日中にシェムリアップ市内の世界遺産群を見て回った方は、少しホテルに戻って一休み。その後はナイトライフのはじまりです。シェムリアップ旅行の定番ナイトスポットの一つでもある「アプサラダンス」は、クメール伝統の舞踊です。市内にはいくつかアプサラダンスを鑑賞できる場所があり、今回紹介するのは、その中でも最も規模が大きいレストラン「アマゾンアンコール」。
ディナービュッフェを楽しみながらアプサラダンスを鑑賞できるとあって、毎夜多くの外国人観光客で賑わっています。
今回はアマゾンアンコールをご紹介します。
アクセス

アマゾンアンコールはシェムリアップの市街地から車、もしくはトゥクトゥクにて北東に15分程度走ったところ。位置的にはアンコールとパブストリートの中間距離となりますが、いずれも徒歩では厳しいのでトゥクトゥクで向かうのが無難です。
400人以上収容の大ホール

規模はシェムリアップ市内でも最大規模。レストラン店内は会場仕立てとなっていて、400人以上収容可能。ここで楽しめるのはビュッフェディナー。かなり広いので料理があるところまでは多少歩かなければなりませんが、料理はいずれもクメールの伝統料理ですし、何より種類も豊富。

ビュッフェは2つのエリアで用意されています。1つは舞台脇の通路。シェフが立っていて、オーダーすればその場で作ってくれます。おもにオムレツや麺類。いずれもクメール料理というよりは、ベトナムやタイでも食べられるようなアジアン料理が多く見受けられます。
クメール料理は日本人の舌にも合いやすいですが、一部の料理は独特のクセがあるので、敬遠される方も少なくありません。そんな方はこちらで自分好みの調理法で注文することができますのでおすすめです。

シェムリアップで食べておきたい定番スイーツも、ほぼここで食べることができます。クメール料理のスイーツは寒天やサトイモ、餅、ゼリーやプリンなどにココナッツミルクをかけたものが普通。もっちりとした食感に甘いソースをかけたスイーツは、日本の甘味にも似ています。
クメールの伝統舞踊をダイジェストで鑑賞

ここで鑑賞できるのはアプサラダンスだけではありません。伝統民謡からはじまり、さまざまな演目がステージ上で繰り広げられます。アプサラダンスは最後なので、多少遅れても問題ありません。演目はすべて合わせて1時間ほどなので、時間を見計らって途中から行くのもいいでしょう。ただし、ツアー団体客も多く、遅くいくと全席がとられてしまっている可能性も高いです。

農村でのワンシーン。男性が女性に求愛している場面です。女性はなかなか花を受け取ってくれず、音楽に合わせて何度も男性の手を払い、顔をそむけます。それでも、男性は諦めずに一生懸命女性を振り向かせようと頑張ります。そして最後はついに......。
インド神話「モニメカラ」

モニメカラという水の女神と嵐の精との闘いの場面を表現したダンス。インド神話になぞらえて再現された有名なワンシーンであり、モニメカラの話はお隣のタイにまで及んでいます。当時は単なる娯楽ではなく、乾季のあとにやってくる雨季への雨ごいの祈りの際にも踊られたと言われています。ちなみに、モニメカラの女神は仏教神話でも海の女神、保護者として登場します。
いよいよアプサラダンスの開始!

最後は待ちに待ったアプサラダンスです。近年はタイやベトナムでも一部アプサラダンスを見れるレストランがありますが、やはり本場のダンスはまったく違いますね。民族衣装を身に纏った7人の踊り子が、ゆっくりとした動作で舞踊を披露。アプサラとは天女という意味で、アプサラダンスは神への祈りを意味し、時の国王が愛でる格式高い舞踊でもありました。

アプサラダンスの起源は正確には分かっておりませんが、アンコールワットなどの王朝時代に国王によって愛でられていたとなると、1000年以上の歴史を持つことになります。一時はタイのアユタヤ抗戦によって踊り子たちが連れ去られてしまったこともありますが、その後、再びアプサラを伝えようと時の国王が踊り子を連れ戻し、クメールの伝統舞踊として確立させました。
アマゾンアンコールは外国人旅行客お馴染みの人気ビュッフェレストラン。毎夜開催しているので、まだアプサラダンスを鑑賞していない方は、ここでビュッフェを楽しみながら贅沢な時間を満喫することができます。
<DATA>
名称:アマゾンアンコール(Amazon Angkor)
住所:No.998, Salakanseng.Svay Dangkum
電話番号:+855 12 966 988(予約も可)
上演開始時間:毎夜19:00~
[local, 514, 544]