2019年のゴールデンウィーク(以下GW)は過去に例を見ない最大10連休。いまのうちからどこに行こうか計画を立てていることでしょう。日本だけではなく、世界各国でもこの時期はメーデーと併せて連休となりますので、ホテルや飛行機の手配は早めに済ませておくのがベター。
今回ご紹介するのは、「ホーチミン男旅の過ごし方」。ホーチミンといえば可愛い雑貨や気持ちのいいオイルマッサージスパなどが印象的ですが、男同士の旅だっておすすめできます。
スパよりも安マッサージでアジア気分
ベトナムには全国各地にマッサージ店があります。スパと言えばリラクゼーションを目的とした豪華なパッケージが人気ですが、これはどちらかというと美を意識した女性向け。男性がマッサージを体験する目的といえば、疲労、肩凝り、雰囲気を味わいたいといったものなので、そこら辺の安マッサージがむしろおすすめ。
30分のフットマッサージや60分のタイ式、ホットストーンマッサージであれば、いずれも10~20ドル程度で楽しむことができるでしょう。場所はドンコイエリアよりもベンタイン市場周辺、ファングーラオを探すのが近道。アオザイとノンラーを被った売り子が声をかけてきてくれます。
食事は南国オープンエア席で
もしカップルや女友達と旅行するならば、お洒落なレストランで伝統音楽を聴きながら食事するのもいいでしょう。しかし、男同士であれば、大人の雰囲気よりも、常夏の雑多な風景に溶け込んで食べる食事の方がおいしく感じるかもしれません。
屋台&食堂飯も存分に楽しんで
男同士であれば、「最も清潔な場所で食事したい!」、「これカロリー高そう......」なんて言葉も出てきません。おいしいと思った料理を、好きな場所で思う存分食べることができます。高級レストランで食事をするのもいいのですが、本場でしか食べられない大衆料理や屋台グルメも味わってほしいところ。確かに多少衛生面には難がありますし、見た目もおいしそうとは思えないかもしれません。しかし、雑多な雰囲気で食べるベト飯は、アジア旅をしてる実感をさせてくれます。
バイクに乗ろう!
セーオムと呼ばれるバイクタクシーですが、ガイドブックを見ると、あまりお勧めしていない様子です。確かに個人タクシーなのでトラブルやぼったくりは考えられますが、それは普通のタクシーも同じ。むしろ事前に値段を交渉して決めているので、メーターよりも安心ともいえます。女性がいると、安全性を考慮して近場でもタクシーを利用しがちですが、男旅であれば、一度くらいはバイクタクシーに乗って、ホーチミンの町を疾走してみてください。本当に気持ちのいいものです!
ファングーラオではレンタルバイク屋もあります。パスポートかデポジットを払えば誰でもレンタルすることができ、とりわけ欧米人旅行者に人気です。ただし、本当のところはベトナムの免許が必要なので、これは違法。警察に捕まったら賄賂をとられることを覚悟。自己責任のもと借りることになります。ちなみにレンタル料は1日1000円くらいと安いです。
路線バスでメコンの都市へ
ベトナムの路線バスは日本のバスとはまるで違います。乗り降りするときはしっかりと止まってくれませんし、車内は埃だらけ。乗務員にぼったくられることもしばしば。しかし、ローカルバスに揺られて隣町へプチトリップするのも旅情緒があっていいものです。男同士であれば冒険心を共有できますし、行き当たりばったりの旅も楽しいでしょう。
ツアーに参加すれば、安心・安全・快適な南国時間を過ごすことができますが、それはツアーがプログラムに沿って作られたものだからです。しかし、個人でバスに乗って行くメコンの町は、自然と人々が同化したそのまんまの風景が広がっています。行った先には何が待ち受けているのか分かりません。それを楽しめるのは男同士ならではではないでしょうか。
仲の良い男友達と中期滞在を
ゴールデンウィークの期間、南部ホーチミンはハイシーズンの真っただ中。一週間ほどホーチミンに滞在して、ベトナムの生活に密着した時間をおくってみてはどうでしょうか。恋人と過ごす時間とはまた違った有意義な旅となるはずです。