今回紹介するのは、カンボジアのシェムリアップにおいて最大のナイトマーケット「アンコールナイトマーケット」。シェムリアップ市内には6つのナイトマーケットがありますが、その中で市内中心にあり、かつ最も規模が大きい市場となります。ツアーに組み込まれたり、ガイドブックに大々的に紹介されているナイトマーケットはすべてこちらになりますので、初めての方も必ず押さえておきましょう。
アクセス

アンコールナイトマーケットの場所はパブストリートから行くのが近道。一大繁華街のパブストリートから西に向かって歩くと、シヴォタ通りを横切る「ナイトマーケット通り」を歩きます。その通りからナイトマーケットは展開されていて、連なる店は突き当りまで続きます。突き当りには大きな屋根付き市場があり、その中には100以上の夜店が入っており、さらに左右に抜ける通り沿いにも店は続きます。
[local, 489]
ナイトマーケット通りからスタート!

ナイトマーケットはパブストリートから歩くと御覧のように道の両側に隙間なくお店が並んでいるエリアに入るとスタートです。こちらは「ナイトマーケット通り」という道で、ナイトマーケットのスタート地点となります。店は安マッサージ、雑貨店、スイーツ屋台、レストランなど。売り子が道行く人の袖を引っ張って呼び止めようとしますので、その気がないならやんわりと断って先へ進んでください。かなり強引な売り子に対しては無視して歩きすぎましょう。

安マッサージは5ドル以下で受けられるフットマッサージがいいでしょう。マッサージ師によってはあまりうまくなく、返って足を痛めてしまうおそれもあるため、30分程度の短いコースがおすすめ。もし気持ちよくて続けたければ延長することもできます。また、施術終了後はマッサージ師に1ドル程度のチップを渡すとスマートです。
マッサージはシェムリアップ市内にはたくさんありますし、中級以上であればホテルでもサービスを受けることができます。女性なら滞在中はマッサージを梯子、なんて考えている旅行者もいるでしょう。そんな方は、事前にある程度どのマッサージ店(スパ)がおすすめなのか情報収集しておくといいと思います。
屋台グルメや食堂も

また、ナイトマーケットのエリアには食堂や屋台もたくさんあります。食堂はクメール料理以外の料理を扱う店も多いですし、すべてのところでビールを飲めるので、お酒好きの方にとっても休憩処として利用するといいでしょう。

また、屋台でよく見かけるのがアイスとクレープ。特にクレープは筆者の一押しで、滞在中毎日のように食べてしまいました。値段は1ドル程度と安く、クレープの生地にコンデンスミルクを垂らし、10以上のフルーツを好きなだけトッピングすることができます。コンデンスミルクの量も言えば少なくしてくれるので、甘いのが苦手な方でもおいしく食べることができます。また、ある程度しっかりと焼き上げているので、日本で食べられるクレープとはまた異なる味わいです。是非お試しを。
市場で雑貨ショッピング!

雑貨店はナイトマーケット通りおよび突き当り正面にある屋根付きの市場内をメインに、その数は100を越えます。どのお店も定価はないので値段交渉となります。何を差し置いても安く買いたい方は、一つのお店でまとめて買うと、より値引き交渉が捗ります。ただ、いろんなお店で売り子と交渉してお土産を一つずつ揃えていくのも旅の醍醐味ですよね。安く買うことよりも、ショッピング自体を楽しんでいってください。

また、週末はかなり込み合いますので、スリや盗難にも十分注意が必要です。たすき掛けのポーチはひったくられる原因になりますし、ズボンのバックポケットに財布を入れていたら、スリにあってもなかなか気づくことができません。また、片言の日本語で話しかけてくるカンボジア人にも注意してください。仲良くなったからといって相手についていかないように。違法賭博やドラッグ、売春なども蔓延していますので、危機管理意識を持ち自制が必要です。

海外旅行で定番のお土産といえば、その国のシンボルマークがプリントされたTシャツ。カンボジアであればゾウやアンコール遺跡、影絵などがその象徴でしょう。相場は一枚2~5ドル。また、伝統のクメールサロンも2~7ドル程度で買うことができます。ぶかぶかのアリババズボンはクメールに古くから伝わる伝統の服で、こちらも同程度の値段で買うことができます。滞在中はこのアリババズボンで過ごす旅行者もよく見かけますね。

さらにアクセサリー類も押さえておきましょう。ブレスレットはミサンガ系や仏教にちなんだ数珠のようなものが多く、カラフルなのが特徴。手作りミサンガは軽くてかさばらない上安いので、まとめ買いするにも最適です。その他ネックレスも5ドル~15ドル程度で買えるものがほとんど。友人や恋人へのプレゼントでも気軽に二つ三つ買っておきたいです。
帰りはトゥクトゥクで

屋根付き市場の周辺には常にトゥクトゥクドライバーが待機しているので、帰りはホテルまで送ってもらうといいでしょう。周辺ホテルであれば相場1ドル。多少遠くであっても3ドル払えば十分です。
ナイトマーケットは深夜24~1時過ぎまで営業していて、アンコールナイトマーケット通り沿いのお店はほそぼそとさらに小一時間営業しているところもあります。シェムリアップの夜を彩ってくれる名所中の名所「アンコールナイトマーケット」をご紹介しました。
<DATA>
名称:アンコールナイトマーケット(Angkor Night Market)
営業時間:店舗によって異なるが16:00~25:00
アクセス:パブストリートからナイトマーケット通りへ。さらに進んでアンコールナイトマーケット通り一体がすべてナイトマーケット。
[local, 467, 466]