2020年の9月10月は例年と比べて雨量が多い見込み。日本でも同様の被害が出ていますが、ベトナムでも「台風」による道路の冠水や事故が増える時期でもあります。この時期に旅行や出張でベトナムに訪れる方は、細心の注意を払うとともに、最新の現地事情を入手してから日本を発つようにしてください。
10月はベトナム全国で雨季のピークを迎える
雨降りをどうやり過ごすかも考えよう10月はベトナム北部ハノイ、中部ダナン、南部ホーチミンともに雨季のピークとなります。全国の観光地で雨降りの日が続きますので、雨合羽や折り畳み傘といった雨対策は考えておくといいでしょう。また、雨が上がった後は蚊が大量に発生するため、虫よけ対策も必要となります。ベトナムは都心であってもデング熱が流行っているので、とくに子供は多少暑くても長袖を着て出歩くのが無難となります。
ハノイは徐々に乾季へ。観光にもおすすめできる
ハノイのホアンキエム湖よりハノイは全国の中でもいち早く雨季が明ける地域で、10月になると9月の半分程度の降水量となり、日本の4月くらいの雨量まで減少します。空は相変わらず灰色ですが、雨がやんだあとはすっきりとした空気となり、過ごしやすい時間がやってきます。世界遺産のタンロン城跡の散策やナイトマーケットで買い物など、雨を気にしない観光を楽しむことができるはずです。
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世界遺産ハロン湾も観光できる！
世界遺産ハロン湾の絶景北部ハノイ旅行といえば、日本人旅行者の8割が訪れると言われる世界遺産ハロン湾が旅のハイライト。そのハロン湾はクルーズ船に乗っての観光となるので、雨の降らない乾季に行くのがベストとなります。ベストシーズンは11月以降と言われていますが、10月の雨降りの日数は9～10日なので、4～5日間の滞在の内雨に降られるのは確率的に1日のみ。十分ハロン湾遊覧の旅を計画することができます。
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中部ダナン・ホイアン・フエは道路の冠水に注意
ホイアンの海にて。この時期は荒れる近年日本人に人気のビーチリゾート地のダナン、世界遺産のホイアンとフエですが、10月は台風の時期となりますので、波は高く荒れ気味となります。しかし、雨が降っていない間は気温も高いため海水浴を楽しむことができます。海には日本と同じように赤旗と緑の旗が早朝に立ち、赤旗の場合は遊泳禁止となりますので注意してください。もし泳ぎたい場合はホテル併設のプールを利用するのもおすすめです。高級ホテルであればプールサイドバーやカフェレストランなども営業しているので、贅沢なバカンスを満喫できるはずです。
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南部ホーチミンは相変わらずの常夏観光を楽しめる
ホーチミンの中心地にて南部ホーチミンは熱帯気候を持つ南国の都市。10月は雨季の真っ只中ですが、数十分程度集中的に降り続いた後はからりと止んで蒸し暑い天気が戻るので、東南アジアらしい旅行を楽しむことができます。
メコンツアーのジャングルクルーズに参加しよう
手漕ぎボートに乗って鬱蒼としたジャングルを抜けるホーチミン旅行といえばジャングルクルーズが人気のメコンツアーに参加したいところですが、雨季である10月でも十分楽しむことができます。ただし、雨の中で散策はできませんので、ツアーの道中で雨が降ってきた場合は、レストランや車の中で待機することになります。旅程が変わることはありませんが、ホーチミンに帰る時間が遅くなる可能性があることは覚えておくといいでしょう。
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2020年10月はムイネーに行こう
ムイネーのローカル風景ムイネーはベトナム中南部にある港町で、外国人にはあまり知られていませんが、ベトナム人や在住外国人の間ではホーチミンから行ける人気のビーチリゾート地として知られています。ホーチミンからバスで6時間ほどかかり、飛行機で行くことができないため外国人旅行者にとっては行きづらい観光地ですが、ビーチに沿って立つバンガローやロッジで南国らしいひと時を過ごすことができるとあって、非常に高い人気を誇ります。
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2020年10月の旅行は北部か南部がおすすめ
2020年10月にベトナムへ訪れる方は、北部か南部を旅先に選んでみてはいかがでしょうか。北部であればハノイ、南部であればホーチミン。ビーチリゾート地であればフーコック島、ムイネー、ニャチャンといった観光地がおすすめです。スコールが降ったとしてもそれ以外の時間はアウトドア観光も可能なので、不安になることはありません。是非ベトナムを満喫していってください。
