ベトナムの中でもリゾートエリアとして人気の高い中部地方ダナン。滞在中海水浴三昧というのも悪くありませんが、どうせなら足を延ばして市外の観光地へとでかけてみてはいかがですか。今回紹介するのはダナン発バスで行ける観光エリア。半日、1日、1泊で行ける場所をご案内します。
半日:世界遺産「ホイアン」(約40分)
まずは半日で行ける観光地から紹介。世界遺産「ホイアン」はダナン市街から車で40分のところにあるクアンナム省の都市。ダナンから最も近い郊外観光地なので、タクシーでも十分行くことができます。ホイアンでは華人が集まる集会所や寺院、旧家を見学することができます。
ちなみにホイアンは昼と夜で雰囲気が別物となります。夜はロマンティックで静かな時間が流れ、灯篭流しやナイトマーケットといった素朴なひとときを楽しむことができます。ホイアンからダナンへ帰るときはバスはもう終了しているので、タクシーを捕まえて帰りましょう。
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半日:ミーソン遺跡(約1時間30分)
ホイアンと並ぶ世界遺産の観光地である「ミーソン遺跡」。タクシーだと費用がかさむので、ほとんどの旅行者はツアーバスで行くことになります。ダナン市街からはおよそ1時間半ほどの道のりで、ダナン→ミーソン遺跡→ホイアンといったルートもあります。
ミーソン遺跡は7〜13世紀にかけて造られたチャンパ王国による遺跡で、発見されたのは20世紀。現在でも次々に新たな遺跡が発掘されていて、毎年公開範囲が広がっています。ベトナム各地の仏教遺跡とは異なり、チャンパ王国はヒンズー教なので、シヴァ像やパールバティ、ガネーシャにガルーダといったお馴染みの神々の像も見ることができます。
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1日:世界遺産「フエ」(約3時間)
1日かけて楽しむなら、さらに遠方の観光地へと向かいましょう。ダナン市街からバスで北上すること約3時間で到着するのは、世界遺産の建築物がある古都フエ。現地でも1日複数本のバスが出ているほか、日系旅行会社も催行しています。フエでは阮朝王宮(写真上)をはじめ、歴代阮朝皇帝が築いた廟や寺院を見学することができます。
また、寺院や廟の見学だけだと飽きてしまう、という方は、「マーシャルアーツ」や「線香村」などに立ち寄るのもいいでしょう。阮朝王宮周辺からはボートに乗ってクルーズツアーも楽しむことができます。ツアーバスでは15時頃にダナンに向けて出発します。一泊するのもおすすめできますし、予算が余っているなら、フエ空港から空路でダナンへ帰路につくこともできます。
1泊:フォンニャケバン国立公園
バスで1泊かけて行く観光地の王道は「フォンニャケバン国立公園」。2003年に世界遺産に登録された新しい観光地です。まだまだ観光開発の段階で、アクセスはある程度制限されますので、行きたい方はバスツアーに参加するのが一般的。ダナン発はまず最初に6時間かけてドンホイという町に行き、ここで一泊することになります。翌日は午前中にさらに3時間かけて天国の洞窟とフォンニャ洞窟といった世界遺産を見学し、午後に6時間かけてダナンに帰ります。
日本人旅行者の間では天国の洞窟とフォンニャ洞窟が有名ですが、それ以外にも複数の洞窟を探索することもできます。気になる方はツアーに申し込む前に、現地でどんなアクティビティを楽しめるか確認するといいでしょう。ちなみにダナンからは1泊ツアーのみ催行ですが、フエからは1日で行ける日帰りツアーも催行しています。
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ツアーバスを有効利用しよう
ツアーバスは各旅行会社のデスク、もしくはホテルで手配することができます。高級ホテルであれば、ホテル専用車で周るプライベートプランなどもありますので、オリジナルの旅程を組むことができます。ツアーバスを活用できれば、ダナン旅行の幅がもっと広がるので、是非検討してみてください。