ベトナム最新情報ブログ(現地在住ライターによるベトナムの記事)

夜の定番!ホーチミンの人気のナイトスポット5選

ホーチミン旅行者を見てみると、多くの方が夜に何処へ行くかに困っているようです。中にはホテルにこもって早々に寝てしまう人も。5つ星ホテルならばホテルファシリティが充実しているので、そちらを満喫するのも手なのですが、そうではない場合は、せっかくの海外旅行なので外出して夜のホーチミンを楽しみたいところですね。そこで、今回は旅行できたなら楽しんでほしい5つのナイトスポットをご紹介します。

1、ベトナムの民族衣装に焦点を当てた「シーホアンショー」

IMG_3519.jpg光と音を絶妙に使い分ける

まず最初にご紹介するのはシーホアンショー。別名アオザイショーとも呼ばれています。ベトナムに古くから伝わる民族衣装を時代別に紹介するのですが、特に際立つのがその演出方法。キャストは一切言葉を発しません。動作、音、光の3つで観客に訴えかけます。

IMG_9719.jpgランウェイを歩くキャスト。観客にお菓子を配る演出も

演目は複数あり、不定期に内容は変更します。特にパンフレットなどはないので、当日確認することとなります。演目の例は、下記。

・アオザイの時代の変遷を表したファッションショー
・古代ベトナム人の衣装
・山岳少数民族の生活風景
・伝統楽器による音楽

などです。また、出演しているキャストとの記念撮影の時間もあったりと、大ボリュームの2時間となります。グエンフエ通り沿いなので、開始時間まではドンコイエリアでショッピングやカフェレストランで食事をして待つことができるのも嬉しいです。また、シーホアンショーの入場券でアオザイ博物館も無料で見学することができます。多少早くに行って、博物館でさまざまな時代に着られたアオザイを見学しておくといいでしょう。

[local, 494]

2、「ナイトバー」で甘い夜の時間を

IMG_2647.jpg素敵な夜景をカクテルと共に

現在ベトナムではスカイバーが大流行。高層ビルの屋上でバーやレストランが営業していて、夜景を楽しみながらカクテルやディナーを楽しむことができます。市民劇場周辺であれば5つ星ホテルのバーを利用するのもいいですし、ベンタイン市場周辺であれば、いくつか人気のスカイバーがあります。いずれも眺めは抜群。一杯1000円ほどする高級カクテルに酔いを任せて、ベトナムのナイトライフを満喫していってください。

IMG_1950.jpgⒸMalt

また、スカイバーの他にもナイトライフを盛り上げてくれるバーは1区内にたくさんあります。特に多いのは観光客が最も行き交うドンコイエリア。それと外国人が多いレタントン通り周辺です。例えばドンコイエリアの真ん中にあるバー「モルト」は客層のほとんどが外国人旅行客。独特のウエスタンな雰囲気は西洋人に大人気。料理はアメリカ、ドイツ、イタリアなどを揃え、ビールは自家製のクラフトビールやチェコ産を飲むことができます。近年はおいしいビールにこだわったバーが増えてきたので、ビール好きは事前にお店を調べてみるといいでしょう。

3、竹籠を使ったアクロバティックショー「アオショー」

A O SHOW - 5.jpgⒸAOSHOW

市民劇場に定期公演しているのが、こちらの「アオショー」です。出演者は全員サーカスや雑技団出身の人たちで、南部名物である竹籠を使ったアクロバットなショーを鑑賞することができます。もちろんメインのショーは約40分すべて見ごたえがありますが、それと併せて楽しんでいってほしいのが市民劇場。

IMG_8748.jpg市民劇場内部

市民劇場はオペラハウスとも呼ばれていて、コロニアル建築はフランス統治時代に作られたもの。プチパリと呼ばれる所以です。普段市民劇場は閉館していて、外観の写真撮影しかできませんが、アオショーのようなイベントが開催されるときは、入場券保持者だけが入場することを許されます。通常のイベントは不定期なので、旅行者は滅多に参加することはできませんが、アオショーは週に1~2度ほどやっているので、多くの旅行者に市民劇場内部に入る機会を与えてくれます。

[local, 275]

4、根強い人気を誇る「ディナークルーズ」

IMG_7709.jpg魚の形をしたベンゲー号

ドンコイエリアからタクシーに乗って5分ほど南下したところにある埠頭では、毎晩旅行客向けのディナークルーズ船が定時就航しています。船は複数社から出ていて、サイゴン川を周遊するタイプと、単に船に乗って船上ディナーをとるタイプの2つがあります。周遊する船はおよそ20時に就航するので、その時間に間に合わない人は後者を利用するといいでしょう。

IMG_7725.jpgタウ「サイゴン号」の船上の様子

船のタイプによってはコース料理とアラカルトを選ぶことができます。オプショナルツアーに申し込むタイプではコース料理が基本となり、「サイゴン号」や「インドシナ号」などが該当し、アラカルトで都度オーダーするのは事前予約不要の「ベンゲー号」となります。いずれも甲板に出て夜景を愛でることができますし、ディナー中には伝統音楽やダンスなどさまざまなイベントの鑑賞を楽しむことができます。

[local, 477, 255]

5、ベトナムの夜と言えば欠かせないのが「ナイトマーケット」

IMG_8419.JPGベンタイン市場周辺ナイトマーケット

最後にご紹介するのは、ナイトマーケット。「ベトナムといえばナイトマーケット」というほど現地ではメジャーな夜の過ごし方です。ホーチミン旅行者にとってはベンタイン市場周辺で開催されているナイトマーケットが最も近くておすすめです。また、毎晩開催している点も嬉しいですね。時間は毎夜19時前後から徐々にお店が開き始め、ピークは20時から22時。お店は23時過ぎまでやっています。

IMG_8414.jpgナイトマーケットの様子

ベンタイン市場のナイトマーケットに出ているお店は外国人観光客向けのお土産店がほとんど。刺繍入りのバッグやポーチ、洋服などはお土産に最適ですし、置物雑貨は自分や家族用にいかがでしょうか。また、他エリアのナイトマーケットよりも、ここは食堂屋台が多く出ています。定番のベトナム料理の他、郷土料理やシーフードなどどこの店もメニューは豊富なので、是非いろいろと試食してみてください。

[local, 81]

ベトナムで充実したナイトライフを

今回紹介したスポット以外にも、旅行者を満足させてくれる名所やエリアがあることでしょう。自分で町を散策して見つけてみるのもいいですし、ガイドブックに載っているような王道どころで外れ無しの時間を楽しむのもいいでしょう。まだ夜のプランを決めていない方は、是非こちらを参考にしてみてください。

[basic, 316]

著者プロフィール

著者写真

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

カテゴリー別記事一覧

月別記事一覧

  • ベトナム さくっと 早わかり!
  • カンボジア さくっと 早わかり!