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2018年2月のベトナム。各地で旅行のハイシーズンに突入!

2月というと、日本では一年の中でも最も寒さが厳しくなる真冬のシーズンですね。2月は11日が建国記念日で祝日ですが、日曜のため翌月曜日が振替休日となり、10(土)~12日(月)の3連休となります。この3連休、もしくは1日有給をとって4連休で弾丸でアジア諸国に海外旅行する方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は2018年の2月のベトナム現地の様子と、この時期の一押しエリアをご紹介したいと思います。

全国的に季節は「乾季」へと

IMG_0014.jpg真夏のシーズンの到来

2月は日本では真冬のシーズン。2018年は東北だけではなく、全国各地で積雪を記録していますね。一方ベトナムは長きにわたって続いていた雨季が終わり、徐々に乾季らしい気候になってきています。南部ホーチミンではまだ雨が降る日も少なくなく、例年より気持ち雨降りが多い印象です。ただし、雨が降るのは主に夕方もしくは深夜なので、観光にそれほど差し障ることはないでしょう。

全国各地の気候

IMG_0060.jpg旅行者も多くなる

ハノイ

ハノイはベトナムの中でも北部に位置しているので、気候は熱帯ではなく温帯となります。日本と比べると南国ではありますが、それでも若干の四季があり、2月のこの時期は冬に相当します。半袖短パンノースリーブといった服装だと寒いので、長袖にジャケット、ジャンパーなど上着は必ず必要となります。

ダナン

ダナンは熱帯モンスーン気候。2月のこの時期は乾季に入ったばかり。朝晩は冷え込む時間帯も多いですが、滞在中多くの日が晴れることでしょう。また、ダナン観光客の多くはビーチリゾートに憧れているかと思います。日中の晴れた日は蒸し暑くもなりますので、海水浴を楽しむこともできます。また、シーフード食堂は年中営業しています。

ホーチミン

南部ホーチミンは典型的な熱帯気候。2月現在は雨降り以外の時間は蒸し暑く、観光客はラフな格好で市内散策をすることができます。突然雨が降ることもありますが、そう長続きはしなく、せいぜい数十分でやみますのでカフェやショップ、スパなどで時間を潰すといいでしょう。

2018年2月のベトナムは旧正月の月!

IMG_0082.jpg正月恒例のフラワーロード

日本では正月はすでに過ぎてしまっていますが、ベトナムでは実はこれから。ベトナムは旧正月で祝う習慣があり、毎年正月の日付は変わります。だいたい1月下旬から2月下旬の間で決まることが多く、2018年は2月16日が元旦となります。

町中はどこも大変混雑して、都心に向かって大渋滞となります。また、ホテルや航空券、バスなどは一時的に値上がりするので、注意が必要です。

各地でフラワーロードが開催。旅行者もベトナム正月を楽しんで

IMG_1280.jpgフラワーロードの様子

ベトナムでは毎年恒例となるのが「フラワーロード」。ハノイはホアンキエム湖周辺、ダナンはバクダン通り、ホーチミンはグエンフエ通りで開催して、いずれも観光の中心地となるので旅行者も気軽に参加することができます。期間中は色とりどりの花が咲き乱れ、伝統にちなんだ各種イベントも開催されます。

ベトナム人にとっては一年で最も大切な日で、かつ最も盛り上がる時期。この期間にベトナムに旅行される方は、いつもの観光とは違った時間を楽しめるはず。なお、15日から一週間程度は各種お店は閉店となります。観光の中心であれば営業しているお店も多いですが、正月三が日は博物館含む多くの店が休業となります。

一押し観光エリア〜中部ダナン

IMG_2682.jpgダナンのバクダン通り

この時期の筆者のおすすめとなる旅先は、中部ダナン。中部地方が旅先として注目されはじめたのは、ここ数年のこと。それ以前から欧米人にとっては、人気のビーチリゾート&世界遺産エリアとして知られていました。

IMG_2687.jpgミーケービーチ

日本からダナンへ行く場合、直行便は成田空港のみとなりますので、その他の空港から行く場合は、乗り継ぎをする必要があります。3~4日の旅行であれば、他の都市を周る時間はないので、ダナンのみ、もしくはダナンとホイアンなどプラス1都市の周遊旅行を計画するといいでしょう。

一押し観光エリア〜ニャチャン

IMG_0260.jpgニャチャンビーチ

ニャチャンはベトナム中南部に位置するカインホア省の省都。ベトナムではダナンを凌ぐ最大のビーチリゾートとして知られています。7kmに渡って続くビーチエリアにおいしいシーフード。ナイトマーケットや仏教寺院、景勝地にテーマパークといった数々のエンターテイメントを楽しむことができます。

IMG_8582.jpgパラセーリングも人気

もしマリンスポーツを楽しみたいのであれば、ダナンよりニャチャンがおすすめです。ダイビング、ジェットスキー、パラーセリング、シュノーケルと一通り楽しむことができます。

また、ニャチャンビーチ沖にある離島を巡るツアーもあり、沈没船を模した水族館や船内で食事をしたり、アイランドビーチを楽しんだりすることができます。

真冬の日本からしばし南国ビーチへ

2月の堪えがたい寒い日々から、少し現実逃避をしてみませんか。日本からベトナムまではおよそ5時間~6時間。ひと眠りで到着した先は、汗ばむ陽気の常夏の国。ビーチに行くならばダナンとニャチャンがおすすめ。リゾート気分に浸りたければダナンへ、海水浴をひたすら楽しみたければニャチャンがおすすめです。

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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