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ハノイで一人旅のコツを大紹介!

ベトナムは世界的に見ても治安の良い国として知られています。都心部であっても夜歩きは普通にできますし、人気のないところに行かなければ女性の夜歩きも問題ありません。そんなことから、近年はベトナムに一人旅に訪れる日本人旅行者も見かけるようになりました。今回紹介するのは、ハノイの一人旅の方へ向けて。初めてのハノイを1人で観光するのであれば、ここで紹介するポイントを押さえていてください。きっと旅の満足度が上がるはずです!

ツアーもしくはタクシーで車をチャーター

IMG_2796.jpgベトナムのツアーデスクはこんな感じ

一人旅をするとき、まず考えなければならないのが「移動手段の確保」です。割り勘する相手がいなければ、メータータクシーは高くつきます。一人旅でよく利用されるバイクタクシーという手もありますが、ハノイの場合、各観光スポットの距離が離れているので、正直普通のタクシー同様高くついてしまいます。そこでおすすめしたいのが「車のチャーター」です。

IMG20170828114508.jpgタクシーの車内

半日もしくは1日チャーターすれば、メーターや距離の心配は必要ありません。旅行会社でもチャーターは可能ですが、その場合はガイドが必ず付きます。ガイド不要の場合はタクシードライバーと交渉するのがいいでしょう。交渉次第では1日7500~1万円程度で貸切ることが可能です。ただし、観光中に金品を盗むような悪質なドライバーもいるので、荷物は持って観光しなければなりません。

危険な場所へは行かないのが一人旅のルール

IMG_3460.jpg旧市街の繁華街

一人旅の場合、どんなトラブルに遭遇したとしても、すべて自力で解決しなければなりません。対人トラブルの場合は英語やベトナム語を駆使する必要がありますが、言葉は大丈夫でしょうか。もし言葉の壁に不安があるならば、危険な場所には行かない、見知らぬ人にはついていかない、と言った危機管理を怠らないようにしましょう。また、夜の繁華街や安マッサージ店などでは、スリや盗難も多発しています。人込みに混じって財布を盗まれたり、マッサージを受けている最中にこっそりと財布からお金を抜かれたりします。予め考えられる危険も知っておくことが肝要です。

安マッサージではなく信頼できるスパへ

IMG_3395.jpgSFスパの個室ルーム

もしマッサージを楽しみたいならば、1時間5ドルのような安マッサージ店はやめて、事前に予約して入るしっかりとした"スパ"に行きましょう。スパでは盗難防止用のロッカールームが受付や個室にありますし、マネージャーもしっかりとして、トラブルがあったらお客の味方になってくれるはずです。多少高くてものその分満足度は絶対に高いので、一度体験してみてください。

長距離バスを利用して個人旅行も

IMG_4341.jpgニンビン省では伝統家屋に泊まれる

郊外観光をすべてツアーに任せるという手もありますが、せっかく一人旅をしているのだから、自力で行けるところまで行ってみたい、と感じるものではないでしょうか。ハノイの旧市街にあるツアーデスクでは、長距離バスの手配もしてくれます。行先は主に「サパ」、「ニンビン省」、「ハロン湾」など。特にサパとニンビン省はバックパッカー向けの宿も多いため、一人旅行者は大歓迎です。一泊およそ1500円程度で宿泊することができますし、歩いてすぐのところに食堂もあり、こちらも一食500円以下で食べることができます。

IMG_4391.jpgニンビン省の風景

筆者として個人旅行が最も楽しめるのはニンビン省です。サパも人気ですが、トレッキングやホームステイが主となるので、苦手な人もいるかと思います。ニンビン省はツアーに参加して行くと、タムコックもしくはチャンアン、それとホアルーの2か所しか行くことができません。しかし、周辺には他にも見どころとなる名所がたくさんあるので、個人でスケジュールを組んでいくのがおすすめです。

どこにも行かずにまったりと市街地を楽しむ

IMG_2217.jpgバックパッカー街で1日過ごすのも

市街地の観光では旧市街散策やスパがメインで、名所でいえば博物館やホーチミン廟、世界遺産のタンロン遺跡などが面白いです。しかし、それらの名所巡りはほどほどに、せっかく1人で伸び伸びとできるのだから、バックパッカー街で新しい発見を楽しみに歩いてみるのはどうでしょうか。ハノイにおけるバックパッカー街は、ハノイ大教会傍のアウチウ通りやゴーフィン通りが該当します。

IMG_2013.jpgアウチウ通りの路地中

一泊2000円程度のミニホテル、1キロ100円で洗濯ができるランドリー、トリップアドバイザーで密かな人気を集めている穴場のカフェなど、狭い道の両脇には所狭しとお店が並んでいます。夜になると多くのバックパッカーでカフェやレストラン、バーが賑わいはじめます。一人旅も多いため、気が合う仲間を見つけて談笑、情報交換といった一期一会を楽しむのも一人旅ならではです。

ハノイからホーチミンまで南北統一鉄道で

IMG_9895.jpg寝台ルーム

ベトナムには国営の「南北統一鉄道」というディーゼル列車がハノイからホーチミンにかけて走っています。鉄道好きには名の知れた列車で、ハノイからおよそ2日間かけて南部終着駅であるホーチミン(サイゴン駅)に行くことができます。途中にフエやダナンといった名所によることもできるので、数日かけて列車旅を体験してみるのも一人旅ならではです。

ベトナムだからこそできる楽しみを考えよう

今回はハノイで一人旅をする際のコツをご紹介しました。旅慣れている人であっても、ベトナムが初めてであれば、是非上記を参考に旅の計画を練ってみてください。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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