東京からベトナム旅行に行く方は、各方面ともに路線がたくさんあるので、どの航空会社に乗ればいいのか迷ってしまいますよね。成田or羽田や直行便or経由便。どこを経由していくのが一番おすすめなのか......など、初めてのベトナム旅行者であれば、いろいろ調べて最善の選択をしたいところです。
そこで、今回はベトナム旅行におけるおすすめの航空会社や注意点などをご紹介します。
成田と羽田の選び方
2019年1月現時点では、ハノイとホーチミンは成田と羽田両方とも直行便が出ていて、ベトナム航空、全日空、日本航空の3つの航空会社がメジャーとなります。ただし、ダナン行きの直行便はベトナム航空で成田からしか出ていないため、もし経由便が嫌というダナン旅行者は、羽田の選択肢は捨てなければなりません。それ以外であれば、単純に自宅から空港まで距離が近い空港を選んだり、まだ羽田を利用したことがない人は、羽田を選んでみるのもいいでしょう。
LCC(格安航空会社)のおすすめ&注意点
近年流行っている格安航空会社(通称LCC)も利用価値があります。経由便も含めれば、ホーチミン、ダナン、ハノイの主要都市に格安で行くことができます。注意点はホーチミン行きの場合、バニラエアが2018年に撤退してしまったこと。また、機内食及び受託手荷物はオプションとなり、選択しなかった場合は7kgまでしか持ち運ぶことができません。お土産をたくさん買って帰るつもりの方は、予めオプションで受託手荷物サービスを追加しておくといいでしょう。
2019年1月時点では、LCCで行く場合はベトジェットエアが最有力。ただし、直行便は成田~ハノイ間しかありません。また、2019年初頭に羽田~ハノイ間の就航が予定されています。それ以外はエアアジアでも行くことができますが、マレーシアのクアラルンプール経由となるため、移動時間が10時間を越えてしまうのは注意が必要です。
経由便でおすすめな航空会社
直行便ではベトナム航空、全日空、日本航空がそれぞれ就航していると説明しましたが、それでは経由便はいかがでしょうか。2019年1月時点に就航している経由便は、人気どころでいえば下記航空会社となります。
1.エバー航空......台湾経由
2.タイ国際航空......バンコク経由
3.キャセイパシフィック航空......香港経由
4.大韓航空......ソウル経由
5.チャイナエアライン......台湾経由
6.中国国際航空......北京経由
7.中国南方航空......広州経由
8.中国東方航空......上海経由
9.アシアナ航空......ソウル経由
直行便ではなく経由便を利用する場合、ほとんどの旅行者が上記9つのいずれかの航空会社を利用することとなるでしょう。この中でおすすめは台湾、香港、中国経由。これらはベトナムと東京の中間地点にある都市なので、機内で過ごす時間が3~4時間と短いです。一方東京から韓国経由の場合、東京~ソウルが2時間、ソウル~ベトナムが5時間となり、機内で過ごす時間がアンバランスかつ所要時間がかなりかかってしまいます。
トランジットは絶対に確認する
経由便を利用する上で必ず確認しておきたいのが、「トランジットの時間」です。いわゆる経由地で過ごす時間ですね。例えば台北経由のチャイナエアラインは1時間30~3時間のトランジットとなります。1時間30分の場合は時間がなく足早に搭乗ゲートまで行かなければなりませんが、トランジットが短いため比較的おすすめです。
しかし、別の航空会社は場合によっては5~12時間のトランジットが発生します。基本は空港内で過ごすこととなるので、この時間の過ごし方を予め考えておかなければなりません。ちなみに中国経由の場合、空港内でWiFiは利用できますが、SNSは使うことができません。
航空会社選びには、あまり神経質にならないで
航空会社を選ぶ際に、最も重要視されるのは、上にあるトランジットの時間。それ以外の航空会社の質は、正直それほど変わるものではありません。ベトナムは東京からおよそ6時間のフライトとなるので、ひと眠りすれば到着してしまうので、あまり神経質にならないで、それ以上にベトナム現地の観光計画を綿密に立てることに時間を費やすといいでしょう。