ホーチミンはまさに雑貨天国。ホーチミン観光の象徴ともいえるベンタイン市場には、数千のお店が並んでいます。ベトナム旅行の目的が雑貨ショッピング、なんて女性も多いことでしょう。もしお洒落な雑貨店をお探しなら、目指すべき場所はドンコイ通り。100近い雑貨店が所狭しと並んでいます。
今回紹介する「エムエム(emem)」は、市場に置いてある定番品からエムエムオリジナルデザインの雑貨まで充実している、日本人女性に人気の雑貨ショップです。
アクセス
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エムエムは開業15年以上の老舗雑貨店。もとはドンコイ周辺のマックチブオイ通りにありましたが、2013年にこちらに移転。ドンコイ通りのメインストリート沿いという抜群のロケーションなので、現在では1日中お客さんが絶えない人気店へと成長しております。市民劇場を拠点にすると、雑貨店がひしめくドンコイ通りをひたすら進んでいくと、右手に店舗が見えてきます。徒歩5分程度です。
こんな雰囲気のお店を探していました!
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橙の間接照明は控えめで、欧米人客も多いので品揃えも工夫しているとのこと。しかし、基本は「市場に売っているものはここですべて買える」がコンセプト。宝箱をひっくり返したように数百種類の雑貨群が並んでいます。エムエムは縦長の戸建てで、1階と2階が雑貨コーナー。上階は「デップマイ」という店名のサロンとなっていて、こちらもエムエムと同じ会社が経営しています。
日本人のトレンドに沿ったオリジナルアイテム
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まず女性に注目してほしいのがこちらの洋服。どれも南国ベトナムらしさが漂いながら、日本で着るにもお洒落なデザインです。このようなファッショナブルな洋服をホーチミンで見つけるのは大変至難。なぜなら、ベトナム人と日本人とでは、洋服のセンスに大きな差異があるからです。ベトナムでいま流行りの洋服店をのぞいてみても、「えっ?これ両親が若いときに流行っていたようなデザイン......」、「バブル期の服みたい」といったデザインばかりが並んでいます。デザインセンスもさることながら、日本とベトナムでは社会現象に30年から50年の開きがあると言われているので、仕方のないことです。
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しかし、エムエムは日本人経営の雑貨店。日本人女性が好みそうなデザインを心がけ、日本で流行っている最新のトレンドをしっかりとキャッチしています。洋服では既製品はもちろん上階にテーラーがあるので、そこでオーダーメイドを新調してもらうことも可能です。
また、写真のこちらは日傘。紫外線を90%以上カットしてくれる最新テクノロジーが組み込まれていて、これはエムエムでしか買えないオリジナル品。近年は雑貨店同士の競争も激しく、定番品だけではなく、いかに旅行者を惹きつけるオリジナル雑貨を扱うかが勝負のカギのようです。
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雑貨を眺めていると、「これって本当に使うかな」、「買っても実際置いておくだけで終わっちゃいそう」と思うような実用性に疑問を持つアイテムが多く見受けられます。しかし、雑貨店の店員から言わせると、「それこそが雑貨」とのこと。奇抜なユニークな雑貨を見て、「これって何に使うんだ?」と首をかしげながら手に取ってみる。しかし、不思議な魅力でついつい買ってしまう。それが雑貨の魅力であり本質であるのではないか、とのこと。確かにそうかもしれませんね。
刺繍はワンポイントがおすすめ
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刺繍はベトナムの古くから続く伝統手工芸品です。どこのお店にも刺繍をあしらった服飾アイテムは豊富にそろっています。しかし、刺繍は技術の良し悪しが如述にあらわれるもので、高品質で大きな刺繍になると、気軽に手が出せないような金額になってしまいます。エムエムの場合は、その道何十年というベテランの職人が一つ一つ手刺繍で縫っているので、どれもミリ単位で緻密。
ただし、バッグに大きく刺繍が施されているものではなく、ご覧のようなワンポイントのデザインが施されているのがおすすめです。刺繍はあくまでもデザインに色付けしてくれるもの。強調しすぎないのがベストです。
派手好きはスパンコール雑貨を
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こちらもエムエムオリジナル品。ハートを象った中にはスパンコールが散りばめられています。バッグの他にもポーチや財布もあります。キラキラ光ったり、独特の肌触りを持つスパンコールを嫌がる女性も多いでしょうが、多少目立つデザインが好きという方にはおすすめできます。また、無数のビーズで作った財布、小物入れ、ポーチなどもあり、こちらはさらに派手です。日本でも身に着けたいかはともかく、ベトナムらしさはにじみ出ています。
ベトナムの伝統を求めるなら陶磁器
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もしベトナムの伝統細工を買いたい、というのであればおすすめなのが「陶磁器」です。例えばバッチャン焼きは、ハノイ郊外バッチャン村で造られた陶磁器を指し、古くからベトナム人が重宝している高品質の陶磁器です。置物、茶碗、湯飲み、急須、平皿など種類も多く、描かれている柄はすべてベトナムの言い伝えにちなんだ縁起のいいものです。
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こちらはお香の陶器。下のくぼみに蝋燭を入れて、上の平皿部分にエッセンシャルオイルを垂らします。インドネシアやインドといった東南アジアの代名詞的存在にもなっている定番土産ですが、ベトナムでもやはりこちらは重宝されています。大きさや色、形はさまざまなので、自分の部屋に合った物を選びましょう。
少数民族の民芸品はいかが
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同じくベトナム伝統細工の一つであるこちらは、少数民族の民芸品です。少数民族が自ら手作業で作ったものもあれば、衣装生地を業者が買い取って、それを服飾品に作り替えたものもあります。カラフルで一つ一つ機織り機で造られた生地は、丈夫で高品質。写真のこちらは北部山岳地帯に暮らす華モン族のもの。一番人気で、現在では全国のお土産店に出回っています。
希少価値があるので、そこらへんのバッグやポーチと比べると値段は高いですが、それでも1000円程度で買えるのは魅力です。ベトナムは53の少数民族とベトナム人で構成されている多民族国家。べトナムらしいお土産の一つと言えるのではないでしょうか。
やっぱり外せない定番雑貨
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市場で買えるようなアイテムに磨きをかけた装飾アクセサリー。バラマキ土産の定番のポストカード、ストラップ、マグネット、水牛の角を素材にしたスプーン、箸などベトナム雑貨の王道どころもしっかりと集めているのもエムエムの魅力です。商品点数が多いので、気になるアイテムはとにかく手に取って確かめてみることができます。
日本人旅行者が「これが欲しかった!」、「この色がほかでは売ってなかったんだよね」と声を上げるような雑貨が並ぶエムエムに、一度は足を運んでみてください。
<DATA>
名称:エムエム(emem)
住所:81 Dong Khoi St. Dist.1
営業時間:8:00~21:30