2020年の4月に海外旅行を計画している方は、東南アジアのベトナムはいかがですか。ベトナムはここ十年で日本人旅行者数が飛躍した人気の観光地で、首都のハノイや南部ホーチミンは、東南アジア諸国の中でも有数の大都市へと成長をしました。今回は2020年4月のベトナム全国各地の現地事情をご紹介します。
2020年4月は厳しい暑さ？
雄大なメコンデルタの風景2020年の1月～3月は例年と比べて南部は特に気温が高く、観光日和となっていました。4月と5月は1年の中でも最も気温が高い月となるので、これまで以上の暑さが懸念されます。また、2020年3月には国際河川としても知られているメコン川の支流が各地で干ばつ被害を受けています。
ホーチミン発のツアークチトンネル水位が著しく下がり、場所によっては船が陸地に乗り上げてしまっているところもあるほど。ホーチミン発のメコン川ツアーには影響はありませんが、それほど厳しい暑さとなることが4月も引き続き予想されています。旅行者は暑さ対策、紫外線対策を考えておくことを忘れないように。ちなみにUVカットクリームはベトナムでも手に入りますが、UVカットの日傘はありませんので、必要に応じて日本から持っていくといいでしょう。
中部は絶好の海水浴日和に
ホイアン近郊のアンバンビーチにて一方、2020年4月の中部は絶好の海水浴日和となります。ホーチミンだと近くに海がないので、ビーチを楽しむ場合は車で2時間かけてブンタウまで行く必要があります。しかし、中部ダナンは日本人にとってのベトナム最大のビーチリゾート。空港からわずか15分で世界でも美しいと評判のミーケービーチに行くことができます。
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ホイアンは夜に行こう
夜のホイアンとトゥボン川ダナン旅行といえば、世界遺産ホイアン旧市街も欠かせない観光地です。しかし、4月のホイアンは猛暑となるので、日中の観光散策は体力を奪われますし、子供は熱中症の危険もあります。日中のホイアンは旧家や博物館巡りですが、17時以降になると同スポットは閉館します。その代り、頭上には色とりどりのランタンが明かりを落とし、人々は夜の雑貨店に入ったり、屋外カフェでビールや食事を楽しんだりすることができます。どちらかというと、夜のホイアンの方が楽しめるので、この時期の旅行者は昼はダナン、夜はホイアンといったスケジュールを作ってみてはいかがでしょうか。
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ハノイ旅行ならハロン湾とニンビン省へ
ハロン湾の夕暮れ時は非常に幻想的2020年の4月に北部ハノイ旅行を考えている方は、是非郊外エリアに積極的に足を運んでみてください。人気の観光地は世界遺産のハロン湾とニンビン省。どちらも日帰りもしくは1泊2日観光を楽しむことができます。ダイナミックな大自然を目の前に、ハロン湾は大型客船、ニンビン省は手漕ぎボートで湾内を周遊することができます。
美しい河川タムコックを見下ろすニンビン省はまだ外国人にはそれほど知られていない観光地ですが、省内のチャンアンからホアルーまでが世界遺産に登録されています。ホアルーはベトナムが中国から独立して最初に遷都した王朝（ハノイより以前）です。河川のボートツアーはチャンアンとタムコックがあり、どちらも見られる風景は似ています。その他にも観光地はいくつかありますが、いずれも屋外観光のため雨が降らない4月に行くのがベスト。5月以降は雨降りの日に当たる確率がぐんと上がってしまいます。
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ホーチミンは夜に期待して
水上人形劇場南部ホーチミンはとにかく暑く、体感気温は30度後半となります。メコンツアーはおすすめではありますが、暑さ対策はしっかりとしておきましょう。また、市内観光をする場合は、数十分歩いただけでも噴き出るような汗をかくので、適度にカフェで休むようにしましょう。市内の屋内観光スポットとしては、スパやショッピングがおすすめ。ドンコイとベンタイン市場周辺エリアだけでも1日潰すことができます。
サイゴン川クルーズ。船も複数社出ているホーチミンのナイトスポットは「水上人形劇場」、「サイゴン川ディナークルーズ」、「ナイトマーケット」などが人気。夜は気温も下がるので、屋外観光も快適に楽しむことができます。また、近年旅行者に満足度が高いのが「アオショー」。週に複数回市民劇場で開催されるベトナムの伝統と習慣、サーカスをミックスさせた異色のナイトショー。開催場所となるオペラハウスも雰囲気は格別です。
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4月は全国で快晴。紫外線対策をしっかりと
今回ご紹介したように、4月は全国の観光地がハイシーズンを迎えます。ただし、1年の中でも最も気温が高くなる月でもあるため、紫外線対策は怠らないようにしてください。
