ベトナムは日本からおよそ3600km離れた東南アジアに位置していて、近年は毎年のように空路の路線が増えています。東京、大阪、福岡といった主要都市からは直行便も出ているので、およそ5時間から6時間で行くことができる魅力があります。
しかし、旅行者の中には乗り継ぎ便を利用する人も多くいますし、全体を見れば乗り継ぎ層が多いです。そこで、今回は一般的に「時間が長い」、「疲れる」と言われがちの乗り継ぎ方法と空港の楽しみ方をご紹介します。
直行便よりも乗り継ぎが多い理由
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直行便はLCC以外ではJAL、ANA、ベトナム航空の3社が就航していますが、一般的には乗り継ぎ便を利用する旅行者が多いです。その理由は「安いから」です。日本の航空会社はクオリティが高い半面、どうしても料金が高くついてしまうのが残念。乗り継ぎ便だと全体の所要時間が長くなってしまいますが、それでも9時間~13時間で到着することができます。
人気の乗り継ぎ地点
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日本からベトナムへ行く場合の経由地点ですが、中間地点にあるのは中国、香港、台湾の3都市。中国は広州か北京となりますが、北京の場合は北部なので若干遠くなってしまいます。他にも韓国やタイ、シンガポールを経由する便もありますが、いずれも遠回りとなります。
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上記三都市(中国、香港、台湾)の空港は非常に広いため、トランジットで3時間~6時間ほどの待ち時間もそれほど苦になりません。しかし、あまり旅慣れていない方であれば、「なにをして過ごせばいいか分からない」。「飛行機の疲れを癒したい」と考えて右往左往することでしょう。そこで、ここではトランジットのおすすめの過ごし方をご案内します。
① 米ドルに両替する
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旅行者にとってはかなりの難関かもしれませんが、空港内では現地通貨もしくは米ドルのみ使えます。例え日本人が多い中国や台湾であっても、日本円は利用できません。米ドルは持っておいて損はないので、多少多めに両替するのもいいでしょう。日本の空港で両替するのもレートは大して変わりありませんし、支店窓口でも変えることができます。
② フードコート&スパで癒される
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フライトの疲れを癒したいなら、手っ取り早いのがマッサージ。空港の多くでマッサージ店があり、気軽に体験できるフットマッサージから本格的なボディマッサージまで利用することができます。料金は5000円程度とそれほど安くありませんが、疲れはばっちりとれて後半戦に臨むことができます。
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こちらも経由便ならではの楽しみ方。経由国の本場の名物料理を堪能することができます。また、レストランだけではなく、お土産店でご当地のグルメ土産を買って食べるのもいいでしょう。フードコードであれば自由に席を確保できるので、座る場所にも困りません。
充電・コンセントの注意点
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一部の空港内では充電サービスを実施しているところもありますが、いついっても満員で埋まっているのが残念。しかし、空港にあるコンセントは自由に使うことはできませんので、間違っても「あっ、ここコンセントがあるから使っちゃおう」とは思わないように。そのため、スマホやゲーム機器を充電するためのモバイルバッテリーは必須といえるでしょう。
③ ラウンジを利用する
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国際空港には必ず高級ラウンジがあります。ラウンジは2種類あり、「航空会社のラウンジ」、及び「クレジットカード会社のラウンジ」です。航空会社のラウンジは非常に高級で、利用できるのは当該航空会社のビジネス以上の航空券所有者、もしくは当該航空会社発行のカードの上級会員のみとなります。いずれも一般の旅行者は入れません。
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一方、クレジットカード会社所有のラウンジは、比較的敷居は低くなります。クレジットカードによってはラウンジを無料で利用できることもありますし、プライオリティパスのようなカードがあれば、世界のラウンジを利用することも可能です。クレジットカードを持っている方は、一度自分のランクを見てみるといいでしょう。
あえて乗り継ぎを選ぶのも海外旅行の楽しみ
乗り継ぎを楽しめるのは海外旅行だけですので、ベトナム旅行では、あえて乗り継ぎ便を選んでみるのもいいでしょう。その時の注意点としては、「自分が過ごせそうな待ち時間を考える」ことです。旅慣れない方が、いきなり10時間以上の空港待機時間に耐えるのはかなり困難。最初は3~5時間程度からはじめてみるといいでしょう。