大阪及び関西地方在住の方がベトナムへ旅行に行くのであれば、関西国際空港から発つことになるでしょう。ベトナムの主要観光都市といえば北部ハノイ、中部ダナン、南部ホーチミンが挙げられますが、いずれも関西国際空港から多数の便が就航していますので、旅慣れない旅行者にとっては悩みの種です。
そこで、今回は関西国際空港から行くベトナム旅行では、どんな路線、航空会社がおすすめなのかをご紹介したいと思います。
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東京発よりもお得に行ける!その理由は
関西国際空港発ベトナム行きと東京発を比べた場合、どの目的地であっても航空代は若干お得になります。その理由は2つ。「ベトナムまでの距離が近くなるから」ということと、「格安航空会社が参入しているから」です。
ベトナムまでの距離が近くなれば、それだけ所要時間が短くなります。東京からベトナムまでは6時間に対して、関西からベトナムまでは5時間と有利。その分チケット代もお得となります。
おすすめ航空会社は「ベトジェットエア」!
近年は安く海外旅行をする節約旅行者には必須の航空会社となったLCC。日本ではマレーシアのエアアジアやシンガポールのタイガーエアなどが知られていますが、ベトナムにもLCCがあり、「ベトジェットエア」と「ジェットスターパシフィック」という航空会社で、いずれもハノイに本社があります。ベトジェットエアは2012年に機内にて水着ショーを行い賛否両論を受けたあの航空会社です。一方ジェットスターはベトナム発のLCCとなります。
2019年1月には成田とハノイでベトジェットエアが直行便で結ばれるようになりましたが、実はLCCで東京発の直行便はこれが初。以前までは台湾経由で日本のバニラエアが就航していましたが、2018年をもってして路線が廃止されました。一方、関西とベトナムではベトジェットエアが関西⇔ハノイ、関西⇔ホーチミン。ジェットスターが関西⇔ダナンをそれぞれ直行便で結んでいます。これは旅行者にとってはかなりの朗報。通常直行便の相場は800~1200ドル前後ですが、LCCを使えば300~500ドル程度で行くことができます。
直行便の航空会社
関西発ベトナム行きの直行便をここではご紹介します。2019年度版ですが、旅行者はしっかりと現地の最新情報を入手するようにしてください。特にベトナムは近年成長中の新興国です。日本との友好・交流関係も年々深くなってきているので、路線もどんどん増えてくるはずです。
【ハノイ行】
1.ベトジェットエア
2.ANA
3.ジェットスター
4.JAL
5.ベトナム航空
【ダナン行】
1.ジェットスター
2.ベトナム航空
3.ANA
【ホーチミン行】
1.ベトジェットエア
2.ANA
3.JAL
4.ベトナム航空
経由便でおすすめの航空会社
LCCを使えば直行便でも比較的安く行くことができますが、「LCCは乗り心地が悪い」、「荷物が多いので、追加料金がかさむ」、「搭乗ゲートからバスで機体まで行く手間が嫌だ」といった人も少なくありません。そこで、ここでは乗り継いで行くおすすめの航空会社もご紹介します。
1.タイガーエア......シンガポール経由
2.キャセイパシフィック航空......香港経由
3.大韓航空......ソウル経由
4.チャイナエアライン......台湾経由
5.中国国際航空......北京経由
6.中国南方航空......広州経由
7.中国東方航空......上海経由
8.アシアナ航空......ソウル経由
トランジットが長くなる場合
経由便を利用するのであれば、「経由地となる空港」、「乗り継ぎの待機時間(トランジット)」の2つをまずは確認しましょう。1~3時間程度であれば、どこの空港でも食べて飲んで一休みすれば搭乗時間になりますが、3~6時間ほど待機時間がある場合は、できれば施設が充実している大きな空港を選びたいところですね。
東京発よりも利便性はいいかも
今回は関西国際空港発ベトナム行きの航空会社事情をご紹介しましたが、もしかすると東京発よりも利便性は優れているかもしれません。東京の場合は成田と羽田の選択によって航空会社も変わってきますので、自分の思い通りのチケットをとれない可能性があります。また、何と言ってもLCCが直行便で就航しているのは大きいです。関西から行く人は、これらのメリットをしっかりと利用して、航空券を選ぶようにしましょう。