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この時期のベトナム旅行者はマストで入手を!お盆にぴったりのお土産紹介

2023年のお盆は8月11日~16日の6連休、もしくは20日までの10連休を取得する人が多いことでしょう。コロナ後初めての海外旅行、という人も少なくはないはずです。

海外旅行先にベトナムを選んだ人は、現地でベトナムの名産品・特産品などをお土産に買っていきたいところです。そこで、ここではお盆シーズンにピッタリのベトナム旅行土産を紹介します。

お盆の時期にベトナム旅行。おすすめできるお土産の選び方は?

IMG_20230128_162831818.jpgホーチミンのドンコイエリア

お盆は祖霊信仰と仏教が融合した日本の文化となり、ベトナム国内ではお盆シーズンも普通の平日となります。しかし、ベトナムは日本だけではなく中国や韓国人にとっての人気の旅先でもあるため、ハノイやダナン、ホーチミンといった観光都市ではこの時期大勢の旅行者で賑わうことになります。

お盆のような伝統行事の連休に海外旅行に行く場合、お土産もその国の特産品や伝統にちなんだ名産品を選んでみてはいかがでしょうか。

ベトナムの伝統土産はどこで買える?

ベトナムには古くから伝わる伝統手工芸品があり、「刺繍・木彫り・陶磁器」がお土産として高い人気があります。いずれも観光都市の中心部を歩けば専門店を見つけることができますし、工芸村に訪れる現地オプショナルツアーも催行されています。

一般のベトナム人にとって手工芸品はありふれた雑貨となるため、お店や製品によって品質にばらつきがあるのは注意が必要です。特に市場で数百円で買えるような所謂チープ雑貨は品質が悪いためおすすめしません。

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お盆シーズンにおすすめ!ベトナムの「伝統菓子」をお土産に

IMG_3242.jpgお盆シーズンは通り沿いに並ぶ月餅屋台を見れる

上述したようにベトナムにはお盆休みはありませんが、この時期は9月にある中秋節で盛り上がりを見せます。中秋節は中国由来の祭日で、日本で言う「お月見・十五夜」となります。8月のお盆の時期、多くのベトナム人はスーパーや専門店で「月餅(げっぺい)」を大量に購入して日ごろお世話になった人や身内家族に配ります。

お盆シーズンにベトナムに訪れる旅行者は、月餅をお土産に買っていくのは非常におすすめです。月餅は全国のスーパーや食品店などどこでも買えるほか、この時期は大通り沿いにも月餅専門の屋台がずらりと並びます。

その他のベトナム伝統菓子のお土産を探すポイント

月餅以外のベトナム伝統菓子は、お土産店ではあまり見かけませんが、スーパーでは気軽に買うことができます。現地人向けなので値段も安いのですが、透明の袋に入って輪ゴムで縛られているだけなので、中身がしけっていることもありますし、またパッケージデザインがないのでお土産としてはふさわしくありません。

特にお盆は長期連休となるため、会社の同僚上司に贈るお土産はある程度しっかりしたものが推奨されます。最近は一部のベトナム企業で伝統菓子をお土産らしいパッケージデザインや化粧箱に収めて販売するブランドも見受けられますので、旅行者はこちらを探すのが良いでしょう。

ベトナム全国各地の「特産品」をお土産に買うのはいかが?

IMG_0292.jpgカシューナッツ工房。田舎方面に行けば至るところで見受けられる風景

ベトナムの自然食品としては「チョコレート(カカオ)」と「コーヒー豆&茶葉」、「カシューナッツ」が旅行者の間で有名です。全国どこのお土産店でも買うことができますが、これだけだと少し物足りない気がしませんか。

特にベトナム南部は大自然に囲まれたメコンデルタ地方があり、そこで作られる特産品は全国のベトナム人および旅行者に注目されています。

ベトナム人が古くから嗜む「非加熱生はちみつ」

315527918_8175221125885297_7612080006202974263_n.jpgダナンのお土産店で見つけたYUGOCブランドのラインナップ

南部に暮らすベトナム人は、親戚を辿れば大抵1人か2人メコン地方で養蜂場を経営している身内や知人がいるものです。養蜂場から直接購入する蜂蜜は、スーパーで買えるものとはまったく違う味わいであることを知っていますか。

一切加熱していない非加熱生はちみつは酵素が詰まっているため品質が均一にならず、通常のスーパーで購入することはできません。旅行者はベトナム人のように養蜂場から仕入れることはできませんが、生はちみつを旅行者向けに販売する「YUGOC(ブランド名)」が近年注目されています。ベトナム旅行者(滞在者)向けのホテルデリバリーサイトもあるので、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

YUGOC公式HP:https://yugoc.com

東南アジア旅行の代名詞的お土産「パームシュガー」

IMG_0573.jpgパームシュガー。GI値が白砂糖の3分1で血糖値が上がりにくいと言われている

タイ・カンボジア・マレーシア・バリ島といった東南アジアでは、「パームシュガー」が旅行土産として重宝されています。香りだけでも南国気分に浸ることができますし、日本に帰国後は料理や飲み物に砂糖の代用として使えば、気軽に南国の風を食卓で感じることができます。

パームシュガーはスーパーなど空調管理されている場所で買うのがおすすめです。市場のような湿度の高い場所で売っているパームシュガーはカビが生えていたり、風味が劣化していることがよくあります。

まとめ:お盆のシーズンにふさわしいお土産を事前に考えよう

お土産店に行けば、旅行らしいパッケージデザインされたクッキーやチョコレートをよく目にしますが、ベトナムには上記のような日本人が貰って嬉しい特産品・名産品がたくさんあります。お盆旅行で会社の先輩上司や両親に贈るお土産には何がふさわしいのか、日本を発つ前によく考えておくといいでしょう。

[local, 1058]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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