ベトナムの中部旅行を計画している旅行者は、まずはダナンとホイアンどちらに観光の拠点を置くのかを検討することになります。ホイアンにはダナンほどホテルは多くありませんので、日本人が満足できるホテルとなると、必然的に限られてきて、旧市街徒歩圏内か、ビーチ側のどちらかとなります。
今回紹介する「ビクトリア・ホイアン・ビーチリゾート&スパ」は、ホイアン近郊クアダイビーチ傍。ホテル前は川が蛇行して流れる、古き時代を投影する良き町並み。ビーチと世界遺産、そしてホテルライフと三位一体でお楽しみください。
アクセス
同ホテルがあるのはホイアン旧市街から車でクアダイビーチ方面に10分少々走ったところ。ホテルと旧市街は徒歩では厳しいですが、自転車をレンタルすれば、サイクリング気分で行き来することができます。
シャトルバス&ボートも利用できる
ホイアンとホテル間はシャトルバスとボートがそれぞれ運航しています。素早く行きたい方はシャトルバスを利用しましょう。
ホテル発:9:00,11:00,14:00,18:00,19:00,20:00,21:00
ホイアン発:9:30,11:30,14:30,18:30,19:30,20:30,21:30
上記は定時便となり、無料で利用が可能。その他自分の好きな時間にバスに乗ることもでき、こちらは有料となります。
シャトルボートは観光も兼ねているため、ホテルからホイアンまでは片道60分の船旅。ボートは8人乗りで有料となります。
ホテル発:10:00,14:00
ホイアン発:11:00,15:00
※悪天候で欠航となる場合があります。
ベトナムの歴史を感じるオールドスタイル
近年東南アジアの中でも取り分け著しい発展を見せるベトナム。建設される建物はホテルやショッピングセンター問わず、近代的なモダン建築が多い様子。ここ中部においても、ダナン市街には高層ビジネスタワーやノボテル、バドンホテルといったビル型の近代的ホテルが並ぶようになりました。
そんな中、このビクトリアホイアンは大分雰囲気が異なる様子。
外観、内観、庭園、回廊、客室にいたるまで、すべてが落ち着いた雰囲気。こちらはベトナムの古き伝統を守る建築様式で作られているからです。また、クリーム色の壁面や大きなガラス窓とバルコニーなどは、古き良き時代と言われたフランス領インドシナ時代に培われた西洋建築となります。
ベトナム建築とコロニアル建築が調和したベトナムならではの異色の雰囲気は、日本人である旅行者もなぜかふと懐かしさがこみあげてくる、そんなムードが漂っています。
南国プール&ビーチを独り占め
近年台風と潮の満ち引きの影響によって、徐々に砂浜が侵食されているクアダイビーチですが、ビクトリアホイアンでは、まだごらんのように 砂浜も波打つ海も楽しむことができます。日本と同じく海水浴ができるか否かはフラッグを見て確認してください。緑の旗は海水浴が可能、赤は不可となります。
こちらはビクトリアホイアンの宿泊者のみ立ち入ることができるエリアなので、騒がしくない静かなクアダイビーチを楽しむことができます。
こちらはビクトリアホイアンの敷地中央にある大衆プール。非常に広いプールなので、大人も子供も一緒になって楽しむことができます。また、海もすぐ傍なので、水着を着たまま歩いて行くことも可能。
プールサイドには十分な数のデッキチェアとパラソルがあるので、晴れた日はここで寝そべって読書をするのも、また贅沢なバカンスです。
プールサイド傍にはプールバー「Faifoo Bar」が営業中。プールや海を眺めながらドリンクやスナック、ベトナム料理を楽しむことができます。プール&海&プールバーで半日は楽しむことができてしまいます。
全6タイプの歴史情緒香る客室
ビクトリアホイアンの客室は全部で6タイプ。「リバービュー」、「ガーデンビュー」、「デラックス」、「デラックスオーシャン」、「ジュニアスイート」、「スイート」となります。最小のスタンダードルームでも34平米と広めの間取りなので、2~3人でゆっくりと過ごすことができます。
東南アジア旅行ではなかなか期待できないのがバスタブ。4つ星5つ星のホテルであってもデラックス以下はスタンド式のシャワーが主流の国もありますね。ビクトリアホイアンではバスタブがしっかりとついているのであきらめていた方には朗報。(ツインルーム以外)。もちろんシャンプーや歯ブラシなどの各種アメニティもしっかりとついています。
レストラン「Lanam」で豪華朝食ビュッフェ
レストランは150人という大規模収容の「Lannam」が1つあります。ベトナム料理をはじめとするアジア料理、西洋料理各種取り揃えていて、朝食ビュッフェ会場もこことなります。
また、多くのホテルはアイドルタイムは準備中となるのに対し、こちらのレストランは1日通しで営業してくれるのも嬉しいところ。1日ホテルライフを楽しみたいと考えている方にとっては嬉しいサービスですね。
<営業時間>
Lannam......6:00~22:00
各種ファシリティサービスも充実
また、各種ファシリティも充実していて、こちらもホテルライフを快適に過ごせる助力となってくれるでしょう。写真上のこちらはライブラリー。旅行者が置いて行った書籍を保管して、自由に読むことができます。日本の小説もいくつか見つけることができました。
また、それ以外もゆったりと腰を落とせるソファや卓球台、ビリヤードにチェスといったゲームも楽しむことができます。
こちらはキッズクラブ。常にホテルスタッフが眼を配らせているので、安心して子供を任せることができます。小さな子どもはここで遊ばせておいて、その内に大人はスパでリラクゼーションを楽しむ、なんて計画はいかがでしょうか。
こちらはスパ「ビクトリア」。完全個室が自慢のエスニックな空間を楽しむことができます。人気メニューの「Victoria Aromatic Massage」は3種のボディオイルを客が選ぶことができるスタイル。マッサージはベトナム式とインドネシアのバリ式をミックスさせたもの。
事前予約(最低1時間前)をしておけば、サウナとジャグジーは無料で利用できるのも魅力。
<営業時間>
ビクトリア......9:00~22:00
充実したオプショナルツアーを楽しもう
また、ビクトリアホイアンではオプショナルツアーも十分に用意しています。通常のツアーデスクでは取り扱っていない内容も多々あり、そのほとんがホテルのオリジナルツアーとなります。
外国人に人気のツアーはカムタンココナッツ村の見学。田畑が広がる村で水牛と戯れ、村を見学します。さらにホテル内で開催されるクッキングクラスも支持されています。カオラウやホワイトローズといったホイアン名物をシェフと一緒に作ります。また、マリンスポーツではサーフィン、カヤックなども申し込み可能。自転車は無料でレンタルできます。
世界遺産以外の楽しみ方を教えてくれるビクトリアホイアン
ホイアンといえば世界遺産の旧市街が最大の観光名所。多くの旅行者は旧市街を散策したのち、ダナンに戻ってしまいます。しかし、ビクトリアホイアンに宿泊すれば、ホイアンの見どころは旧市街だけではないことが分かります。
ベトナムの古き良き時代を感じ、南国ビーチで海水浴を楽しむことができるのがビクトリアホイアンの最大の魅力。是非次のホテル探しはビクトリアホイアンを検討してみてください。