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アンコール遺跡チケットの購入が必須

シェムリアップ観光客は漏れなく訪れるアンコール遺跡。アンコールワットをその象徴に、アンコールトムやロリュオス遺跡など数多くの遺跡が町中に点在しています。しかし、これらの遺跡を巡るためには、入場券が必要となり、入場券は決まった窓口でしか購入することはできません。

ツアーの参加者はガイドと一緒にバスで連れて行ってくれるので迷うことはありませんが、2日目の遺跡観光の方や、最初から個人旅行を望んでいる旅行者の中には自身で遺跡周りをする人も多くいます。そんな方のために、今回は入場券の購入方法をご紹介したいと思います。

購入場所

IMG_7451.jpg外観。大きな建物

入場券売り場は御覧のように大きな建物です。市街地からアンコールワットに向けて北上し、途中右に折れた場所にあります。トゥクトゥクで10分程度でしょうか。


グーグルマップで場所を確認してください。6号線と並行して走っている道路で、こちらも大通りなので間違いないように。トゥクトゥクで行けば迷うことはありませんが、バイクをレンタルしてご自身で向かう旅行者も最近は目立ってきています。そのせいか、この入場券売り場の周辺には交通警察がたくさんいてネズミ捕りをしていますのでご注意ください。

IMG_7458.jpgチケット売り場の様子

売り場の建物に入って正面通路を歩くと、すぐにチケット売り場の窓口が姿を現します。全部で40くらいの窓口が設けられているので、ハイシーズンで旅行者が多い時期でもそれほど行列で待たされることはありません。

また、例えツアーに参加していても入場券は本人が買うことが必須のため、ガイドが代理で買ってきてくれることはありません。必ず本人が窓口で購入しなければなりません。

IMG_5603.jpg時間は朝の5時過ぎ

最も混む時間は早朝かもしれません。アンコールワットの日の出鑑賞を目的とした観光客が揃って入場券を購入するので、朝の5時過ぎには御覧の有様。限定された時間なので日中よりも混雑しています。ただし、それでも待たされるのは10分15分のレベル。窓口のスタッフも大変手際よくさばいています。

入場券の料金と種類

IMG_2659.jpg1日券を買ってみた

入場券は3種類あり、それぞれ料金と使用勝手が異なります。また、料金は2017年初頭より大幅な値上げが実施されました。1日券に関しては従来の2倍近く料金が上がったので、古い情報をお持ちの方はここでしっかりと更新していってください。

■種類と料金

1日入場券:37ドル
3日間入場券:62ドル
7日間入場券:72ドル

■注意点

1、1日券は当日限り。入場券に日付が印字されているのでバレます。
2、3日間および7日間入場券は、連続した日にち、もしくは自分で都合のいい日を3日ないし7日選ぶことができます。これは入場券購入時のみ選ぶことができ、購入後の変更はできませんのでご注意ください。
3、購入窓口ではカメラにて顔写真を撮ります。予めサングラスや帽子などを脱いで、すぐに撮影に臨めるようご協力ください。
4、入場券を他人に転売したり、譲渡することはできません。(そのために顔写真を撮影します)
5、ベンメリア、プノンクーレン、コーケー、プレアヴィヒアはアンコール入場券が不要。別途入場券が必要となります。

その他の留意点としては、2日間入場券はないということです。※2017年4月現時点
ですので、2日間行きたいという人も、3日間入場券を購入しなければなりません。ただ、1日券を2回購入するよりや安いです。

また、12歳未満の子供およびカンボジア国籍の方は無料となり入場券が不要です。ただし入場券のチェック時にパスポートチェックが入る可能性があるので、パスポートをできるだけ持参するようにするといいでしょう。

入場券は常に肌身離さず

IMG_7579.jpgツアー参加者も個人旅行者も同様

この入場券は遺跡や遺跡のある敷地内に入る度に使用することになります。スタッフが遺跡傍などに待機していて、ツアーの場合はバスに入ってきて一人ずつ入場券のチェックをします。トゥクトゥクやバイクの場合もしかり。敷地に入って一度チェックをし、さらに遺跡前で再びチェックをする場合もあるので、入場券はすぐに出し入れできるように肌身離さず持っておきましょう。

まとめ

入場券は2017年からかなり高くなってしまいましたね。例えば2日滞在で2日間とも遺跡巡りを考えていた方は、遺跡観光を1日にして、残りの1日は別の観光スポット、もしくはアンコール入場券のパスが必要ないベンメリア遺跡などに行くというのも一つの手となります。是非日本にいるうちから計画を練っておいてください。

[local, 538, 533]

著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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