「PHトラベル」は、ベトナムのホーチミンに本店を置き、北部ハノイ、中部ダナンの主要3都市に拠点がある大規模な旅行会社です。
今回は、そのダナン支店に密着。ダナン支店でツアーガイドをするベトナム人や、マネージメントをする日本人の働きぶりを拝見し、またインタビューをさせていただきました。
そこで、今回は筆者が感じたPHトラベルの5つの強みをご紹介します。
40名以上のツアーガイドが在籍!
ダナン支店には、のべ40名のベトナム人ツアーガイドが在籍しています。まだ観光地として発展途上のダナンは、最近になって日本人に知られてきているものの、それでもハノイやホーチミンと比べると、旅行者数は6分1以下と言われています。
そのダナンで40名ものツアーガイド(もちろん全員日本語堪能)を在籍させているのは珍しく、ベトナムに特化したPHトラベル社ならではの強みとなります。
旅行者の目的を全面的にバックアップ
ダナンに訪れる旅行者層は実にさまざま。男性女性はもちろん、年齢層も幅広く、学生から60代、70代の方々も少なくありません。海水浴に来た方、世界遺産を望まれている方、何か別の目的があって来た方など、彼らの旅の目的は人それぞれです。
そんな旅行者の滞在を丸ごとサポートしてくれるのが、PHトラベルのツアーガイドの人たち。旅行者の目的を裏で全面的にバックアップしてくれるので、何か困ったことがあったらすぐに相談に乗ってくれます。
例えば、「今回は女性一人旅です。個人ツアーをお願いしたいのですが、ガイドが男性だとちょっと不安です」との要望が実際ありました。その際は女性の年齢を考慮した女性ガイドを手配。これは何も特別なことではありません。事前にお知らせ願えれば、ガイド選びも可能となります。
平均年齢は30代後半のベテラン勢
ダナン支店のツアーガイドの平均年齢はおよそ30代後半。これは他の旅行会社とと比べると若干高めの傾向となります。しかし、それにもやはり理由があるようです。
まずは専門知識の違い。20代半ばくらいの若手もハノイやホーチミンの大手旅行会社ではよく活躍されていますが、ベテランと比べると知識が浅いことが挙げられます。ガイドブックやネットで見かけたような情報や、真偽が不明で疑いたくなる説明をする若手のガイドが時折見られます。
一方、30代40代のベテラン勢は、やはり良く調べている様子。ベトナムの現地記事を書き続けている筆者でも「そうなんだ!知らなかった」という説明を頻繁にしてくれます。旅行者にとっても面白く興味深いことでしょう。
ガイドの多くは留学経験&N2レベルの日本語
PHトラベルでは、しっかりと面接をして、よく吟味をした上でツアーガイドとして登録するかを決定しています。ですので、ツアーガイドとして活躍する40名はすべて優秀。日本に留学経験のある方、日系の大手企業で勤務経験のある方なども少なくありません。
また、日本語能力試験では「N2」のガイドが最も多いのも大きな強みの一つ。N2といえば、日系企業で社長秘書として働ける日本語レベル。通常の会話に不自由することはありませんし、ある程度込み入った話でも理解してくれます。突発的なトラブルがあった際も臨機応変に対応してくれることでしょう。
正式な政府公認のガイドライセンスを全員が保有
一見すると「当たり前じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は旅行会社の中には、ガイドライセンスがないベトナム人をアルバイトとして雇っているところも少なくありません(むしろそちらの方が多いかもしれません)。また、ガイドの中にはライセンスの期限が切れて、更新しないで仕事を続けている人も多く、旅行会社も見てみぬふりをしているようです。
ガイドライセンスを得るためには、大学を卒業して、当該国の言語を習得し、さらに一定期間の講習を受けて、しかるべきテストに合格しなければならないという高いハードルがあります。さらに、年々そのハードルは上がっている様子。しかし、PHトラベルは全員がガイドライセンスを保持。更新も必ず行っています。これは旅行者とガイド、ガイドと旅行会社との信頼の証。それをPHトラベルは重要視しています。
PHトラベルダナン支店を利用して、快適なツアーを
旅行者にとっては、旅の道中最初に知り合うベトナム人であり、また最も頼りになるパートナーがツアーガイドです。単なる名所の説明をするガイドではなく、旅の相談をしたり、ベトナムにまつわる面白い話を教えてくれたりと、旅行者とガイドの絆を深めていってください。きっと、期待以上に充実した旅をおくることができることでしょう。