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カンボジア旅行の旅の予算

海外旅行先を決めるとき、重要な指標となるのが「旅の予算」。航空券、ホテル代以外にも海外旅行保険や現地の交際費をすべてひっくるめると数十万円かかってしまいますね。そこで、低予算で行くことができる東南アジアが日本人旅行者に人気。カンボジアは世界遺産のアンコールワットがあることで知られていて、年間18万人もの日本人旅行者が訪れる観光大国です。

しかし、気になるのが「現地でいったいどのくらいかかるのか」、「いくら持っていけばいいのか」という問題。そこで今回は予算別で旅の楽しみ方をご紹介します。ちなみに滞在日数はおおよその人が該当するであろう2泊3日あるいは3泊4日を想定し、ホテル費用も予算に含めるものとします。

予算 ~3万円:節約を徹底的に

ベンメリア遺跡を見上げる青年ベンメリア遺跡を見上げる青年

ホテル

予算を3万円以内に抑えたいのであれば、滞在中は節約が必至になります。まず、ホテル選びですが、パブストリート周辺には一泊30~50ドル程度の安ホテルがたくさんあります。基本は一室料金なので、2人で泊まれば1人予算は15~25ドルで済みます。ホテルを決める前は必ず部屋を見せてもらい、冷房、温水シャワー、窓の有無、トイレの水が流れるか、アメニティは揃っているか、ベッドシーツは汚れていないかなどをしっかりと確認するようにしましょう。

お土産は値段交渉が必須お土産は値段交渉が必須

遺跡巡りを楽しもう

2017年からアンコール遺跡の入場料が跳ね上がって、1日券で37ドル、3日券で62ドルとなっています。ただし、この入場券で見学できるのはアンコールワットだけではなく、その周辺のアンコールトムやロリュオス遺跡など多岐にわたるため、1日~2日かけて回ることもできます。また、2日間遺跡巡りをしたい旅行者は、3日券を購入する必要がありますが、1日券を2度買うよりはお得です。ただし、おすすめプランとしては1日券で左記の遺跡を1日かけて回り、翌日は別途遺跡入場料を払って個別で行くことです。魅力ある遺跡が多々あるので、どこに行くかは事前によく調べておきましょう。

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模造品でも購入証明書が必要なので骨董品は気を付けよう模造品でも購入証明書が必要なので骨董品は気を付けよう

お土産で残額を調整

予算2万円以内であれば、贅沢な食事はちょっと厳しいですね。パブストリートやナイトマーケット周辺にある中級レベルのお店でクメール料理を楽しみましょう。一食予算は15ドル以内を目安に。大部分の時間は遺跡巡りで費やされるので、余ったお金でショッピングを楽しみましょう。買い物の舞台は毎夜賑わうアンコールナイトマーケット。カンボジアTシャツであれば2~4ドルていど、スカーフなどは1~5ドル程度、アクセサリー含む服飾雑貨は5~20ドル程度で買うことができます。もちろん値段交渉は必須。割に合わないと思ったら迷わずお店を変えてください。

まとめ

贅沢な旅行はできませんが、世界遺産も回れますし、ナイトマーケットでショッピングもできるので、カンボジア旅行らしい滞在をおくることはできます。学生から20代の若い方であれば満足度もそこそこ高いはず。

予算3万~5万円:一生の思い出に残る観光プランを組み立てよう

中級以上だと朝食ビュッフェも期待できる中級以上だと朝食ビュッフェも期待できる

ホテル

多くの旅行者は2万~4万円程度の予算でカンボジアに臨むのではないかと思います。ホテルは一泊50ドル程度の予算を確保でき、これはカンボジアでは中級ホテル以上が期待できます。クメール料理はもちろんアジア、西洋料理を食べられる朝食ビュッフェも楽しむことができますし、スイミングプールがあるホテルに泊まることだってできます。ただし、冷房の利きが悪い、ウェルカムフルーツに蟻がたかっているなど、細部のサービスに対してわきが甘いところも見受けられますので、贅沢ホテルライフ、というわけには少々いかないかもしれません。

