ベトナムは2010年代を皮切りに、各都市で観光開発が急速に進み、それに伴い毎年のように4つ星5つ星の高級ホテルが並ぶようになりました。一昔前まではベトナムの旅先といえばハノイかホーチミンくらいでしたが、2020年時点ではダナンやニャチャン、ムイネー、フーコック島といったリゾート地が外国人に注目されるようになりました。そこで、今回ご紹介するのは、物価安を活かして高級ホテルに宿泊する際の、賢いホテルの選び方というもの。これだけは条件にいれて欲しい、というファシリティサービスも併せてご紹介します。

ルームサービスは24時間営業がおすすめ！

客室で贅沢な時間を満喫できる

ルームサービスといえば、「高い」、「お金持ちしか利用しない」というイメージを持っている人もいるかもしれませんね。しかし、ベトナムのルームサービスはレストランで食べるのと変わらない値段ですし、メニューも豊富にそろっています。どこのホテルでもレストランを併設しているところであれば、ルームサービスは用意されているのですが、3つ星程度であればホテルレストランの営業時間に合わせてサービスも終了してしまいます。一方4つ星、5つ星は24時間営業をしているホテルも少なくありません。大抵はHPで確認できるので、是非24時間サービスを提供しているホテルを選んでみてください。

リゾートエリアは「オンザビーチ」の立地を選ぶ

ⒸVinpearl Resort Phu Quoc

近年ベトナムの旅先として注目されている「ダナン」、「ニャチャン」、「フーコック島」、「ムイネー」といったビーチリゾートエリアの旅行を計画している方は、「オンザビーチ」の立地のホテルを選ぶといいでしょう。オンザビーチとはいわゆる海側に建つホテルで、砂浜まで歩いて1分といった環境が魅力。宿泊料金は高くつきますが、それでも東南アジアでも屈指の物価安のベトナムだからこそ実現できる憧れの1つです。

独立型お風呂で南国楽園を満喫

ダナンプルクラの豪華なホテル

もともとベトナムにはお風呂の習慣がないため、4つ星5つ星であってもシャワーのみ、もしくはお風呂とトイレが同室というタイプのホテルが多くあります。しかし、外国人観光客に力を入れている高級ホテルでは、独立型のびっくりするくらいお洒落なお風呂を楽しめるところもあります。朝風呂はもちろん、夜景を眺めながらお風呂に浸かるのも南国旅行ならではの楽しみとなるでしょう。

間取りより平米数を必ず確認をする

ブンタウのマリブホテルの客室

ホテル予約サイトで個人でホテルを手配する場合、どうしても気になるのが間取りですね。多くの旅行者は写真を見てイメージを固めますが、ベトナムのホテルでは、この写真がしばしば間違っていることがあります。一番ランクが下のスーペリアルームのページにスイートルームの写真を掲載していたり、シャワーのみの部屋にも関わらず独立型のお風呂の写真を掲載していることもあります。そのため、部屋を決める際は、間取りはもちろんですが、平米数を確認するのを忘れないようにしてください。高級ホテルの場合はクイーンかキングサイズのベッドを設置しているので、平米数によってはベッドが部屋のほとんどを占めてしまい、くつろぐことができない残念なケースもあります。

新オープンのホテルを予約する

5つ星ホテルなのに1万円切ることもざら！

冒頭でご説明した通り、ベトナムの観光地は常に高級ホテルが建設中です。オープンしたばかりのホテルは、4つ星、5つ星であってもキャンペーンで1万円を切ることもざらにあります。ビュッフェの数が少なかったり、ファシリティの営業時間が短いなど、多少ホテル側の手探り感は否めませんが、それでも驚きの値段で5つ星ホテルに泊まることができるので、「安く最上位のホテルに泊まる」ことを求めている旅行者は、オープンして間もないホテルを選んでみてはいかがでしょうか。

ホテル内バウチャーやキャンペーン実施中のホテルを選ぶ

ダナンではスパが無料のホテルも多くある

近年ベトナムの高級ホテルでは、割引だけではなく多種に及ぶキャンペーンを実施しています。例えば宿泊者は宿泊料金の50%に相当するバウチャーを貰えて、ホテル内のファシリティで利用することができたり、宿泊者は1日1回スパを無料で体験といったサービスを提供するホテルも少なくありません。その他にも「シャトルバスの無料チケット」、「ホテル催行の市内観光ツアーが無料」といったサービスもあります。それだけホテルの競争が激化している証拠ではありますが、旅行者にとっては嬉しい傾向ですよね。