ベトナムは古くから個人商店のパパママストアが町中に根付いていますが、近年は外資参入が著しく、コンビニ業界も競争が激化している様子。2016年現時点でもアメリカのサークルK、タイのビーンズマートが幅を利かせています。
しかし、ここ数年で日本のファミリーマートとミニストップも躍進。続々と店舗を増やしています。そこで、今回紹介するのはミニストップのレロイ通り店。ホーチミンの観光エリアのど真ん中にあるので、旅行者もきっと重宝することでしょう。
アクセス
外観は日本と変わらないレロイ通りは市民劇場からベンタイン市場を繋ぐ大通り。道中には高島屋のあるサイゴンセンター、洋服店が数百ひしめくサイゴンスクエア、そのほかレストランや雑貨店なども数十と並んでいる旅行者にとってのメインストリートです。その真ん中にあるのがミニストップのレロイ通り店。すぐ横の路地奥にはタカプラザと呼ばれる数百の服飾店のブースが並ぶミニプラザがあります。
[local, 337]懐かしさがこみあげてくる店内
他のコンビニとはやはり雰囲気が違うこちらの店舗は2階建て。1階が商品フロアで、2階はイートイン。イートインコーナーは現在多くのコンビニで採用して、ベトナム人に非常に人気ですが、その先駆者がミニストップです。やはりコンビニは日本のマーケティングが世界一だと思います。
1階フロアは小ぢんまりしていますが、清潔で豊富な商品点数が目につきます。
寿司はどのコンビニにでも売っているが......高い日本のコンビニはミニストップとファミリーマートが進出していますが、やはり日本の商品を取り扱っています。お弁当、飲料、お菓子、日用品と一通り充実していますが、輸入品は値段は高めの設定になっています。
それでもアイテムによっては品切れるのは、やはりベトナム人に日本の高品質なアイテムが支持されているからにほかなりません。
乳製品は高め
欧米人からすると、日本で売っているチーズも高いとのことチーズやバター、ソーセージといった西洋由来の食材は、ベトナムではほとんどを輸入に頼っているほか、まだまだベトナム人に馴染み薄い食材なので、値段も高くなっています。
例えばスライスチーズとソーセージを買うと、合計12ドン程度。日本円に換算すると600円程度ですが、ベトナム人にとっては、大学生が1日（8時間）アルバイトして得られる給料です。そう考えるとかなり高いと思いませんか。
日本にはない変わり種はお土産にも最適
複数社から発売しているが、風味は同じこちらは日本でも子供が大好きな魚肉ソーセージ。ただし、一口頬張ればわかるのですが、独特のクセがあります。こちらは豚肉の風味のソーセージ。別商品には牛肉風味もあります。見分け方は、ベトナム語。パッケージに表示されている『Heo=豚』、『Bo=牛』を確認してください。ちなみに、日本と同じ無臭の魚肉ソーセージは鶏（Ga）風味です。
値段も高くないので（150円程度）、友人や会社の同僚へのばらまき土産としていいかもしれません。ベトナムの珍味として初会しましょう。
ベトナム土産の定番にインスタント麺
日本のうどんも人気がある東南アジア旅行のお土産の定番となっているのが『インスタント麵』。一つ30円程度で買えるので、とにかく数十個買って、家族、友人、会社の人たちに贈るのはどうでしょうか。もちろん自分用もお忘れなく。ひと昔前まではインスタント麺のみでしたが、最近はベトナム名物の米粉麺を使ったブンボーフエ(Bun Bo Hue)やフォー(Pho)、フーティウ(Hu Tieu)なども販売しています。自宅でお湯を注ぐだけで簡単ベトナム料理を食べることができるのはうれしいですね。
ベトナムの流行に倣って抹茶お菓子はいかが
日本のお菓子もたくさん並んでいるが、よく見ると外国産もこちらは抹茶コーナー。タイやベトナムでは現在一大抹茶ブーム。どこのお店でも抹茶風味の食品は置いてありますし、抹茶カフェなるお店も多数あります。ベトナム在住日本人も、一時帰国するときは知人のベトナム人に「抹茶のお菓子買ってきて」とよく頼まれます。友人にベトナム人がいる方は、抹茶風味を買っておけばまず間違いありません。
忘れた方はここで調達
お肌を気にする女性にはマストアイテムUVカットクリームはお肌を保護する強い味方。もし日本から持ってくるのを忘れたり、ホテルに置きっぱなしの方は、ここで入手しておきましょう。日本メーカーのものは一番高いですが、それでも品質は一番。安物は塗ったらすぐにドロドロになって肌感触が気持ち悪くなります。
おでんはベトナム人好みにアレンジ
スープは赤い。具はほぼ同じだが、味が異なる最後に紹介するのはおでん。日本の定番料理で、ベトナムでは1年中売っています。具はどれも日本でも見かけるようなものばかりですが、見た目は違うようす。当初は日本と同じ出汁スープで作っていましたが、薄味でベトナム人には人気がありませんでした。そこで、味をベトナム人好みに酸味と辛みを利かせたら、瞬く間に人気の商品に。是非試食していってください。
旅の道中、頼れる味方
今回紹介したレロイ通り店は、立地柄観光の道中の休憩所として利用したいところです。また、ドンコイ、ベンタイン市場周辺のホテルに宿泊しているのであれば、いずれも徒歩圏内でしょう。もちろん24時間営業なのもうれしいですね。
<DATA>
名称：ミニストップ レロイ通り店
住所：38 Le Loi St. Dist.1. Ho Chi Minh
営業時間：24時間営業