ルックラックと呼ばれる牛肉のサイコロステーキルックラックと呼ばれる牛肉のサイコロステーキ

贅沢なクメール料理を堪能

1度か2度くらいは高級レストランでクメール料理を食べることもできるでしょう。食堂や大衆レストランとは素材の質が違います。特にカンボジアでは野菜だけではなく牛肉を使った料理も親しまれていて、お高いレストランになれば当然牛肉の質も上がります。また、アプサラダンスや影絵といったクメール人の先代たちが残した遺産を鑑賞しながらビュッフェを楽しんだりするのもいいでしょう。

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気になるショップを見つけたら積極的に入ってみよう気になるショップを見つけたら積極的に入ってみよう

お土産は市場だけではなくお洒落な雑貨ショップで

洋服のオーダーメイドや貴重なシルク生地を使ったハンドメイド品など、市場やナイトマーケットでは買えないちょっといい品々に目を通してみてください。カンボジアは織物文化が発達していて、現在でもサロンやクロマーと呼ばれる風呂敷などは名物土産として重宝されています。オーダーメイドでオリジナルの服飾を作るときは、基本は1日仕上げとなります。滞在期間が短い人は初日にお店に向かうといいでしょう。もし間に合わないようであれば、国際郵便を手配してくれるお店もあります。

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まとめ

シェムリアップ旅行の基本となる予算がこちら。もちろんアンコール遺跡も楽しむことができますので、午前中は遺跡巡り、午後から夜にかけてはショッピングに精を出す観光がいいかもしれませんね。基本どこへ行くにも、お土産を買うにもお金には困らない観光ができます。一生の思い出に残るように事前計画は綿密に。

予算5万円以上~:贅沢なフルコース旅行をお約束

一泊8000円程度出せばこれくらいのファシリティを期待できる一泊8000円程度出せばこれくらいのファシリティを期待できる

ホテル

もともとカンボジアは物価が安い国なので、1万円ほど出せば観光エリアの中心であっても高級ホテルに宿泊することができます。広い敷地を持つリゾートホテルやインターナショナルホテルは別物ですが、基本はコンシェルジュ、プール、ジム、ビュッフェ会場、スパなどが併設した申し分ないサービスを提供するホテルを見つけることができることでしょう。

ソックサンにあるスパソックサンにあるスパ

高級スパ

また、ここまでの予算を確保できるのであれば、贅沢なスパを堪能する大人女子旅を決行することも可能。スパは2~3時間コースで1万円前後。アロマオイルをふんだんに使ったマッサージは南国気分全開。常夏の炎天下の中、静寂の空間で極上スパを体験してください。スパは観光中心エリアに点在しているほか、ちょっと北上したエリアに多くあります。もし見つけることができなかったら、いっそのこと5つ星のリゾートホテル内のスパに行くのも可。宿泊者以外も歓迎してくれます。ただし予約はしておきましょう。

クメール美女が披露するアプサラダンスクメール美女が披露するアプサラダンス

コース料理を食べながらアプサラダンスを鑑賞

市内中心からトゥクトゥクで15分ほど走ったところには、クメール料理のコースに舌鼓を打ちながらアプサラダンスを堪能することができるレストランがいくつかあります。カンボジアの伝統舞踊でアプサラとは天女の意味。美しいクメール美女が民族舞踊を披露してくれます。外国人向けの高級レストランでは、このアプサラダンスを間近で鑑賞することができます。コースの予算は30~100ドル。どのレストランも複数のコースを用意しているので、予算にあった料理を選ぶことができます。

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まとめ

滞在中予算を気にせず理想の滞在をおくれる予算が5万円以上。この滞在で最も予算がかかるのはおそらくスパ。また、遺跡観光はツアーに参加するよりも、カスタムメイドで日本語ガイドをオプションでつけるプライベートツアーにするのも。好きな場所にすきな時間いられますので、より一層充実した旅を約束してくれます。

ポイントは事前に立てる観光プラン

最近は無料で"旅のしおり"をネット上で作って印刷して現地に持っていく旅行者が多いようですね。どんな予算であっても、事前準備なしで満足できる滞在はおくれません。できればタイムテーブルを作ってできるだけ綿密に予定を組み立てていくといいでしょう。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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