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ホーチミンでベトナム人の友達を作れる5つの場所

ベトナム旅行では、現地の人々との交流も自身の中で貴重な経験になるはずです。友達になったら観光案内してくれることもありますし、ラインやフェイスブックといった連絡先を交換できれば、日本に帰国してからも連絡をとることができます。しかし、ただただ市内を歩いて観光しているだけでは、話せるベトナム人といえばホテルスタッフやレストランやショップの店員程度。

そこで、今回は「ベトナム人の友達が欲しければここに行くべき場所」を5つご紹介します。

場所1、路上カフェ

VIET_20170401_05.jpg現地人との最初の交流の場になるかも

まず最初にご案内するのは『路上カフェ(屋台)』です。フランス統治時代からはじまった路上カフェの習慣は、最初はフランス人と上流階級の嗜みだったらしいです。しかし、すぐに大衆に溶け込んだ習慣へと変わっていきました。ベトナム人は誰もが路上カフェが大好き。朝の出勤前や昼下がり、深夜屋台には毎日多くの現地人でにぎわいます。

IMG_3601.jpg夜の屋台

路上カフェの小さな椅子に座って道を行き交う雑踏をぼんやりと眺めてコーヒーを啜る。そんな時間を過ごしていると、ふと隣の若い男女が声をかけてくれます。市内の大学で日本語を勉強している学生もいれば、英語を駆使して外国人と会話をしてみたい人など、人懐っこいベトナム人はとても積極的にコミュニケーションを計ろうとしてくれます。みなさんも恥ずかしがらずに、一緒にカフェタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

場所2、公園

VIET_20170401_04.jpg中高年世代にとっては懐かしい風景では?

日本に住んでいると、「公園」と聞いて思いつくのは子連れファミリーの散歩道程度では。しかし、写真上のようにベトナム人にとっては若者の集まる場所として、とても重宝されているオアシス的存在です。おすすめの公園は4月30日公園と9月23日公園。どちらもホーチミン1区の市内中心にあり、4月30日公園は聖母マリア教会の横、9月23日公園はベンタイン市場の斜め向かいにある広場です。

CIMG2374.jpg4月30日公園の昼下がり

筆者のおすすめは4月30日公園。近くに人文社会科学大学があり、多くの学生が日本語を勉強していることから、こちらの公園に座っていれば時期に声をかけてくれることでしょう。日本語の参考書を持ってベンチに座っている学生に声をかけてみてもいいでしょう。日本だとちょっと怪しい人みたいですが、ここは大らかな国のベトナムであり、みなさんは外国人。きっと相手も喜んで応じてくれるでしょう。

場所3、カフェ

VIET_20170401_02.jpgホーチミン市内にはいたるところにカフェがある

ホーチミンの名物スポットである『カフェ』は、友達作りの場としても活躍してくれます。カフェは何も外国人向けというわけではなく、客層のほとんどはどこも現地人です。ドンコイエリアやベンタイン市場周辺はどちらかというと外国人を意識した高級カフェが多いので、足を運んでほしいのはツーランクほど下げた若者行きつけのカフェです。日本ではマクドナルドやファミレスで勉強する学生をよく見かけますが、ベトナムではカフェとなります。

IMG_6270.jpg一人カフェをする女性も多い

カフェはベトナム人にとってはとても身近な存在です。1区中心には冷房の効いたカフェが多く、特に女性は日焼けしないよう屋外より室内を好む傾向にあります。学生に人気のホットアンドコールドやコイカフェ、アーバンステーションにコーヒーハウスといったチェーン店には、いつ来ても女子学生やカップルでいっぱいです。日本語を勉強している人も多いので、きっと声をかけてくれます。会話の相手になってあげたり、簡単なベトナム語を教えてもらったりしてください。

場所4、人文社会科学大学

VIET_20170401_03.jpg人文社会科学大学校舎内

ベトナムの大学はユニバーシティというよりカレッジの要素が強いです。日本の総合大学のように一つの大学でいくつもの学部を扱っているわけではなく、文学部の大学、理系の大学、銀行の大学、法科の大学といったように細かく分かれています。1区の中心、4月30日公園から徒歩10分程度離れた場所にある人文社会科学大学は、主に外国語を勉強する学生が集まる大学で、偏差値は高く日本の早稲田クラス。

IMG_65926573861389.jpeg卒業式は英国式

人文社会科学大学には在住外国人もベトナム語を学びにやってきます。筆者もここで数か月勉強のため毎日通いました。校舎には屋外自習室があり、みんなはそこで勉強しているので、みなさんも溶け込むように自習室に座っていれば、おのずと話しかけてくれることでしょう。こちらの大学では英語と日本語を勉強している学生が一番多く、その次にフランス語、ドイツ語、韓国語となります。日本語率は正直圧倒的なので、日本語の教科書を持っている学生を見かけるのにそう時間はかかりません。誰もが笑顔で迎えてくれますので、こちらから話しかけてみるのもかまいません。

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場所5、イベント

VIET_20170401_01.jpgジャパンフェスティバルにて

最後はホーチミンで開催されるイベントです。日本関連の交流イベントも年間を通して多数開催されます。フィールジャパンやジャパンフェスティバルはその定番どころのビックイベントです。こちらに参加する多くの若者は日本に興味を持っている人なので、交流する機会もたくさんでてくるでしょう。

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IMG_4472.jpgイベントの日本ブースにて

現在ホーチミンは日本ブーム。日本食レストランはどこも現地人で盛り上がっていますし、日系のダイソーをはじめとした小物ショップも若者の間で注目されています。

日本に興味がある人や日本語を勉強している学生、日系企業に勤めているベトナム人の方々は、往々にして日本人と触れ合う機会を求めています。最初はカタコトの日本語でのやりとりで、ちぐはぐの会話になるかもしれませんが、一生懸命喋ろうとしている彼らの姿勢を見ていると、なんだか微笑ましくみえます。せっかくベトナムにやってきたのだから、現地の人たちに声をかけて、友達になってみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

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ペンネーム: サイゴンの便り
学生時代にベトナムの民話と民族を研究して以来、毎年一回はベトナム旅行を楽しむように。そして、2011年に念願だったベトナムへの移住が決定。現在はトラベルライターとして、ベトナム各地の観光情報を読者にお届けしています。旅行者が寄り付かないようなローカルエリアに住んでいるので、毎日のんびりとした素朴な時間をおくっています。趣味はバドミントン。

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