ハノイ市街最大規模の観光エリアである旧市街では、毎週金曜から日曜にかけて、ナイトマーケットが開催されます。夜の19時半頃から徐々にお店が増えていき、20時から22時がピーク。23時過ぎにお店は閉店します。そのナイトマーケットは例年同じ場所で実施されていますが、お店の中身は年々様変わりしている印象を受けます。そこで、今回はナイトマーケットの散策と、旅行者に買っていってほしいお土産雑貨をご紹介したいと思います。
ナイトマーケットの開催場所
2018年9月のナイトマーケットナイトマーケットの開催場所は例年通り。旧市街ハンダオ通りからハンガン通り、ドンスアン通りへと続く一本道です。およそ500mほどでしょうか。通りには延べ数百というお店がびっしりと並んでいます。特に金曜と土曜は日本の花火大会のようなびっくりするほど混雑しますので、財布やパスポートといった貴重品はホテルに置いていき、必要な分の現金のみを持ち歩くといいでしょう。
ナイトマーケットでやりたいこと〜屋台グルメ
串物がここの定番ナイトマーケットでは屋台グルメにも注目してほしいところ。小腹をここで満たして、その後レストランでディナーするのもいいですし、その逆も然り。ナイトマーケットで食べられる屋台のほとんどは揚げ物や焼きもので、すべて火がとおっているのでお腹を壊す心配もありません。子供も安心して食べて下さい（ただ、油の使いまわしが多いので、食べ過ぎはやはり注意）。
炭火で焼いてくれる日本でもそうですが、お祭りのいいところは、炭火で焼いた焼き鳥などを食べられることですね。日本では大きな鉄板で焼くときもありますが、ベトナムでは七輪で焼くのが普通。焼きはじめだと少し時間がかかりますが、待つだけの価値はあります。写真のこちらはBBQ。牛肉の串焼きは定番どころですが、旅行者はその奥にあるかまぼこや厚揚げのようなものを是非食べてほしいです。日本にありそうでない不思議な風味を楽しめます。
豚肉とフランクフルト豚肉の串焼き。こちらも炭火でじっくりと焼いているので、柔らかくて香ばしいです。ナイトマーケットとその周辺にとりわけ多く出没しますが、逆に旧市街以外のエリアではあまり見られません。しかし、これがとってもおすすめ。ありがちな料理と思いきや、ホーチミンやダナンといった別の地域ではみない、旧市街ならではの屋台グルメといえます。
ナイトマーケットでやりたいこと〜おすすめ雑貨
いろんなデザインや文字があるので、選び甲斐がある数年前までは、ハノイのナイトマーケットで売っている雑貨といえば陶磁器のような定番雑貨くらいで、あとはベトナム人が買うようなセンスのない服やブランドのフェイク品くらいのものでした。しかし、最近は個人や小規模雑貨店がオリジナルの雑貨を販売しはじめるようになり、これが大正解。ここでしか買えない旅行者に人気のお土産となりました。
ベトナム人の必須のファッションアイテムナイトマーケットで是非手に入れていってほしいのが、こちらの「スマホケース」。スマホの裏に嵌めるもので、ベトナム人にとっての必須のファッションアイテムの1つとなっています。本当に多くの種類とデザインがありますし、実際自分のスマホに装着してみることもできます。日本では手に入らないお土産の1つとして、特に女性旅行者に人気があります。
ミニスピーカーは数百円で買えるこちらはスマホとパソコンのアクセサリー関連。元電源が必要な電化製品は電圧が異なるのでおすすめできませんが、アクセサリー類はスマホやパソコンのUSBから電源をとるので、ベトナムの製品でも使うことができます。日本でも便利グッズはたくさん売っていますが、ベトナムではかなり安く手に入ります。ぱっとみたところ、スピーカーやモバイルバッテリー、Bluetoothのイヤホン（通話もできるタイプ）、ストラップなどが旅行者に人気となっています。また、カラオケマイクはベトナムならでは。SDカードに音楽を入れて、本体マイクに挿し込むだけで、マイクから音楽が流れて即興でカラオケをすることができます。
キュートな雑貨らしい土産となるはずこちらはトートバッグやリュックサック。コットンや麻が素材なので軽くて長持ちします。一見すると普通な感じですが、学生などが集まってオリジナル雑貨を作って売っているため、お洒落な雑貨店などでも同じデザインのものを買うことはできません。
洋服は値段で選んでもいいかも洋服もここ最近はセンスがいいものが増えてきました。値段も6万～10万ドン（300～500円）とどれも安いので、気に入ったものを複数枚買っていくこともできます。Tシャツはセンスが問われるから買いたくない、という女性はボトムスを選んでみてください。デニムのホットパンツはベトナム女性が好むアイテムの1つで、安く買うことができます。
子供から大人まで楽しめる
ハノイのナイトマーケットは、観光エリアの中心にあるだけではなく、かなり規模が大きいので子供から大人まで楽しむことができます。子供用の衣類やおもちゃ、お菓子なども多数出るので、ファミリー旅行者も是非楽しんでいってください。もちろんはぐれないように、握った手は離さないように。
