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世界遺産ホイアン旅行。覚えておきたい5つの楽しみ方

ホイアンといえば、ベトナム中部の世界遺産都市。旧市街はかつて交易が栄えた町。日本やベトナム、中国、西洋の建築様式や文化がまじりあった不思議な町並みが広がっています。

近年は中部に訪れる日本人旅行者が増えてきて、中でも人気なのがホイアン。しかし、1日ホイアンを観光するとなると、旧市街散策だけでは飽きてしまうかも。そこで、今回はホイアンに1日もしくは数日滞在する旅行者向けに、ホイアン滞在の楽しみ方をご紹介したいと思います。

① やっぱり外せない旧市街散策

IMG_8625.jpg旧市街の町並み

ホイアンはクアンナム省の中にある都市の一つ。そして、そのホイアンの中でも一部エリアは歴史保護地区として世界遺産に登録されています。具体的にいうと、チャンフー通り、グエンティミンカイ通り、バクダン通り、グエンタイホック通り、一部レロイ通りやハイバーチュン通りなど。

旧市街は16世紀に交易の全盛期を迎え、当時は日本の朱印船も数多く往来しました。その後日本は鎖国がはじまり、また交易の場をダナンに移したことにより、徐々にホイアンは衰退。しかし、当時を映す貴重な町並みや建築物は、1999年にユネスコ世界遺産に登録され、現在に至ります。

IMG_2438.jpg夜のホイアン

ホイアンでは、旧家や寺院の見学、さらに雑貨店で買い物したり、古風な雰囲気漂う空間で食事やカフェをとるのが主な観光方法。しかし、楽しみにしてほしいのが、ホイアンの夜。

夜にはランタンが旧市街の町を照らし、辺りは昭和のノスタルジー香る雰囲気に包まれます。トゥボン川に浮かぶ灯篭を眺めたり、ナイトマーケットでショッピングやグルメを楽しむ時間は、帰国後も忘れられない思い出となるはずです。また、毎月旧暦の14日はランタン祭りが開催。伝統的なイベントが各地で開催されます。

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② クアダイビーチを楽しむ

DSCN1342.jpg青い海が広がるビーチ

かつて青い海と白い砂浜がどこまでも広がる美しいビーチエリアだった「クアダイビーチ」。しかし、数年前に襲った台風によって、ビーチは一変して砂浜がほとんどなくなってしまいました。

しかし、すべての砂浜が消えたわけではありません。クアダイビーチは広い範囲に広がっていて、ミーケービーチ、ノンヌオックビーチを南下したところに繋がるビーチエリア。まだまだ海水浴ができる場所はあります。

IMG_1995.jpgクアダイビーチ沿いに建つオープンエアレストラン

ビーチ沿いにはいくつかリゾートホテルがあるので、海水浴を楽しみたい場合はこちらに宿泊するのが一番。プライベートビーチ感覚で楽しむことができます。もちろんシュノーケリングやジェットスキーといったマリンスポーツもできます。

また、ビーチ沿いには御覧のようにオープンエアレストランがいくつもあるエリアがあります。席に座ると従業員がメニューを持ってきてくれますので、ベトナム料理やシーフードを注文することができます。旧市街から車で15分程度なので、ランチだけにビーチまで立ち寄る楽しみ方もありますね。

③ サイクリングを楽しむ

IMG_2034.jpg人気のコースもいくつかある

自転車は旧市街のツアーデスクやホイアン近郊の宿泊施設でレンタルすることができます。1日借りても日本円で500円くらいなので安いです。同じくバイクもレンタルできるのですが、日本の免許証では運転できません。

自転車をとめるときは、カフェで一杯だけといった短時間であっても、必ずチェーンで盗難防止のロックをしてください。自転車のコースは旧市街~クアダイビーチ。もしくは旧市街~北部エリアが人気。

IMG_2024.jpgクアダイビーチに向かう道中はお店もたくさんある

旧市街~クアダイビーチでは、小さなマリンショップやツアーデスク、安マッサージ店、ネイルサロン、大衆食堂などが所狭しと並んでいる道をひた走ります。南国気分もさることながら、世界遺産のホイアンとはまた異なる雰囲気を味わうことができるでしょう。

旧市街~北部エリアでは、どこまでも広がる田園風景を眺めたり、水牛を引く農家や闘鶏を楽しむ現地人など、素朴な彼らの生活を覗くことができます。日本人には前者、欧米人には後者のサイクリングコースが人気のようです。

④ 現地発のツアーを楽しむ

DSCN1640.jpg半日で楽しめるランタン作り体験

ツアーデスクもしくは宿泊先ホテルから申し込める現地オプショナルツアーに参加するのも、ホイアンの楽しみ方としては非常におすすめ。

現地で催行しているツアーは「ランタン作り体験」、「農家のミニホームステイ」、「ダイビング」など、個人で自力で楽しむことはできないものばかりなので、ちょっと変わったホイアン観光をおくりたい人にはぴったりです。

IMG_2578.jpgミーソン遺跡

また、世界遺産ミーソン遺跡を見学するツアーもあります。ミーソン遺跡まではホイアンから1時間ちょっとかかる上、旧市街から直行で行けるバスはなく、必ず一度は乗り換えが発生するため、ベトナム語が分からない旅行者が自力で行くのは困難です。

ミーソン遺跡のツアーは半日で終わるので、滞在時間が1日しかない人も、午前中に行けばお昼には旧市街に戻ってきて、市内観光を続けることができます。

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⑤ 贅沢なホテルライフを楽しむ

IMG_9029.jpgヴィクトリアホイアンにて

「欧米人はホテルライフを重要視するけれど、日本人はほとんどホテルにいない」という事情をホテルスタッフからよく聞きます。せっかく4つ星、5つ星の高級ホテルに宿泊しているのだから、半日から1日ホテルライフをエンジョイするのも、立派な現地での楽しみ方。

特にダナンやホイアンといった中部地方のリゾートホテルは、ハノイやホーチミンには見られない大きな敷地面積をもっています。敷地内に複数のカフェレストランやプール、プライベートビーチ、スパ、フィットネスジム、テニスコートなどを完備しているのも普通。ファシリティは申し分ありません。

IMG_9203.jpgアルマニティホイアンにて

「でもせっかくホイアンに来たんだから、いろいろ観光スポットを見て回りたい」という旅行者が大半かと思います。例えば、午前中は旧市街を散策して、午後はホテルライフを楽しむのはいかがでしょうか。ホテルが催行しているオプショナルツアーもあり、クッキングクラスやランタン制作、マリンスポーツなどはすべてホテル敷地内で楽しむことも可能です。

日中はプールや海を楽しみ、子供をキッズクラブに預けている間に夫婦はスパを満喫。夜はレストランでシーフードを頬張り、プールサイドでカクテルを鳴らす......。そんな滞在余暇も捨てがたいものです。

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どんなホイアン滞在をおくるかは日本にいるうちから考えておこう

ここで紹介したように、ホイアンは世界遺産だけではないことが分かります。ダナンを拠点に、ホイアンは半日程度しか観光しない旅行者が多く見受けられますが、それはいささかもったいありません。ホイアンだけでも数日はめいいっぱい遊ぶことができるので、ホイアン観光を考えている方は、どんな滞在をおくりたいかを事前に考えておくといいでしょう。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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