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日本人に人気のホイアン2大リゾートホテル

毎年多くの旅行者のビーチリゾートの旅先として選ばれているベトナム中部地方。ダナンを中心に、複数の美しいビーチエリアと世界遺産を抱える人気の観光エリアです。

その中でも、とりわけ日本人に人気なのが「ホイアン」。ダナン国際空港からタクシーで小一時間ほどのところにあります。近年は世界遺産の旧市街周辺や近郊のクアダイビーチ周辺に、4つ星、5つ星の高級ホテルが建つようになりました。

今回は、日本人旅行者が安心して泊まれる人気のホテルを2つご紹介します。

旧市街周辺:アルマニティ・ホイアン

IMG_9263.jpg外観

今回紹介する2つのホテルは、「旧市街周辺」と「クアダイビーチ周辺」という立地。世界遺産観光に重きを置くならば旧市街周辺のホテルをチョイスすればいいですし、ビーチの方も楽しみたいということであれば、クアダイビーチ周辺のホテルがいいでしょう。

1つ目のホテルはこちら、「アルマニティ・ホイアン」。4つ星ホテルです。

旧市街まで徒歩すぐ!

IMG_1492.jpg旧市街へと繋がるレロイ通り

アルマニティホイアンは旧市街の入り口傍にあります。ホテル正面のレロイ通りを真っ直ぐ進めば、ものの数分で旧市街の古き良き町並みへと変わっていきます。歩いて世界遺産の町へ行くことができるのは非常に魅力。

近年は他にも幾つか4つ星、5つ星ホテルがこの界隈にできましたが、日本人を含めた外国人が満足できるサービスを提供できているのは、ここくらいのものと言われています。

モダンとクラシックのギャップを楽しむ

IMG_9174.jpg1階のカフェバー

"古き良き"そんなクラシカルなベトナムの町並みの中に、いささか不釣り合いなアルマニティホイアン。グランドフロアには広々としたレセプションロビーが広がり、脇の回廊には生演奏も聞けるカフェバーへと繋がっています。

ホイアンの町の基調に合わせて、多くのホテルがクラシックかつ伝統色に統一している一方、アルマニティホイアンは努めて対称的と言えます。それが同ホテルの魅力でもあるでしょう。

高級ホテルの醍醐味を味わえるファシリティ

IMG_9213.jpg美しいプールが敷地中央に広がる

アルマニティホイアンの第一印象は"透明度の高いホテル"といったもの。レセプション奥に広がるのは大きなスイミングプールで、その両サイドにはデッキチェアやテーブル席が配置され、パラソルの下でカクテルや料理を頬張ることができます。

異国の地でホテルプールで優雅な時間を過ごすというのは、南国バカンスの醍醐味ではないでしょうか。

IMG_9218.jpgピンクで統一されたスパルーム

また、アルマニティホイアンの宿泊者は、1日1回無料でスパを楽しめるサービスを受けられます。敷地奥に堂々と立つスパ棟は、すべてリラクゼーションルーム。マッサージルーム、フィットネスジム、ネイルサロン、スイミングプール、ヨガ教室などが勢ぞろい。

半日は世界遺産観光で、残りの半日は快適なホテルライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。

[local, 752]

クアダイビーチ周辺:ヴィクトリア・ホイアン・ビーチリゾート&スパ

IMG_9061.jpgプールの向こうには海が広がる

クアダイビーチ周辺でおすすめのホテルは「ヴィクトリア・ホイアン」。ホイアン旧市街からタクシーで10分ほどの場所に位置。ホテルで自転車をレンタルすれば、サイクリング気分でビーチや旧市街まで行くことができます。

アルマニティホイアンを含む旧市街周辺のホテルとの違いは、ずばり"敷地面積"。ビーチ周辺はまだ土地開発の段階なので、ヴィクトリアのようなリゾートホテルは、いち早く広い面積を陣取ることに成功。南国のリゾートホテルに相応しい、広大な面積を持つ5つ星ホテルとなります。

宿泊者を飽きさせないファシリティ&オプショナルツアー

IMG_9110.jpgオプショナルツアーは事前に説明を受けよう

ファシリティ&設備はどの5つ星にも負けていません。宿泊者のみ利用可能のプライベートビーチに、大き目のプール。テニスコート、スパ、キッズルーム、ライブラリー(娯楽施設)などが充実。

さらに目を見張るのが、ヴィクトリアホテルが独自で催行するオプショナルツアーの数々。バイクツアーや半日ホームステイ、水牛の世話、旧市街までのボートツアーなど、旅行会社が扱っていないツアーが多くあります。レセプションに訊ねればツアー冊子を貰えるので、数日滞在される方は積極的に利用したいところ。

IMG_9089.jpgホテル客室

近代的なレイアウトや内装のアルマニティホイアンと比べると、ヴィクトリアホイアンはベトナムの伝統的な建築技法が随所に見られます。木造でシックな暖色系の色合いで統一された客室は、中国の影響を古くから受けたベトナム建築そのもの。しかし、全室につく広いバルコニーは、フランスがもたらしたコロニアル建築の一つでもあります。

インドシナと呼ばれていたころに培われた、ベトナム伝統の建築技術が詰まっているのが同ホテルの特徴でもあります。

リゾートホテルと言えば「プライベートビーチ」

IMG_9106.jpg憧れのプライベートビーチが目の前に

ビーチエリアに宿泊するからには、絶対に欠かせないのがプライベートビーチですね。クアダイビーチは毎年雨季の暴風雨によって砂浜が少なくなってきています。その中でヴィクトリアホイアンの持つ区画は、まだ広い砂浜が健在。

晴れた日は美しい海を眺めながら海水浴をしたり、別途オプションで申し込めるマリンスポーツを楽しむことができます。

[local, 759]

どちらを選ぶかは旅の目的次第

今回紹介した2つのホテル。旅の目的が世界遺産ならばアルマニティホイアンがおすすめですし、ビーチでバカンスが目的ならばヴィクトリアホイアンがいいでしょう。

ホテルは単なる寝るところや観光の拠点ではありません。立地だけではなく、ホテルのファシリティやサービスなどをよく調べて慎重に決めると、より旅の充実度が増すことでしょう。

[local, 780]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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