ベトナム最新情報ブログ(現地在住ライターによるベトナムの記事)

乳幼児連れのベトナム家族旅行。旅を楽しくするポイントを紹介

乳児・幼児連れの家族旅行もここ最近ベトナムでよくみかけます。ハノイ、ホーチミン、ダナンの三大都市は特にファミリーに人気ですね。治安もよく、食べ物もおいしいため、初めての海外旅行先でもベトナムは近年非常に人気が高くなっています。

しかし、乳幼児がいる家族は、観光中に気を付けてほしい注意点がいくつかあります。より旅を満足いくために、是非ご一読ください。

機内食はベビーフードがあるが、リクエストするのが無難

IMG_6144.jpg羽田空港にて

乳児連れの方は、チェックイン時にリクエストしておけば、機内食提供時に乳児に対してベビーフードを受け取ることができます。ベビーフードの内容は航空会社によって異なりますが、ベビーペーストとジュース、もしくは乳児用のパスタ(ペンネ)といったパターンが多いようです。ちなみにチェックイン時にリクエストを忘れたとしても、機内で客室乗務員にお願いすればもらえるはずです。

IMG_2006.jpg機内の座席も優先して選べる

また、乳児連れの場合は、ベビーベッドのバシネットがある座席を選ぶのが断然おすすめとなります。このベビーベッドはあまり使い勝手はよくありませんが、座席の足元が通常よりも広いため、赤ちゃんをハイハイさせたり、少し歩かせたりすることができます。是非利用してみてください。

ベビーカーよりも抱っこ紐が断然おすすめ!

IMG20190103143303.jpgホーチミンの動物園にて

乳児のお子さんがいる方の多くはベビーカーも持参することでしょう。ベビーカーは空港の受託手荷物ではなく機内持ち込みが可能で、しかも許容重量外なので、多くの人が海外渡航先に持っていきます。しかし、ベトナムに限って言えば、ベビーカーだとかなり観光が困難となります。

IMG_6384.jpgホーチミンから行けるブンタウの海

ベトナムはご存知の通りバイク天国で、交通ルールを無視したバイクが歩道に乗り上げたり、一方通行を逆走したりと縦横無尽に走っています。また、歩道は石段やタイルが破損・陥没していることが多いため、ベビーカーを思うように引くことができません。博物館など観光名所も多くがエレベーターやスロープなどはありませんので、その都度もち上げる必要があります。基本日中の観光は抱っこ紐を使って、胸に乳児を抱えるようにするのがいいでしょう。

乳幼児と一緒にスパに行ける?

IMG_4136.jpgベトナムに来たらスパも楽しんでほしい

ベトナムを旅先に決めた旅行者の中には、「スパ」を目的に観光を計画している人も多くいます。特に日ごろ育児で疲れているお母さんは、ベトナム旅行でパッケージコースを選択して束の間の贅沢を満喫したいですよね。「でも小さな子どもがいるんだけど、どうしたらいいかな」という疑問もあります。

IMG_3765.jpgお父さんお母さんは大助かり

実際はお店に事前に質問しておくのがおすすめですが、十中八九問題ありません。高級ホテルスパであれば、ホテル内のキッズクラブに預けることができます(ベビーシッターもいます)し、スパの専門店では、レセプションスタッフや手の空いているセラピストが、お父さんお母さんがスパを楽しんでいる間、しっかりと面倒をみてくれます。日本ではちょっと考えられないので、最初スタッフが申し出てきたときはびっくりするかもしれませんが、ベトナムでは至って普通です。

おすすめ観光エリアは「ダナン」

IMG_6876.jpgダナンは子供と散歩するのも最適な環境

一昔前までは、ベトナム旅行といえばハノイとホーチミンくらいしかありませんでしたが、昨今は各旅行会社がベトナムのリゾート地を観光PRしています。中部ダナン、中南部ニャチャン、クイニョン、南部フーコック島、コンダオ島など、いずれもビーチリゾートを楽しむことができます。

DSCN1682.jpg世界遺産のホイアン旧市街

その中でも乳幼児連れのファミリーにおすすめしたい観光エリアが「ダナン」となります。ダナンはここ数年でリゾート開発が進んだ都市のため、清潔で整備された遊歩道は子供の手を放しても安心ですし、バイクや車の交通量も多くないので、空気も非常に綺麗。ベトナム人の間でも「子供を連れて行きたい観光地」として毎年注目度が上がっています。

乳児に食べさせてもいい料理

IMG_6179.jpg生ものは危険なので要注意

ベトナム旅行先では、ベビーフード以外に乳幼児にどんなものを食べさせていいのでしょうか。下記に代表的な食べ物を記載しますので、ご参考ください。

食べても大丈夫な食べ物

・フォー、ブン
フォーやブンは米粉麺で作られているため、安全に食べることができます。
・果物類
アボカド、マンゴー、パパイヤなど種がないものを選びましょう。
・白米
日本の白米よりも水分が少なく、ちょっと固いので注意も必要ですが、粒が小さいので食べやすくもあります。

避けるべき食べ物

・貝類
大人でもお腹を下しやすい食べ物なので、乳幼児はご法度です。
・生春巻き
ライスペーパーは安心して食べられますが、包んでいる青野菜は要注意。
・揚げ春巻き含む揚げ物
ベトナムの油は品質が悪いと言われています。ホテルのレストランであっても、油は通常のものを使っているはずなので、やはり避けるべきでしょう。
・スープ類
高級レストランであれば大丈夫かもしれませんが、普通のお店ではスープに大量のチキンパウダーや味の素が入っています。

ベトナムの現地事情をよく把握しよう

ベトナムはまだまだ日本と比べて乳幼児に対するサービスやインフラが整っていません。ですので、行く先々で困ってしまうこともあるでしょう。それを最低限に抑えるためにも、事前に渡航先の地域情報はできるだけ多く集めておくようにしましょう。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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