ここ1~2年で現地の若者に注目されはじめている週末限定のマーケット。もともとベトナムは市場の習慣がいまだ根強く残っていて、ナイトマーケットも現地の若者のたまり場として人気。ただ、週末限定のマーケットが注目されはじめたのは、ここ最近の話となります。今回紹介する週末マーケットは、ホーチミンの1区中心にあるため観光客も行きやすいおすすめのスポット。
今回はグエンユー通りのギャラクシーシネマ敷地内で毎週末開催しているウィークエンドマーケットをご案内します。
アクセス
場所はホーチミンの1区グエンユー(Nguyen Du)通り。観光名所でもある統一会堂の正面の通りを南に沿って歩くと同通りとの交差点に当たります。また、ベンタイン市場からも近く、いずれも徒歩10分程度で行くことができるのが魅力です。
マーケットの開催場所にはギャラクシーシネマという映画館があります。市内中心でチケット料金も安いため地元の若者に人気のシネマです。映画好きであれば、ベトナム産の作品も見て行ってほしいところ。たいていの作品には英語字幕があるので、なんとか理解できるかと思います。ちなみに時折ベトナムで有名のスターが試写会で来場することもあります。
週末マーケットの魅力
こちらで開催される週末マーケットは毎週行われているのが魅力。最近は市内中心のいたるところで週末限定を謳ったマーケットがありますが、いずれも毎週は開催しておらず、隔週や月1のところがほとんど。そして知らぬ間に廃れて、いつの間にか休業しているのが正直言ったところ。しかし、ギャラクシーシネマ内で開催されるマーケットは数年前から催されて、毎週欠かさず開催されています。最も多きな規模で開催されるのはホアルー競技場ですが、そこも毎週ではないので旅行者が必ず楽しめるとは限りません。
[local, 523]お馴染みの屋台フードも並ぶ
テント内奥にはフードエリアもあり。約10ほどの屋台フードが並んでいます。いずれもベトナムを代表するB級グルメで、全国各地で食べられるものばかり。ガイドブックに紹介されているものもあれば、そうでないものもあります。目に付いたものは一通り食べていってほしいところです。ちなみに、最近の流行りは「ミルクティー」と「巻き寿司」。前者は台湾発のバブルティーが屋台やカフェで爆発的に人気となり、若者女子を中心に全国各地で支持されています。後者もすでに定番となりつつあります。ベトナム人の中には生魚を使った寿司を食べられない人も多いので、誰もが気軽に食べられる巻き寿司が好評。
最近の流行りはメイドインベトナム
少し前までベトナムのお洒落女子が好んでいたのはメイドインタイや韓国といったファッションでしたが、徐々に独自のファッションセンスを磨いたメイドインベトナムも支持されつつあります。生地の品質も大分よくなってきましたし、センスも韓国寄り。
ただ、ここ最近で日本のファッションも大分受け入れられるようになってきました。そもそもベトナム人は比較的露出が高い服装を好み、日本人ならちょっとびっくりするような服を平気で着ている女性をよく見かけます。ですので、韓国のへそ出しルックやシースルーといった、いわゆる"ちょいセクシー"な服が若者の間で人気でした。しかし、女性のファッショントレンドも変わってきている様子で、数年前ならば「日本女性のファッションは少し地味」に映っていたのが、現在ではファッショナブルとみなされてきている様子。日本人としては嬉しいことですね。
週末マーケットで入手したいもの
週末マーケットで是非手に入れてほしいのが3つ。
1.サングラス
2.ベトナム産の洋服
3.帽子
となります。逆におすすめしないアイテムも3つ。
1.サンダル
2.コスメ
3.ブランド品
となります。
洋服は品質表示のタグがないので、洗濯に注意が必要です。しかし、メイドインベトナムは日本では出回っていないので、是非お土産に買っていってほしいところです。また、サングラスや帽子も1000円以内で買えるものがほとんどなので、滞在中だけでも活躍してくれるはず。
一方おすすめしないお土産に挙げたサンダルですが、品質がいいものであれば買うのもいいでしょう。一番困るのは歩いている最中に紐が切れてしまうことです。ファッションも大切ですが、履き心地、歩きやすさ、丈夫さを最優先に選ぶのがいいでしょう。また、コスメ系は保管方法に問題があるので、品質が劣化している可能性が大。安物自体おすすめできないので、もし入手したい方はデパートやショッピングセンターに入っている正規店で購入するようにしましょう。
<DATA>
名称:週末マーケット(ギャラクシーシネマ内)
住所:116 Nguyen Du St. Dist.1