日本の冬の季節である12月から2月にベトナムでビーチを楽しみたい人は、南部フーコック島かニャチャンがおすすめです。ここではどちらのビーチリゾートがおすすめなのか、比較紹介します。
冬(12月~2月)にベトナム旅行で南国バカンスを楽しみたい!
日本の冬である12月~2月はクリスマスや年末年始、学生の卒業旅行など、旅行シーズンでもありますね。この時期に南国のベトナムに行ってビーチリゾートを満喫するのは何だか贅沢ですよね。
東南アジアに位置するベトナムは南国の象徴でもありますが、実は熱帯気候は中南部以南となり、この時期にビーチのベストシーズンである乾季を迎えるのは、中南部「ニャチャン」と南部「フーコック島」の2箇所となります。
日本人に人気の中部ダナンはどうなの?
日本人にとってベトナムの最大のビーチリゾートと言えば、中部ダナンが思い当たるかもしれません。しかし、中部地方は2月まで雨季が続くため、12月、1月の時期はビーチを楽しむのはいささか難しいです。日本の冬の時期にダナンを目指す旅行者は、世界遺産ホイアンを中心に楽しむのがいいかもしれません。
ベトナムのニャチャンとフーコック島。行きやすさはどっちに軍配?
ベトナムのニャチャンとフーコック島は、ともに日本からの直行便は出ていません(2024年11月時点)。そのため、両都市ともに南部ホーチミンから国内線に乗り換えて行くのがスタンダードです。飛行機の所要時間はともに1時間とすぐに到着するので、行きやすさや距離/時間はほぼ同じと考えてください。
海水浴だけじゃなく町散策も楽しみたいなら「ニャチャン」がおすすめ
フーコック島は離島となり、まだまだ都市開発の途中です。そのため、市街中心地であっても繁華街はナイトマーケットくらいで、町散策と言えるものは残念ながら期待できません。
一方でニャチャンは、実は古くからベトナムリゾートとして欧米人に人気があり、ビーチリゾートとしての歴史はダナンよりもずっと古いです。観光エリアも広く、町散策も楽しみです。ベトナム料理だけでなく、世界中の料理を楽しめますし、お土産店、安マッサージ店なども充実しています。町歩きも楽しみたい人は、間違いなくニャチャンの方が満足度は高いでしょう。
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ビーチ以外の観光スポットが充実しているのは「ニャチャン」
現地に2~3日間滞在するのであれば、海水浴だけではさすが飽きてしまいますね。上記では町散策はニャチャンがおすすめと紹介しましたが、「市内の観光スポット」もやはりニャチャンに軍配が上がります。
ニャチャンは海傍に巨大屋内市場、景勝地のホンチョン岬、少数民族の遺産ポーナガル遺跡、格式高いカトリック教会などがあります。また、現地ツアーに参加することで離島巡りも可能。一方でフーコック島も最近は観光スポットが増えており、サファリ&動植物園、遊園地、自然景勝地などがありますが、いずれも日本と比べると品質は低いので、やはり現地観光のメインはビーチとなります。
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大人の南国リゾートを満喫したいなら断然「フーコック島」
初めてのベトナム旅行ならば、もしかするとフーコック島よりニャチャンの方が楽しめるかもしれません。しかし、大人だけの旅行であれば、がやがやしたニャチャンよりも静かな時間を過ごせるフーコック島の方が満足度が高いと感じることもあります。
フーコック島は「ベトナムで最も美しいサンセットを見れる場所」とも言われており、ビーチ沿いにはサンセット鑑賞ができるレストランカフェがいくつもあります。ロマンティックな南国バカンスを体験したい人にピッタリの旅先です。
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高級リゾートホテルで贅沢ホテルライフを満喫するなら「フーコック島」
物価安のベトナムでは、低予算で高級ホテルに宿泊できるのも魅力です。宿泊ホテルの規模や質、コスパを考えると、おすすめできるのはフーコック島です。フーコック島は十数年前から観光開発が進み、これまで数多くのリゾートホテルが出来上がりましたが、実は供給過多となっているため、高級リゾートホテルであっても宿泊料金は1泊1万円前後で泊まることができます。
一方でニャチャンにはフーコック島にあるような大規模なリゾートホテルはなく、ニャチャン市街地から車で30分ほど南下した場所にある「カムラン」というエリアまで行かなければなりません。ニャチャンに宿泊する場合は、基本は縦長のビルディングタイプのホテルとなるので、「優雅なホテルライフ」とはなかなかいかないかもしれません。
まとめ:日本の冬に南国ビーチバカンス:ニャチャンとフーコック島の選び方
今回は12月~2月の冬の時期にベトナムで南国ビーチバカンスを楽しみたい人に向けて、ニャチャンとフーコック島の比較を紹介しました。ニャチャンは「海+町観光」を楽しみたい人向けで、フーコック島は「海+ホテル」でゆっくりとした時間に浸りたい旅行者に向いています。
両都市はどちらも魅力的なので、滞在の目的を間違えなければ、残念な旅行になることはありませんのでご安心ください。同行するパートナーとよく話し合って、思い出に残るベトナム旅行をお楽しみください。