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カントーの自然派スポット「ミーカン・ツーリスト・ビレッジ」

旅行者にはまだ認知度が低い、カントーの穴場スポット「ミーカン・ツーリスト・ビレッジ」。ベトナム人の間でも知る人ぞ知るスポットですが、メコンデルタの大自然を満喫したい旅行者には、是非おすすめです。

カントーから車で20分

場所はカントーの郊外。カントーの中心市街地から、車で20分ほど走った場所です。メコン川の支流沿いをひたすら走ったところに広がります。カントーで一泊、ミーカンで一泊の計二泊三日のメコンデルタ旅行を組むのもいいでしょう。

周辺は何もなし!

注意点は、施設周辺は何もないということ。雄大な河川を眺めることができるだけで、レストランもなければお土産ショップもコンビニもありません。一応飲食やお土産になりそうなものは園内の売店で済ませることができますが、心配な方は事前に買い物しておくことをおすすめします。

ロッジに宿泊できる

IMG_5279.JPG内装は清潔

ミーカン・ツーリスト・ビレッジでは、園内のロッジに宿泊することもできます。一泊2000円程度で宿泊可能で、基本は当日受付で問題ありません。ロッジといっても、内装は清潔ですし、テレビ、ミニバー、水洗トイレ、温水シャワーも完備しているので、快適に過ごすことができます。また、ルームサービスは夜の22時頃までやっているので、こちらも利用価値があります。

休憩所兼レストランが多数点在

IMG_5341.JPG料理の味は普通だが、ベトナム料理が一式揃っている

敷地内には、いくつもの休憩所が点在しており、そのどこでも料理を食べることが可能。スタッフが近くにいれば呼びとめて、メニューを貰って注文することができます。基本は敷地内中央のレストランスペース、もしくはプールサイドとなります。

料理の味は、特筆すべきものではないものの、ベトナム料理の王道どころが揃っているほか、メコン川で獲れる川魚の料理を含めた海鮮も充実しています。メコンデルタに初めて訪れる旅行者であれば、雰囲気もあいまってきっと満足できるでしょう。

園内の娯楽施設を紹介!子供からお年寄りまで一日エンジョイ♪

自然派プール

IMG_5337.JPG是非水着持参で来てほしい

まずはプール。三日月の形をしていて、子供から大人まで泳ぐことができるよう、場所によって水位が異なります。周囲は背の高い木々で覆われていて、デッキチェアで寝そべるだけでも南国気分に浸ることができます。

また、レストランスペースが併設しているので、ここで料理を食べることも可能。もちろんドリンクのみもOKなので、トロピカルジュースを飲みながらリゾート気分をエンジョイすることもできます。

ワニ釣り体験

IMG_5386.JPG実はベトナムではメジャー

ベトナムのエンターテイメントとしてはいたって普通。しかし外国人にとってはびっくり仰天。それが「ワニ釣り体験」です。釣り竿にワニの大好物の牛肉を付けて、糸を垂らしてワニが食いつくのを待つだけ。

すると、ワニがジャンプをして牛肉を食べようとしますので、タイミングを見計らって竿を引いて、食べられないようにします。つまり、ワニに食べられたら負けというゲーム。

仮に食べられても食いちぎられるまでは少々時間がかかるため、男性ならワニごと釣り上げることも可能かもしれません。

猿回し

IMG_5423.JPG難易度の高い芸も軽々クリア

続いて戯れることができる動物が猿。ここでは複数の猿が披露する猿回しを見学することができます。日ごろ鍛え抜かれた猿たちが、旅行者を前に高難度の技を次々と披露します。技が成功したときは、惜しみない拍手をおくってください。

ドッグ&ピッグレース

IMG_5404.JPGイギリスが起源とされているドッグレース

こちらはドッグ&ピッグレースです。1日複数回の定時開催で、開催前は園内アナウンスが入ります。ベトナム語なので聞き取れないと思いますので、最初に時間が記載されている看板を確認することをおすすめします。

レースは最初は子豚からはじまります。ナンバリングされた子豚が直線数十メートルを走ります。ピッグレースが終わると、すぐにドッグレースへと移ります。レース会場は隣の広場に移り、数々の障害を越えて、ゴールに向かって子犬たちが走り抜けます。

観客はフェンス越しに応援することができますが、くれぐれも餌を与えようとする行為はお控えください。子犬たちが揃ってレースを放棄してフェンスに寄ってきてしまいますので(笑)

ライスペーパー製作現場を見学

IMG_5430.JPGメコンデルタは米の一大産地でもある

ラオス、カンボジアの一部、そしてベトナム全域で食べられているライスペーパーは、ベトナムが発祥とされています。日本人の間では、生春巻きが有名どころですね。ここでは、ライスペーパーを作っているところを見学することができます。また、作り立てのライスペーパーは、そばの売店で買うこともできます。

普段レストランで食べることができるライスペーパーは、すべて乾燥させたものになりますが、この売店では蒸したばかりなので、ほくほくしていて、食感はもっちりです。日本人の舌にも非常に合うので、二、三個ペロリと食べることができます。

手漕ぎボートで自然を満喫

IMG_5436.JPG足場はかなり不安定

園内奥には、池の中を手漕ぎボートで周遊することができます。二つのオールを使って器用に漕いでください。特に教えてもらえるわけではありませんが、体で感覚は覚えることができますので、ある程度漕いでいたら、案外自由自在にボートを動かすことができます。

また、足場はかなり悪いので大柄の方や小さな子供の方は、細心の注意を払ってください。筆者のときは、僕の代わりにスタッフさんが落ちてくれました(笑)

自然を楽しむ散歩コース

IMG_5455.JPG日本の社会を忘れて散歩できる

敷地内全体が自然に覆われているので、散歩するだけでもメコンデルタ旅行を満喫できます。敷地奥には周辺で暮らしている家々を見ることができ、彼らの素朴な生活風景を垣間見れます。

IMG_5463.JPG日本では味わえない非日常の時間

ミーカン・ツーリスト・ビレッジで堪能できる時間は、日本ではなかなか体験できないものばかり。自然と共存している彼らの生活風景を見ていると、社会の悩みも忘れることができるはず。

上記で紹介した施設すべてを楽しむ必要は決してありません。ただただ散歩して、日が暮れるのを待つだけでも十分ベトナムを満喫していることになります。それがメコンデルタの魅力なのかなと、筆者は思います。

[local, 40]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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