2020年3月に旅行や出張でベトナムに行くことを計画している方は、是非今回お届けする現地情報を参考にしていってください。
3月8日は国際婦人デー
3月8日にベトナムにいる旅行者は、是非積極的に町中を歩いてみてください。通りはいつもよりも華やかになっているはずです。日本では習慣はありませんが、ベトナムでは古くから3月8日は国際婦人デー、通称「女性の日」を祝います。世界を通してみると、社会主義国で主に祝うイベントのようです。
この日は男性が日ごろお世話になった女性に花束を贈る日。相手との関係によってアクセサリーや香水などを贈ることもあります。彼氏から彼女へ、というよりは職場の女性や学校の先生に感謝の印を贈るといった概念です。女性の日の数日前から通りには御覧のように花束を売る人たちでにぎわいます。いつもとはちょっと変わった風景を見ることができます。
ハノイの楽しみ方のポイントを押さえておこう
3月にハノイ旅行を計画している方は、服装に少し注意してください。ハノイは2月まで冬の季節と言われ、朝晩は一桁になることもあります。特にニンビン省やハロン湾、サパといった自然景勝地は冷え込みが厳しいので、3月に入って冬が終わったからといっても、すぐに気温は上がらないことは肝に銘じておきましょう。
もし肌寒くて「屋外観光が我慢できない」という場合は、市内観光に切り替えて、博物館やスパ、ショッピングといった屋内観光を計画してみるのもいいでしょう。
ダナンとホイアンは屋外観光のシーズン到来
ダナンやホイアン、フエといった中部地方へ旅行される方は、3月は場合によってベストシーズンになるかもしれません。2月まではダナンもハノイほどではないですが、肌寒い日が月間を通して多く、小雨がぱらつくこともあります。そのため雨合羽を来てホイアンの旧市街を見学することにもなりかねません。
一方、3月になると徐々に気温に上がり、日中は20度後半、場合によっては30度以上になることも。日本の初夏のような清々しい中で観光に精を出すことができます。ダナンやホイアンはほとんどが屋外観光なので、気温や天気に左右されない3月はベストシーズンといえます。ただし、海水浴は3月時点ではまだ難しいかもしれません。海水浴目的でダナンを選ぶ場合は、もう少し遅い時期がいいでしょう。
南部と中南部はベストシーズンに
南部・中南部は3月から5月の間で各所ベストシーズンを迎えます。日本人に知られている観光地としては、中南部ビーチエリアのニャチャン、砂丘の町のムイネー、南部ホーチミンやメコンデルタ地方などが挙げられます。南部と中南部は年間を通して真夏日が続きますが、3月は乾季の真っただ中なので雨の心配も要りませんし、さらに気温もそれほど蒸し暑くなりません。
日本人に人気の観光地のホーチミンの旅行を計画している方は、滞在中1日はメコンデルタやカンザー、ブンタウといったアウトドアツアーに参加してみてください。いずれの観光地も大都会のホーチミンから2時間で行けるとは思えない大自然やビーチを満喫することができます。
3月のベトナムは旅行に恵まれている
1年の中でも3月はベトナム各地で旅行シーズンを迎えます。初めて東南アジアデビューをされる方は、ベトナムを選んでみてはいかがでしょうか。きっと当初の予想を裏切ることのない満足度の高い旅となるはずです。