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ニャチャンでドイツ人が経営するドイツ料理を「ハウスブレーメン」

ベトナムの誇るビーチリゾート「ニャチャン。ニャチャンビーチの脇に広がるニャチャン市街地の中でも、フンブオン(Hung Vuong)通りやグエンティエントゥアット(Nguyen Thien Thuat)通りなどは旅行者のための町づくりがされています。また、この一帯はニャチャンに魅了された在住欧米人も多く、彼らの多くはレストランを経営して自国の料理を本場さながらの味で提供しています。



今回紹介するのはドイツ料理レストラン「ハウスブレーメン」です。

アクセス

外観。一際光るネオン看板が目印外観。一際光るネオン看板が目印

同レストランがあるのは市街地の中心を走るフンブオン通り。ベトナムにおける店探しでは、番地と通りの名前を店看板と見比べながら歩くことになります。通りの右側が偶数ならば、左側は奇数という法則も覚えておくと心強いでしょう。ただし、フンブオン通りは番地がころころと変わるので、多少の注意は必要です。

路地の入口路地の入口

また、ハウスブレーメンは大通りから一本路地を入った先にあります。ビエットゥー(Biet Thu)通りとグエンティミンカイ(Nguyen Thi Minh Khai)通りの間にある路地と覚えておきましょう。この路地を入り、少し歩いた左手に同レストランが見えてきます。

気軽に入れる店内

屋内席。5つのテーブルと少ない屋内席。5つのテーブルと少ない

レストランは間口が広く玄関となる入口ドアがないオープンレストラン。ベトナムではこちらが主流ですね。冷房がない代わりに頭上の壁につけられた扇風機があります。屋内席はテーブル5つにそれぞれグリーンのテーブルクロスが敷かれ、らせん階段を上がった上階はどうやら同レストランのオーナー夫妻が暮らしているよう。縦長の一般住居を改築してレストランにするのは、路地裏レストランやカフェの王道。ベトナムらしくていいですね。

入口傍のテラス席入口傍のテラス席

外の様子を観察したい方は入口傍のテラス席の方が解放感があっておすすめです。筆者が行ったときは2つあるテーブル席は埋まっていました。その後屋内席も2つ席が埋まり、客はいずれもアジアと欧米人で現地のベトナム人は見当たりません。外国人旅行客もニャチャンでの食の楽しみ方を分かっている様子です。

ビールで乾杯

こちらはホーチミンで人気のビールこちらはホーチミンで人気のビール

ドイツ料理レストランに来たからといってすべてをドイツメニューで埋めることはぜんぜんありません。せっかくベトナム旅行に来たのだから、まずはベトナム料理を知るところから。写真上のこちらはビアサイゴン。ホーチミンを中心とした南部で流行っている国産ビールで、北部にはハノイで流行っているビアハノイもあります。



ベトナムのビールは日本産よりも大分味が薄く、ビールが苦手な方でも比較的飲みやすくできています。まだ苦いという方は、ジョッキに氷を入れてもらってさらに味を薄めるといいでしょう。「ビールに氷?」とびっくりされる方もいるかと思いますが、東南アジアではよく見られる光景です。

ドイツ料理を食す

予算は一品20万ドン前後予算は一品20万ドン前後

料理はドイツ料理のみ。30種ぐらいはあったでしょうか。サラダは一人一皿無料でついてきます。ドイツ料理を頻繁に食べたことがあるという日本人はそれほどいないと思いますが、「ドイツ料理といえば?」なにを思いつきますか。おそらく多くの方はソーセージではないでしょうか。それは間違いありませんね。ドイツではソーセージが名産。さらに付け合わせにマッシュポテトやハッシュポテト、ポテトとベーコンの炒めなどと併せて食べるのが普通。また、肉料理はチキンがよく食べられていて、写真上右の料理はハッシュポテトとチキンとブラックペッパーソース添えです。左はジャーマンソーセージとマッシュポテト。マスタードも添えられています。

ブラックペッパーのいい香りがするブラックペッパーのいい香りがする

ただ、多くは揚げ物、肉、ポテトがメインなのでカロリーはいずれも高めの印象です。ドイツ料理レストランに来る場合は覚悟していくといいでしょう。また、二人から三人用のスペシャルメニューもあり、ドイツ料理で定番のソーセージやチキン料理、ポテト料理を余すことなく楽しむことができます。値段は40万ドン~。1人だととても食べきれる量ではありません。

<DATA>

名称:ドイツ料理レストラン・ハウスブレーメン(German Restaurant Haus Bremen)
住所:24/9C Hung Vuong St. Nha Trang
営業時間:12:00~23:00

[local, 509, 228, 20]

著者プロフィール

著者写真

ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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