ホーチミンはベトナム最大の都市で、初めて来た方はその大都市ぶりに驚くことでしょう。お洒落なカフェや近代的なショッピングセンターが建ち並び、もしかするとイメージしていた東南アジア像とはギャップがあるかもしれません。そんな方は、1日か2日時間をとって、郊外のメコンデルタ地方へ足を運んでみてはいかがですか。
ここで紹介する都市は大自然を感じることができるメコンデルタ地方の町。旅慣れない方でも準備さえしっかりしておけば行くことができるはずです。是非次のホーチミン旅行の参考にしてみてください。
メコンツアーの開催地「ミトー＆ベンチェー」
ミトーの永長寺ミトーはホーチミンからわずか90分で行けるメコンデルタ地方最初の町。ホーチミンから近いせいか町は都市化が進んでいて、他のメコンの町と比べると開けています。ホーチミン発のメコンのジャングルツアーは一番人気ですが、まずはここミトーに立ち寄り、その後ボートに乗って川向うのベンチェーへと向かいます。多くのツアーでは帰りがけにミトー市街にある永長寺に立ち寄ります。
雄大なメコン川一方ベンチェーではメコン川をボートで疾走したり、夕刻の蛍鑑賞などを楽しむことができます。ただしこれらは観光地化されているため、ツアーではなく個人で行くと、船の手配など返って割高になってしまいます。また、個人旅行で現地に滞在するならば、ベンチェーよりもミトーの方がおすすめ。しっかりしたレストランやカフェはありませんが、市場を歩いたり、大衆食堂で食事をしたりといった現地に溶け込む滞在をおくることができます。
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日帰りで行ける「カイベー」
カイベーから見るメコン川カイベーはホーチミンから3時間程度で行ける町。個人旅行者の間ではミトーに一泊して翌日カイベー観光を経てホーチミンへ戻る1泊2日プランが人気。カイベーもメコン川の支流沿いに広がる町なので、ボートツアーがメインの楽しみ方となります。
水上で生活する人々ミトー＆ベンチェーでは観光地となっているエリアをボートで回るため、現地の人々の生活風景をみることはあまりありませんが、カイベーでは御覧のようにここで暮らす人々をボートに乗って眺めることができます。また、カイベーでは水上市場も午前中に開催されるので、午前のなるべく早い時間に訪れることができれば、大小数十の商船が行き交う様子を見学できます。
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アジアらしい旅行を満喫するなら「カントー」
カントーの中心市街地ホーチミンから5時間ほどで行くことができるカントーは、メコンデルタ地方の中央都市であり、最も開けた町となります。市街地には日本人も満足できる3つ星、4つ星ホテルもありますので、滞在の拠点としても申し分ありません。周辺には大型スーパーや博物館、屋内市場、レストランなども充実しています。
カイラン水上市場カントー最大の観光スポットとしては、カイラン水上市場が挙げられます。カイベーでも水上市場は見ることができますが、カイランのここはスケールが何倍も大きなものとなります。早朝の5時か6時頃が最も賑わい、11時頃まで商船が行き交います。ここまで来ると日本語ガイドはいませんので、英語ガイドか個人で参加することとなります。カントーのホテルからツアーに参加することが可能。
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バックパッカーに大人気！「チャウドック」
水上家屋を見学できるバックパッカーに一番人気のメコンの町が「チャウドック」です。カンボジアと国境を接していて、小型のボートでも国境を渡ることができるほど近いです。このチャウドックは町じたいは小さく、チャウドック市場のある中心市街地を散策するとしても、せいぜい1～2時間程度で観光できてしまいます。それよりもおすすめなのは、対岸に暮らすチャム族の町「ダーフック村」の見学。イスラム教徒であるチャム族は、ベトナム最大の少数民族でもあり、同村では彼らのつくる貴重な民芸品をお土産に買うことができます。
バーチュアスー廟チャウドック市場からタクシーもしくは人力車に乗って郊外へ行くと、「サム山」という仏教の聖地に行くことができます。仏教徒のベトナム人であれば誰もが知っている有名な山で、旧正月には大変多くの現地人がここに訪れ、麓にあるバーチュアスー廟に参拝します。夜はナイトマーケットのように数十の夜店が出るので、旅行者も楽しめます。
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複数都市を周るか、1都市を重点的に楽しむか......
メコンデルタ地方を旅行する場合は、複数都市を周遊するのがおすすめ。仮にメコン最大の町であるカントーを観光するとしても、せいぜい1日あればすべての観光地は回ることができます。町によって名物も雰囲気も異なるので、3～4日程度時間をとって、複数都市を周る計画を立ててみるのがよさそうです。
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