ドンコイ通りには100以上の雑貨店がありますが、今回ご紹介する「ナティ」は、主に洋服を扱う雑貨店。洋服は全商品レディースなので、女子旅やカップルで立ち寄りたいお店となります。ただ、もちろん彼女土産などに男性が行くのも歓迎。ここでしか売っていないオリジナルデザインの洋服もありますし、なによりも風通しのいい服がラインナップされているのが特徴です。

アクセス

ⒸNatti

場所はドンコイ通りのメインストリート沿い76番地。ベトナムの住所は道路を挟んだ左右で偶数と奇数で番地が分かれています。ドンコイ通りは市民劇場から歩いて左側が偶数で右側が奇数。ナティは左側にありますので、番地を追って探してみてください。

服飾品が広がる店内

奥に広い店内

店内は男性でも入りやすく、また、女性がゆっくりと長居できるよう無国籍な雰囲気。間口は狭く、奥に長い空間はベトナム式。扱っている洋服は半袖、ワンピース、マキシマム、パンツ（ボトムス）。陳列されている服にあまり統一性はないので、端から歩いてじっくりと見て回ってください。

日本では見かけないデザインばかり

洋服の他にはベトナム雑貨の定番ともいえる財布、バッグ、小物入れ、帽子などを扱っていますが、こちらはすべてオリジナルではなく中部以北から仕入れているとのこと。ただ、どれも素材の質がいいので、少なくとも市場で気軽に変えるようなものではありません。値段はおよそ50～80万ドンくらい。日本円で2500～4000円となります。

年代層問わず普段から着用できそう

ベトナムの「帽子土産」といえば三角帽子のノンラーですが、ナティでおすすめしたいのは御覧のようなキャペリンタイプ。日本の夏向けにも使うことができます。もちろんノンラーも売っています。

ナティならではのデザインをお土産に買おう

お店のセンスがひかる

ナティに並ぶ洋服の半数以上はオーナー夫人が自分でデザインしたものです。そこらへんのお店にありがちな派手なプリントや、あからさまにベトナムを強調した刺繍があるようなお粗末なものではなく、しっかりと着る人の気持ちを考えられてデザインされたセンスのいいものばかり。

ⒸNatti

写真上のこちらは、ナティで一番人気のデザイン。中央に3つ縦に刺繍されているこちらは「銅鼓（ドウコ）」と呼ばれる、ベトナムの祭器。本物は銅や青銅器で作られているのですが、古くはなんと紀元前。東南アジアでも初期に該当するドンソン文化と呼ばれる時代のデザインです。それを知らなくとも、どことなくエスニックな要素があり、デザイン性は抜群。ゆったりとした下衣も併せて買いたいところです。