2020年の海外旅行は、ちょっと変わったベトナム旅はいかがですか。ホーチミンやハノイ、ダナンといった都市を拠点に、バスや列車を使った旅を楽しんでみるのはどうでしょうか。しかし、ベトナムのバスや列車は日本のそれとは利用の仕方が異なります。そこで、今回はバスと列車で行く場合のポイントと注意点をご紹介します。
バス編：長距離バスは寝台と座席型バスがある
寝台バス近年民間の長距離バス会社も増えてきて、清潔なバスも多くなってきました。長距離バスには寝台バスと座席型のバスがあります。寝台バスは180cmくらいまでなら足を延ばして寝ることができます。社内は縦3列上下有となっていて、上はのぼるのが少し大変なので、お年寄りや女性は下のシートがおすすめ。また、毛布やミネラルウオーターは無料でもらえます。
ベンチェーバスターミナル座席タイプは寝台よりも若干料金が安いですが、数百円程度の差なので寝台バスを選ぶのが断然おすすめです。ただし、行き先とバス会社によっては寝台がないため、事前の確認が必要です。ただし、ローカルなエリアは寝台がない可能性もありますが、例えばハノイーサパ、ダナンーフエ、ホーチミンーニャチャンといった人気都市間は寝台バスがすべて完備されているのでご安心ください。
バス編：複数回の乗り換えがある場合がある
ブンタウのバス乗り場にて長距離バスを利用する場合は、「事前予告なしに乗り換えがある」ことを知っておいてください。これは大手のフンチャンバスであっても同じです。例えばホーチミンーブンタウ間をフンチャンバスで移動する場合、まずはワゴンタイプの車で2区まで行き、その後大型バスに乗り換えます。ですので、「えっ、目的地まで6時間あるんだけど、ワゴンで行くの？」という心配はご無用です。
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列車編：切符は事前に購入。代行手配はできない場合がある
サイゴン駅の切符売り場＆休憩所通常旅行者が列車に乗る場合は、旅行会社に頼んで切符の購入代行をしてもらうことができます。自分の目的地の列車と指定した時間を買う必要があるため、切符売り場のスタッフが英語ができないと購入がきびしくなります。しかし、定期的に列車の切符の購入にあたって、本人確認が求められることがあります。その場合は自分が直接行かなければなりません。
列車編：座席はハードとソフトがある。食べ物は事前に買っておこう
サイゴン駅の様子列車もバスと同様に座席シートと寝台タイプがあります。座席シートはソフトタイプとハードタイプを選ぶことができ、おすすめはもちろんソフトタイプ。ベトナムの列車はディーゼルとなるので、日本の電車よりも揺れますし、時速も70km程度で運行するため長時間の乗車を覚悟しなければなりません。少しでも快適に車内を過ごせるように、ソフトシートを手配しましょう。また、列車によっては車内販売を実施することもありますが、売っているものはあまり期待できませんので事前にコンビニなので購入しておくといいでしょう。
列車編：貴重品は枕元に。ドアにはしっかりと鍵をかけておこう
ホーチミンーニャチャン行きのブルートレイン寝台シートの場合は、1部屋に二段ベッドが2つの計4人部屋・男女混合となります。就寝時は部屋の電気は暗くしますので、盗難に遭うことも時折あります。財布やパスポートなどの貴重品は枕の下に隠しておくといいでしょう。また、部屋の鍵もかけることができますので、こちらも忘れないように。ちなみに目的地になったら駅員が起こしにきてくれますが、忘れられている場合もあるので、アラームをセットしておくといいでしょう。
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乗り遅れに要注意！列車もバスも時刻はびっくりするほど正確
切符の読み方も確認しておこう旅行者の中には朝の渋滞にはまってしまい、バスや列車に乗り遅れてしまった、という人も少なくありません。特に列車の駅は各都市中心部から少し離れたところにあるので、タクシーで向かうと時間帯によってはラッシュアワーに遭遇してしまいます。東南アジアというと、時間にルーズなイメージがありますが、ベトナムの長距離バスや列車は意外なことに時間にかなり正確です。バスの場合は点呼をとってくれますが、待ってくれることはありませんので、5分前行動を心がけてください。
情緒あるベトナム旅を楽しもう
日本とはまるで異なる風景に出会えるベトナムのバス旅・列車旅。しかし、日本とはちょっと違う切符の購入方法やルールもあるので、戸惑わないように事前に覚えておくと、より快適なベトナム旅を成功させることができるでしょう。
