗車体験、トレッキングツアーなど見どころも盛りだくさんです。湖畔に建つ水上カフェでコーヒーを飲んだり、山岳料理を頬張るだけで異国情緒に浸ることができます。アクセス方法はホーチミンからバスで6時間、もしくは空路で1時間。

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2020年8月のおすすめスポット「ホイアンインプレッションテーマ」へ行こう

派手な開園も必見

ホイアンインプレッションテーマパークは2019年に開園したばかりの人気のテーマパーク。世界遺産ホイアン旧市街から徒歩もしくはタクシーですぐのところにあり、日本とベトナム、中国の伝統建築を再現したゾーンに分かれています。それぞれのゾーンで複数のイベントが随時催されていて、さらに夜には「メモリーショー」という総勢500名のキャストによるビッグショーが開催。ホイアンの歴史のはじまりから阮朝、貿易時代、近代にいたるまでの歴史をファンタジーチックに鑑賞することができます。